X(@sledgekawasaki)では告示前に表明した件ですが、改めてブログでも書いておきます。
と言いますか、先日書いた神奈川・藤沢市長選についてのブログ記事を非公開とします。一応記事のURLはこちら。→ https://blog.goo.ne.jp/adulttkg2/e/c6960417a517ea5d7d2112e2c2d73eec
私も把握しきれていなかったのですが、当初、日本共産党湘南地区委員会が自主支援をするとした相原りんこ市長候補=無所属=は過去にSNSで外国人差別を助長する投稿を拡散するなどの行為をしていたようです。
共産党同地区委員会は8日、相原氏の主張を改めて調査した結果、「人権やジェンダー平等など政策の重要な点で、わが党の見解・認識とは根本的な違い」が明らかになったため、自主支援を取りやめ、自主投票に切り替えると発表しました。
残念ですが、すべての差別を許さない立場から現地の共産党の方針転換を私は支持するものです。
2月4日投開票の京都市長選。日本共産党が支援した福山和人氏は無念でしたが、群馬県の県庁所在地たる前橋市では、共産党が自主支援した小川晶氏が自公候補に圧勝でした。
同市で初の女性市長という快挙です。おそらく夜明けの「しんぶん赤旗」日刊紙にて、小川氏勝利の要因は分析されているでしょう。紙面を楽しみにしています。
それで、今後気にかけておきたいのが神奈川県の東南部に位置する藤沢市の市長選挙です。今後、と言っても悠長な話ではなく5日後の2月11日告示、18日投開票というスケジュールですが。
この藤沢市長選に相原りんこ氏が国政野党系の予定候補として立っており、共産党湘南地区委員会は既に相原氏を自主支援することを表明しています。ぜひとも京都市長選の善戦、前橋市長選の歴史的な勝利を足掛かりに国政与党系vs国政野党系の首長選を「2勝1敗」と白星先行に持っていきたいところです。
しかしこの相原氏に、SNS上で一部の左派・リベラルアカウントから心ない攻撃が組織的に行われています。その内容が、過去の相原氏の主張や発言を引いて「右翼っぽい」「トランスヘイター」などとそしるものです。
まず「右翼っぽい」というのがそもそもの誤認で、相原氏は2018年に社会民主党に入党したことが既に公表されています。ソースは2019年であり、現在も党籍があるかは不明ですが、私も僭越ながら共産党に相原氏のことを問い合わせており、先方の回答は「相原氏は社民系の人」というものでした。検索すれば素性が容易に分かるにもかかわらず、相原氏を右翼的な人物かのようにレッテル張りするのは、社民党の名誉を棄損することにならないでしょうか。
また相原氏に「トランスヘイター」という非難が一部の左派・リベラルから浴びせられていますが、これはデマ・流言飛語の類と言わせてもらいたいと思います。藤沢氏在住と思われる辻堂太郎さん(@tsujidohtarou)が相原氏の公約を書いたリーフレットを画像で紹介していますが、そこにはトランスヘイトはおろか、排外主義的な政策など一切書かれていません。トランスヘイターなら「トランス排除の公約を入れさせろ!」などと主張して、共産党もとうてい自主支援をしようとは思わなかったでしょうね。
それもそのはずで、そもそも1月24日付「しんぶん赤旗」で共産党が相原氏を自主支援する旨を表明した記事を掲載していますが、そこで彼女が共産党も参加する藤沢革新懇の世話人であることを書いています。また同記事で、共産党も参加する市民団体「平和な民主藤沢市政をつくるみんなの会」が相原氏としっかり政策を確認していたことも伝えています。
要は相原氏の素性や過去の主張や発言をすべて織り込みずみの上で、市民と野党の共闘の再構築を模索する日本共産党はおそらく藤沢革新懇や「平和な民主藤沢市政をつくるみんなの会」を通じて彼女と政策論議を重ね、自主支援を行う判断に至ったとみるべきでしょう。現地で話がついているなら、事情を知らない藤沢市外の外野としてはあれこれ憶測で足を引っ張るのでなく、候補者個人の資質に対する不満はいったん腹に収めて自民系候補の打倒に力を貸すのが政権交代を求める人々のあるべき姿だと思うのですが、どうでしょうか。
藤沢市長選に立候補を予定しているのは相原氏、現職男性市長と前神奈川県議の男性です。市長と前県議はいずれも自民系と言われています。事実上の自民分裂選挙ですね。
であるなら唯一の野党系であり、女性でもある相原氏に何としても票を集めて、彼女を新市長とし、国政で自民党政治をさらに追い詰めるべきでしょう。告示まであと5日と迫りましたが、都民である私もSNSを駆使して、相原りんこ予定候補の勝利に全力を挙げたいと思います。