■Hummer H3 - Briefcase
うーわーーーなんと!!!
あの、超人マジシャンDavidくん(過去記事必見)がついにCMに!!!
大こーふん!
テーブルクロス引き、ケース思いっきり押さえてるよ!
ハンカチ、車隠せてないよ!
と、相変わらずアホアホなんだけど
Davidくんファンとしては、ちょっと演出がきになったり。。
「うさんくささ」が足りないのと、彼のよさを分かってない。のだ。
Davidくんのなにが面白いかって、
念力送ってる感の「溜め」と、終えた後の「疲労と満足の表情」。
最後の女子カットのせいで彼のマジックタイムが短くて、溜めがぜんぜん不足なのと
表情に疲労感がない。ハンカチおろした瞬間、ゼーゼーいっててほしかった。。
頷きも、「よし。やったぞ。」っていう頷きじゃなくて、
「うん、いいのいいの。あれでいいの。」な意味に見えるから なんか、ちがう。
カメラ手持ちで撮って、
最後のコピーは、彼の表情に寄った絵に白字で※つけてのせてほしかったなあ。
わかんないけど。素人動画っぽくしたい。
とにかく女子はいらん。
あとテーブルの下から人が出てくるとき、カメラ寄らない方が絶対いい・・
と、いろいろ言ってしまいましたがディレクターはパルチザン所属の人。
でも、作品見てると、なんで今回この人に依頼??とギモン。
向いてる方向がぜんぜんちがうきが。
企画はおもしろいのに、もったいない。
それにしても、カンヌを獲った「30秒ばにー劇場×VW」とかもそうだけど、
既存のおもしろコンテンツを商品に落とすチカラ、がすごいなあ。
たとえば日本で最近流行ってる「やわらか戦車」がCMになったとしたら
かわいいキャラクターとして起用されるだけ、な気がしてしまう。
本質にのっかった流用、じゃなければ、タレント広告と同じ。
ついカッとなってぶっちゃけちゃったりしました。
最近荒い映像の持つリアリティが気になります。ブレアウィッチプロジェクトしかり、政権放送しかり、携帯で撮影した事故映像しかり。
Hummer H3 - BriefcaseのCMも
どちらも現実の現象をマジックっていう表現でやってるだけで嘘じゃない、わかりやすい広告で伝わってきたよ。
ストレートな表現
ハンディでやっているのもマジックとか嘘っぽくないのをわかりやすくデイビッドくんの売りのとこまんま演出してたと思えた。だって車が布の後ろに入ってくるとこあえてみせてんだもん。
ばかばかしいタレントのイメージとどこまでもばかばかしく緩みきったCM。
これやるには断然勇気が要ったと思うし、ちゃんと考えているよ。隙がない。
ライブ映像とかね。
作り込まれてないリアルな印象を作り込む、というのが私もきになる。
>ゆうじ
うん。ちゃんとおさえるとこおさえてあると思う。
初め見たとき爆笑したし、
やばいソッコー書こう、と思ったのだけど
何度も見てたら、うーんなにかがひっかかる・・と思えたのよね。
きれいにまとめすぎなかんじなの。
たぶん自分の中で「バカバカしさ」の定義みたいなのがあって
これは、ちょっと足りないきがした。
構造やプロットはいいんだけど。
演出。
表情のひきだしかた。
絵の質感。
まあ、すんごい細部な話だけど。
でもアホなものはディティールが命!だと思うのね
他のはいいなー。疲れてる。
http://www.boardsmag.com/screeningroom/commercials/3206/
http://www.boardsmag.com/screeningroom/commercials/3207/
http://www.boardsmag.com/screeningroom/commercials/3208/
ああいう、ちょっとしたうさんくささがなくなって、「いかにも」な雰囲気が画面からにじんでるから好きくない。
http://www.youtube.com/watch?v=TOdr2-tUlxw
元ネタのカッパーフィールドはこの人なんだけど、元ネタのカッパーフィールドのほうがちゃちい。
でいびっと君おそるべし!!
惜しい、っつーか、もったいない。
まず、テロップを持ってる女子は要らん。
どうしても使いたいなら
最初から「IT'S NOT MAGIC.」を持って
フレームぎりぎりに立たせておく。
・・・のはおもんないな。やっぱ要らん(笑)。
ハンカチはあまり揺らさないで欲しかった。
もったいないけど、最初のテーブルクロス引きのネタは
捨ててでも、ハンカチの「溜め」を長くして
もっと「ハンカチに念を送ってる」感が欲しかった。
で、最後の得意げな顔の前に、額の汗を拭うくらいの
大げさな「疲労&達成感」の芝居も欲しかった。
あと、デビッド・チェスターフィールドって本名?芸名?
