時代を象徴する言葉があります。
トレーターユガには、シーターラーム。
ドゥワパラユガには、ラーデーシャーム。
カリユガにはジェイサイラム。
それは、その時代に於ける霊的愛の特徴を表しています。
シーターとラーマの真実。
ラーダとシャーマ(クリシュナ)の真実。
サイとラーム(至高の神)の真実。
自然は神の影に過ぎない。
私達は自然界の美しさに魅惑されるが、自然は神の影に過ぎないのだから、その影の本体である神の美しさはどれ程のものなのだろう。
自然は神の影に過ぎない。
科学者は自然界の神秘に魅惑されるが、自然は神の影に過ぎないのだから、その影の本体である神の神秘はどれ程のものなのだろう。
自然は神の影に過ぎない。
私達は自然界に属していると思っているが、自然は神の影に過ぎないのだから、私達は、その影の本体である神に属しているのだ。
古来から自然界は実体のない影のようなものだと言われている。
しかし、影があるなら、その影を投げかけている実体があるのだ。
まさに、神こそがその実体に他ならない。
ヴィーガンでいることや神の御名を唱えることは、そうしようと思えば誰でもできる、特別な能力や高い知性や優れた道徳性や高潔な人格など何一つ必要としない、ただ必要なのはそうしたいという衝動だけ。
ほとんどの場合、それが出来ないという言い訳は虚偽。
何故なら誰でも何の努力も無しにできることなのだから。
何が起きようとも、あなたの受け止め方次第で、それがあなたを神に近づけたり神から遠ざけたりします。
何が起きたかではなく、どう受け止めたかが問題なのです。
これは､私達の心の態度、人格、人間性の問題です。
心の態度如何によって、何が起きようとも、それが私達を善くしたり悪くしたりするのです。
自分の弱さや罪深さに拘って、不安や恐れや怒りや憎しみをのさばらせてしまってはなりません。
悔恨によって人は神仏を仰ぎ見るようにならなければなりません。
自身を卑下したり、他者を非難したりして地獄の淵を覗き見るような真似をしてはなりません。
ライオンが眼を覚ましうなり声をあげると、小さい動物はみな大あわてです。そのようにあなたが目覚め、プラナヴァ･マントラ(オームのこと)をくりかえすとき、暗闇の中で気取って歩いていた卑劣な動物的本能は逃げだします。あなたのハートの内に、時間と空間を越える実体があるのです。プラナヴァによって、あるいはなにかほかのシンボルによって時空を越える実体に接触しつづけるとき、野卑な思考や衝動はあなたに近寄ることができません。神の恩寵を手に入れるなら、いかなるものもあなたを傷つけることはできません。占星術師がおそれおののく最も強力な星の結合からくる悪い影響力も、一瞬のうちに消失します。この世のことにかんしてはやさしく語りなさい。次の世にかんしては真実を語りなさい。霊的愛は武器です。霊的探求は車輪であり、霊的愛という光を得るために絶えず回転させておかねばなりません。
ｰ黄金の宇宙卵 P 182~183 ｰ。