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吾妻さくら病院

院内の活動やイベントをお伝えします。吾妻の魅力やさまざまなでき事もご紹介します。

吾妻さくら病院 放射線科

2022-12-02 10:48:19 | 健康・病気
こんにちは!!吾妻さくら病院の放射線課スタッフです。前回は、医療現場において放射線の活用についてお話をさせて頂きました。本日は、放射線の種類と違う磁気で利用する最新医療のMRI検査について紹介したいと思います。

医療現場で行われているMRI検査とは、核磁気共鳴画像(Magnetic Resonance Imaging)の意味で磁気を使った検査です。

私達は、体の内部を調べるためにX線を利用して検査をして来ました。時代の流れが進み、新しい画期的な無害の磁気を利用したMRI検査が誕生しました。放射線のX線は、体を被曝させてしまいリスクを考えなければなりませんがMRI検査の磁気は体に無害なので考える必要がなくなりました。その点がMRI検査の利点であり凄いところです。

その原理として、磁石にはN極とS極の空間において磁場が発生しています。その磁場の中に体を入れて電磁波を加えます。そうすると体内にある水分子(H₂O)の水素原子が反応して核磁気共鳴現象が起こります。そして共鳴している水素原子の反応信号を読み取って画像が完成し見たい内部組織が分かるようになります。

検査部位の場所として頭部、脊髄、腹部、骨盤部などの多岐にわたって検査ができます。頭部検査では、脳梗塞や脳腫瘍、血管の動脈瘤や血栓に対して早期の発見が出来ます。脊髄では、椎間板ヘルニアや圧迫骨折の発見ができます。腹部検査では肝臓や胆のう、腎臓などの癌の発見に役に立ちます。骨盤部においては子宮、膀胱、前立腺の病変の発見ができます。

まとめとして、MRI検査はこれから医療現場で大いに役に立ちX線CT撮影検査との併用によって病変診断範囲が広くなり患者様への貢献が大きくなると考えます。






こちらの写真は、先月24日早朝にみられたダブルレイボーです。幸運を招くとか・・・

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吾妻さくら病院 栄養課

2022-11-11 09:37:14 | 健康・病気
こんにちは。
吾妻さくら病院 栄養課 管理栄養士です。

朝晩の寒さがこたえる季節になってきましたね。中之条の山々も、赤や黄色に色づきとてもきれいですよ。

11月14日は世界糖尿病デーです。
世界糖尿病デーは、糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け、世界規模で糖尿病に対する注意を喚起しようと、IDF(国際糖尿病連合)と世界保健機関(WHO)によって1991年に開始され、2007年には国連の公式の日になりました。

11月14日は、1922年にチャールズ・ベストとともにインスリンを発見したフレデリック・バンティングの誕生日にあたります。インスリンの発見により、糖尿病治療に画期的な発見に敬意を表し、この日を糖尿病デーとしています。

世界糖尿病デーのシンボルカラーはブルーです。全国糖尿病週間には、全国各地の建物など、ブルーにライトアップするイベントも行われます。
この日を中心に全世界で繰り広げられる糖尿病啓発キャンペーンは、糖尿病の予防や治療継続の重要性について周知する重要な機会となっております。

糖尿病対策の基本は、適度なエネルギー量でバランスよい規則正しい食事です。

① 適正体重を保ちましょう。
② 1日3食、主食・主菜・副菜をそろえて、野菜から食べる習慣をつけましょう。
③ よく噛んで食べましょう。
④ 腹8分目でストップしておきましょう。
⑤ 夜遅く、寝る前には食べないようにしましょう。
⑥ 食後少しでも歩きましょう。

ちょっとしたことですが、毎日の心掛けが大切です。食品中に含まれる隠れ油やアルコール、おやつの過剰摂取に注意し、塩分にも注意しましょう。



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吾妻さくら病院 薬局スタッフ

2022-10-27 11:50:03 | 健康・病気
年末年始にむけて感染に注意しなければいけないウイルスがあります。

昨年、おととしと流行していないインフルエンザウイルスです。

今回は、インフルエンザ予防対策をご紹介します。

【手洗い】

インフルエンザ予防の基本は手洗いです。時間は、30秒以上が目安です。
手のひら、手の甲、指の間、爪の先、手首までしっかり洗いましょう!接触感染するので家族で手拭きタオルを共有はせず、使い捨てのペーパータオルが安心です。

【こまめに緑茶で喉を潤す】

喉の粘膜についたインフルエンザウイルスはわずか数分で体内に侵入する為、帰宅してからうがいをしても、インフルエンザにはあまり効果がないことがわかっています。うがいよりも、こまめに緑茶を飲むことが効果的です。緑茶のカテキンには、抗ウイルス作用があり、10分おきを目安に1口、2口でよいので緑茶を飲んで喉を潤す習慣をつましょう。

【手を触れる場所は、こまめに消毒】

ドアノブや手すり等にインフルエンザウイルスが付着すると、24~48時間生存します。家庭の中で手が触れるドアノブやテーブル、階段の手すり、キッチン、トイレの水栓等をこまめに消毒するよう心がけましょう。