もし芸名なら、たぶん本物のマジシャンである
デビッド・カッパーフィールドのパロディってことだと思う。
が、だとしたら、演技の胡散臭さは本家に負けてる。
昔、カッパーフィールドが来日して
「東京タワーを消す!」という大マジックをやった時の
アクションのバカっぷりはマジでハンパなかった。
チェスターにもあのくらい迫真でやって欲しかった。
まあ、あの脱力加減もネタだと思うけど、
もっともっとマジシャンっぽい動きを誇張しても
いいように思えた。
というのも、もし彼の芸風を知らない小さな子供が見たら
「マジックのパロディをやってる」って分かるのかな?
と、思ってしまうようなカットもあったから。
例えば、ゲートのバーを上げ下げする芝居。
なんとなく弱い気がした。
単にゲートを紹介してるようにさえ見える。
ガレージを開ける時にロングになるのも不思議。
汗だくでプルプル震えてる顔に寄るよなぁ・・・。
だんだんシャッターが開いていく
ガレージの中からその顔を撮る。俺ならそうすると思う。
・・・とかなんとか、いきなり初見で色々書いたけど、
これは全部「マジックのパロディをやる」ことだけ
考えた場合の意見に過ぎないんだよね。
笑いとかバカっぽさは「落差」の問題だから
「マジックのパロディをやる」という前提を見てといて
それを真面目にやってない、というのも狙いなワケで、
さらに、「真面目にやってない」くせに
疲れる芝居だけ本気でやってたら、それはそれで
もうひとつ「落差」を作れてるワケだし。
だから、何かが絶対的に良いとは当然言えないけど
なにぶんCMは時間がないから、
「マジックのパロディ」であることの一点に
もっと心血を注いでも良かったかな~、
と思いました。以上です。ご清聴有り難うございました。
また長くなりました。ごめんなさい。
作り手として、否定的にはみれない。
背景があって、それをよしとした仕事であって、それを受け入れた発注主のクライアントがいるわけで、それがみえてしまうから。
批評するんは簡単さ。
責任が無いもの。
言いたいことがあって、そうしたければ、そうするべきだ。
その仕事で演出の仕事をとってきて初めて思い通りにすればいい。
それができないのであれば、だだの責任の無い、ステレオタイプの日本人。
言いたいことだけ言う。何もできない。ただ批評するだけ。
本気で思うなら自分がそういう演出をしてからものを言え。
意見を言うことは責任を負うことです。
コトバにする以上言葉にプライドもってんでしょ。
期待してます。
徹夜な中コメントさんきゅうね・・
そうそう、白いテラテラのシャツがびろーんとだらしなく出てるのがいいんよね。
カッパーフィールドは知らなんだ。パロディだったとは。(おそい?)
その映像、手品すごいんだけど前半の女体絡みの無意味さのほうがウケた。
>むらはん
というわけで、「マジックのパロディ」なことは今まで全く気づかなかったわたし。笑
でも前のでいびっと君映像はすんごい爆笑できた。
CMのほうは、寄りが少ないよね。
大真面目に大ウソをつく。
というのが彼のキモなとこだから
ウソつきな彼の挙動がポイントなのよねえ。
わたしも、批評するだけ、ってきらい。
自分だったらどうするか。は、いつも考える。
>背景があって、それをよしとした仕事であって、それを受け入れた発注主のクライアントがいるわけで、それがみえてしまう
っていうの、すごくわかる。
先輩達がよく言う「だから、しょうがない。」も、よくわかる。
わかるけど、わたしは、言いたくない。
作り手の背景なんて、受け手は知るわけないから。
出てきたものがすべて。
だから、CMでもWEBでもなんでも
受け手の視点で評価して、作り手の視点で再構築する。
自分だったら、いち消費者の自分に響かせるために、どうやるか。
考える。
考えることしか、できないんだ。
けど まだタマゴの立場だからこそ、
わたしやむらはんは、自分の力ですべてコントロールして作れる時がくるまで
せじは自分で特集組んで意味あるジャーナリズムを発信できる時がくるまで
いろいろなものを見て、いろいろ考えることは、すごく大切だと思うのです。
トレーニング。
で、実作業でのしがらみは、
いろいろ経験した結果思うけど、
やっぱりぎりぎりなところまで相手を説得することは可能で。
で、「なんでいいか」を伝えるチカラをつけるために、
いろいろ見て、いろいろ考えて
いろいろ、書いて、いるのです。
でも、ゆうじはずっと経験値が高くて
いろんな人の仕事して
たくさん悩んでるのも知ってるから
口先だけでピヨピヨ言ってるのが甘いと感じるのも
わかる。
よ。
まあ、とにかく9/3は肉で。