神から与えられた自由。

神から与えられた自由を活用して、善と悪を識別する能力を開発しなければなりません。

私には自由意思があると言い放つことは誰にでも出来ますが、その同じ人がエゴと欲望によって自らの自由意思を蹂躙しています。

愛は心の目で見えるものであり、静寂の声として聴こえるものであり、思い遣りとして顕現しているものです。

あなたが犬である時、神はリードを握っている飼い主です。

あなたが魔物である時、神はあなたの血を一滴残らず飲み干す暗黒女神です。

あなたが動物的性質を欲しいままにしている時、神はあなたの中で沈黙しています。

あなたが人間性に目覚めた時、神はあなたの親しき友として振る舞います。

神はあなたを支配したり、命令したり、操ったりしたりはしません。

神はあなたが自らの自発的な全くの自由な意思によって神を愛することを望んでいます。

神の名前によって人を傷つけてはなりません。

神を理由に人を侮辱してはいけません。

神の為と言って人のものを奪ってはなりません。

神の掟を語って人を罪に定めてはいけません。

愛の力。

人は愛の力で純粋になります。

実際、愛(プレマ)は人を純粋にすることの出来る唯一の力です。

愛は神と人を結ぶ唯一の絆です。

愛によってのみ、“私であること”から“私達であること”に意識が拡大されます。

愛の無い所には反目や争いがあり、愛の在る所には調和や協力があります。

偉大な魂(マハートマ)とは愛(プレマ)そのものになりきっている 人のことです。

もし神や悪魔から、あなたは何者なのか？と問われたら“私は愛です”と答えることが正しい答え方です。

犠牲と献身は愛の花であり、愛の芳香です。

人びとが正しい道に復帰することが神様を喜ばせます。

神から授けられた能力を間違った使い方をして、神を嘆かせていることは、真に嘆かわしいことです。

核兵器によって神は脅かされませんが、人間自身が脅かされています。

愛の力が私達を清く正しく美しくするのです。

真善美を説いた古代の哲学者達は、神は愛であることも説きました。

霊性の本質は今も昔も変わりません。

私達は愛の実践によってのみ真理を悟るのです。