輸入車・外車にお乗りの方に限った話ですが、シガーライターを使った電源確保に困ったことはありませんか?フォルクスワーゲンのゴルフに乗っていたころ、シガーライターに取り付けたソケットが接触不良でなかなかつながらず、少しゆがんだ形にすると、通電するという目に遭いました。ほかを探そうと思ったのですが、あらゆる市販のソケットが「外車・輸入車で一部ご使用できない車種がございます」と書かれており、通電しなければもったいないと思って買えませんでした。おまけにディーラーもほとんど情報を持ちません。どこのメーカーなら大丈夫とも教えてくれません。純正部品も見たことがありません。というわけで、イチかバチか買ってみたら、うまくいったという経験を紹介します。しかし、外車オーナーにとっていつまでこんな情けない状態が続くのか。1000円もしない安い買い物とはいえ、無駄にしたくはありませんよね。
メーカーはSEIWA ばっちり使えます
イチバチ作戦で成功したのはプジョーのSUVの2008です。外から見ただけでは、国産車とソケットの形状がどれだけ違うかなどは全く分かりません。購入時、ディーラーに聞きましたが、どこの商品を買ったら大丈夫かなどの示唆はなく、「買ってみなきゃ分からない」という情けない答えでした。まず、ゴルフ時代のソケットを差し込んでみました。USBの口が1つあるタイプです。残念ながら反応なし。それから3カ月ほどしてドンキホーテで買ったSEIWAという会社の「DEM024」というソケット。2・4アンペアのUSBが2口(ポート)差し込めるタイプですが、ばっちり使えました。包み紙にはもちろん「外車・輸入車で一部ご使用できない車種がございます」と書いてありましたが、2008に関しては全く問題ありませんでした。
スマホ時代、車に電源は必須
スマホのカーナビ機能が「使える」ものになって以降、車のUSB電源はなくてはならないものになりました。ブルートゥース機能で車の端末画面とつなぎ、カーナビの音声のほか、スマホに保存された音楽を聴けるようになるなど、車とスマホの一元化がどんどん進んでいます。もちろん電話の通話も可能。かかってきた電話はそのまま会話できます。そうした機能をフルに使うためにスマホを生かそうとすれば、絶対に必要なのは電源なのです。こんな機能を使えばあっという間にスマホのバッテリーは上がってしまいますしね。
モノタロウのカークリーナーで成功確認
ソケットを買う前に、最初に試したのはカークリーナーでした。株主優待でタダでもらった通販会社MonotaRo(モノタロウ)の商品で、差し込むとすぐに使えました。そこで、同じ形状のソケットは販売していないのかと問い合わせてみたところ、「分からない」との答え。たぶん、国産車と輸入車でソケットの形状が違い、使えない物があるなんてことは、知らなかったのでしょう。そんな経験を踏まえて安いソケットを買ってみたのです。
ディーラーもメーカーも考えてほしいな
ところで、2008にはシガーライターのソケットのほかに、USBの差し込み口も付いています。ディーラーからはUSBではスマホの充電はできないと言われました。しかし、私のASUSのスマホは充電できました。ただ、ハブを使って差し込み口を増やしてつないでみると、端末に1つしかつなげないと表示がでました。そこで、充電にはシガーライターのソケットが必要と判断したのです。
それにしても、車にとってスマホがこれほど重要になっている現在、電源をどう確保するのか、メーカーもきちんと考えて欲しいです。