ジャパンライフの元会長である山口隆祥氏がパクられましたね。テレビで報道を見たという知人は「分かりやすいな~」と言っていました。安倍晋三氏が首相を辞任し、菅義偉氏に首相を引き継いだ途端の逮捕劇でしたからね。
毎日新聞が改めて報じていますが、ジャパンライフは山口氏あての「桜を見る会」の招待状を活用して安倍首相の肝いりであることをアピールし、被害者から荒稼ぎをしていたことが伝えられています。安倍首相も昨年の国会でこの件を追及されましたが、その際に彼は山口氏とは会ったことがないと答弁したようです。それをうのみにしたネトサポも見かけました。
そこでこの動画を見てみましょう。昨年12月に公開した日本共産党youtubeチャンネルの「大門ゼミ」の動画です。講師は大門みきし参院議員。
(日本共産党youtubeチャンネルの大門ゼミ動画から)
大門氏が用意した悪徳マルチ商法・ジャパンライフの年表をキャプしました。山口氏は1975年の時点であこぎな商売をしていたようで、国会に呼び出しをくらっています。
そんな山口氏は1984年、安倍晋太郎外相のニューヨーク渡航に同行しとりました。晋太郎氏の秘書官は息子たる晋三氏。大門氏は「二人が会っていないわけがない」と断じています。
晋三氏がオヤジと徹底して別行動を取っていれば話は別なのでしょうが、それだと秘書官は務まりません。てか晋三さん、国会でウソをついたことになりませんかねこりゃ。
時は流れて2014年。動画では10分すぎのあたりですかね。
自転車操業をしていたジャパンライフも決算がはかばかしくなく、ついに行政が立ち入り検査をしようってことになりかけます。「なりかけ」てのは、担当課長の交代などがあって、召還という軽い対応になったからです。
このくだりを大門氏が説明していますが、動画を見る人はあらかじめ「本件の特異性」「※政治的背景による余波懸念」というワードを頭に入れておくと良いでしょう。あと「総理マター」かな。
なんにせよ命拾いをした山口氏のもとに、安倍首相の主催する2015年の「桜を見る会」の招待状が届くわけです。いやー、くさいねえ。プンプンにおうねえ。
動画で大門氏が言っていたが、もし2014年の時点でジャパンライフが立ち入り検査を受け、会社として息の根を止められたら被害総額は半分に抑えられたという。それを総理マターで被害総額を倍に広げられた。こらあ改めて、首相を持していち国会議員となった安倍氏に洗いざらいしゃべってもらわんといかんわねえ。
安倍氏には山口氏と面識がないっていうウソをついた疑いがあるし、何より被害者が大勢いる話だもんでね。臨時国会は3日間で閉じてしまったが、さっそく再び開いてもらって、新型コロナなど喫緊の課題とともにジャパンライフの件で安倍前首相に申し開きをしてもらおう。安倍さん、しくよろです。
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