スワミの愛を伝えることで、内面的な奇跡を共有しましょう。
愛は、放射であり、拡散であり、拡大だからです。
心から心へ、魂から魂へ、変容の連鎖を起こします。
ラーマの正義、クリシュナの甘い愛、シヴァの犠牲が私達の誰の胸の内にも内在しています。
私達の現実は、私達の創造物です。
私達が生きているリアリティを感じることができるのは、神の力が私達の内に内在しているからです。
生命は神の奇跡であり、意識は神を写す鏡です。
献身と犠牲の火であなたのエゴと欲望を灰にしなさい。
あなたをこの世に縛り付けている迷妄というロープを断つのはブラフマジナナという叡知の刃です。
ブラフマジナナ=ブラフマン(梵)のジニャーナ(叡知)
梵行という清浄行によって覚醒する叡知。
節制や禁欲、ひいては犠牲や献身を意味する。
それによってどうこうというのではなく、節制や禁欲、犠牲や献身それ自体がブラフマジナナそのものです。
ブラフマンは純白の輝きであり、純血、純粋、清浄、清らかさを象徴します。
ヒマラヤの大雪山の峰みねにブラフマンの崇高さを思います。
犠牲、献身という徳行はブラフマンの崇高な清らかさへの憧れを生みます。
灰になった欲望やエゴは生命や精神の沈静に他なりません。
沈静は心をこの世の雑事から解放します。
｢神の御名こそは、あらゆる病気を遠ざけておくための、最も効果的な薬です。ですから、言い訳の盾に身を隠さずに、全てのバジャン会に参加しなさい。もしあなたが病気であれば、バジンャンが治癒を助けます。言っておきますが、バジャンの最中に神の御名を口にしながら死ぬほうが、他の時に死ぬよりもはるかにいいのです。
また、娯楽として、ファッションとして、その場限りの一場面として、あるいは毎日果たすべき強制的な日課として、ナーマ サンキルタンに携わってはいけません。ナーマ サンキルタンは、浮き世の事物に対する執着を取り除き、あなた自身を清め、強くし、生死の輪廻から、ひいてはあらゆる悲しみからあなたを解放してくれる霊性修行の一環と考えなさい。このような恐ろしい病に対する修行法としては、物足りなく見えるかも知れませんが、それは万能薬なのです。｣
ｰ サッティア サイババ ｰ 。
バジャン=神を讃える歌を歌うこと。
ナーマ サンキルタン=夜明けに神を讃える歌を歌いながら居住区域を練り歩くこと。
霊性修行=サーダナ(神に帰融することを目指して行う修行、スピリチャル プラクティスの日本語訳)。
大勢の人と共に神を讃える歌を歌っている時、誰でも身分の上下を気にしなくなります。
人間は、自分で思っている以上に身分の上下を気にする生き物です。
殆どそれは本能と言って良い程のものです。
その本能的な痛みを中和するために、礼儀作法や道徳観念を発達させて来ました。
大勢の人と神を讃える歌を歌っている時には、その痛み、(それはエゴの痛みですが)を忘れていることができます。
神だけを見ている人が、正しい道に入ります。
何を見ても、そこに神だけを見る人だけが、正しく生きることができます。
正しさは神との一致の中にあるからです。
人は苦しみから逃れたい一心で神に注意を向けます。
然し、苦しみが去ると神のことを忘れてしまいます。