インフルエンザをしっかり予防して「かからない」「うつさない」ようにしましょう。


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吾妻さくら病院 地域連携室

2022-10-20 14:17:54 | 健康・病気
新型コロナ(何時まで新型なのでしょう)第7波も多少落ち着きを見せてきました。全国旅行支援も始まり人の移動がどんどん増えていくと思いますがまだまだ油断は禁物です。気持ちを引き締めて頑張っていこうと思います。

今回は病院の「機能分化(きのうぶんか)」についてお話したいと思います。
日本全国多くの病院・医療機関がありますが、その全てが同じではありません。本来であればどこの病院でも同じ医療が受けられるのが理想ですが、それには医師を始め多くの人員を確保し常に最新の医療機器を揃えそれを使える人員をまた確保し、使用出来る建物を作るといった莫大なお金と人が必要になります。また、人員・機器・場所を準備できたとしても患者様をずっと入院させているとすぐにベッドは埋まってしまい治療を受けられない人だらけになってしまいます。そのため国が進めているのが病院の機能分化です。
読んで字のごとく病院が行う医療の「機能」を「分ける」事で大きく3つに分かれます。

1:高度急性期医療機関・急性期医療機関
救命救急や専門的な治療を必要とする特に重傷者に対し病状の早期安定化を目的に医療を提供します。病気や怪我によって入院期間が概ね決められており治療が終了すると退院となります。ここで言う「治療終了」とは元気で元通りでは無くあくまで病気・怪我の急を要する治療が終了した、と言うことです。患者様からすると「まだ治っていない」と感じる事もあります。テレビドラマ等で主に取り上げられるのはこの分類が多いです。

2:回復期医療機関
急性期における治療が一段落し、状態は安定しているが、日常生活に戻るにはリハビリやケアが必要な患者様を受け入れる医療機関です。こちらも病気・怪我により概ね入院期間が決められていますが、日常生活への復帰を目的にその間専門的なリハビリテーションを受ける事ができます。

3:慢性期医療機関
急性期・回復期を経て状態は安定しているが、長期にわたり医療的な管理を必要とし、在宅での生活が困難な患者様を長期的に受け入れる医療機関です。専門的で高度な医療や、専門的なリハビリテーションを受ける事はできませんが、日常生活のケアや医療的管理を受けながら長期的な療養を受ける事ができます。吾妻さくら病院はこの慢性期病院です。

患者様の病状や身体の状態により適切な医療を受けることができるための機能分化ですが、各医療機関がバラバラに動いていたのでは患者様は医療を受ける事ができません。各医療機関がしっかりと連携を取り合い患者様に最適な医療機関での治療・療養を受けるため紹介・受付・相談を行うシステムが私達地域連携室になります。

普段生活していると気になりませんが、病気や怪我で弱ってしまった時に全ての人が必要な知識を持っているわけではありません。困った時は各病院の連携室・相談員に気軽に声をかけてみてください。きっと力になってくれると思います。もちろん当院でも。

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吾妻さくら病院 介護医療院

2022-10-06 10:38:05 | 健康・病気
こんにちは、吾妻さくら病院介護医療院です。

猛暑だった夏もあっという間に過ぎ去り、すっかり秋の装いとなりました。段々と山の木々も色づき始め季節の移り変わりの早さを感じます。新型コロナウイルスの第7波はやや落ち着いてきた様子ですが、医療機関として油断すること無く引き続き対応していきます。

介護保険の話が最近続いていましたので、今回は「訪問診療」と「往診」の話をしたいと思います。どちらも病院に来るのが大変な患者様の自宅に医師が伺って診察を行う事ですが、違うのは呼び方だけではありません。

「訪問診療」とは計画的な医療サービス(診療)を行うことです。

月に1~2回の訪問診療を行うため、容態悪化の予防や自宅にいながらの長期療養も可能になります。毎週○曜日の○時にと約束して医師が訪問の上、診療します。1週間ないし2週間に1回の割合で定期的、且つ、計画的に訪問し、診療、治療、薬の処方、療養上の相談、指導等を行っていきます。

また、患者さまやご家族の方からご相談を受けた時点で、これまでの病歴、現在の病気、病状などを詳しく伺い情報収集を図ります。その上で、どのような治療を受けられたいか、ご家族の介護力や経済的な事情なども詳しく伺いながら、診療計画、訪問スケジュールをたてていきます。

それに対し
「往診」とは突発的な病状の変化に対して医師がその都度訪問して診療を行うことです。

在宅での急な病状の変化に対して、普段からお世話になっている医師にお願いし診察に来てもらいます。基本的には困ったときの臨時の手段です。分かりやすい例ではドラマ等で自宅で具合が悪くなり「ちょっと先生呼んできて!」という往診のシーンが見られます。

病気等様々な要因で介護や医療が必要となった場合でも生活するためには様々な支援があります。医療も介護も自分や家族で抱え込まず、まずは相談してください。
当院でも訪問診療を実施しています。困った事があれば是非一度お声かけください。



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