高松のスポンジ DON

高松で社会人3年目を送る人の日記
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イスタンブール一人旅 2日目その1 「濡れハンバーガーとアヤソフィア」

2014年04月23日 01時22分15秒 | イスタンブール一人旅2014

 2014年1月29日、イスタンブール一人旅2日目の話。外は雨。なかなかの雨。そして寒くて風も強い。推定2度。ぬぬぬ。けど週間天気予報を見ると、明日以降は天候が回復するらしいので今日一日は我慢!屋内で過ごせるところへ行こう。


↑ 雨のタクシム広場

 トルコ人は雨が降っていても傘を差さない人が多い。結構な雨なのに、見た感じ6割は差してない。傘を差して片方の手が使えなくなるより、少々濡れても両手フリーの方が快適なんだろうか。文化・習慣の違いだな。

 タクシム広場のケバブコーナーは朝から営業中。よし、今日の朝食は濡れハンバーガーにしよう!


↑ 朝から開いているタクシム広場のケバブコーナー


↑ あったかそうな濡れハンバーガー

 やはり寒い中で食べるあったかいハンバーガーはうまいねえ!雨でテンション下がり気味だったけど、おいしいものを食べるとまた今日も動き回ろう!とやる気が出てくる。

 というわけで、屋内で楽しめそうな場所、「アヤソフィア」に行ってみることにしよう。タクシム広場から地下ケーブルカー、トラムを乗り継いで旧市街へ。


↑ イスタンブールの旧市街

 旧市街はイスタンブール一の観光地ではあるが、冬のローシーズン+雨で辺りは閑散としている。

 アヤソフィアは、4世紀にキリスト教の大聖堂として建てられたものの、15世紀にこの地域がオスマン帝国の支配下となった際に、イスラム教のモスクに改築されたらしい。へぇ~。


↑ アヤソフィア

 4本の塔(ミナレット)は、モスクとなった後に付け加えられたものであるため、内側の建物より新しいのがわかる。今はモスクとしての役割を終え、博物館になっているとのこと。


↑ 夏には大行列ができるらしいアヤソフィア入口

 オーディオガイドを借りたけど、「東の○○は・・・」とか「南の△△は・・・」のような説明が多くて、どちらが東か南かわからない僕にはどこの説明をしているのかがわからず、あまり役に立たなかった・・・。情報は「地球の歩き方」と「るるぶ」で十分!


↑ アヤソフィア入口


↑ これがアヤソフィア!

 天井を見渡すと、ところどころにキリスト教の古い宗教画が見られるものの、それを圧倒するように、イスラムが感じられる黒地に金色の文字が書かれた大きな円盤が飾られている。

 どちらかというとキリスト教に親しみを感じる僕にとっては、キリスト教の大聖堂がイスラム教に敗れて乗っ取られたような、暗い雰囲気に感じられる・・・。


↑ キリスト教の宗教画とイスラム教の円盤

 ちなみに黒い円盤に書かれている文字は、「アッラー」とか「ムハンマド」とか書かれているらしい。へぇ~。どの円盤がアッラーかはわからんけど。


↑ 天井のキリスト教の宗教画は、キリストを抱くマリア


↑ ステンドグラスが印象的

 上の写真下の金色の門のようなものは、イスラム教の礼拝のときに用いられたもので、聖地メッカの方向を差しているらしい。ほう~。


↑ 2階に上がる通路

 2階へは、階段ではなくスロープで上がる。車いすでも上がれるようにバリアフリー…ではなく、馬に乗ったままでも上がれるようにスロープが作られたらしい。へぇ~。オーディオガイド情報。

 2階ではキリスト教の古いモザイク画をいくつも見ることができた。


↑ キリスト教のモザイク画を見学する

 上の写真のモザイク画は、キリスト教の大聖堂からイスラム教のモスクに改修された後に一度黒く塗りつぶされたらしく、その影響か保存状態が悪く3分の1ぐらいしか残っていない。


↑ 3分の1だけ残ったキリスト教のモザイク画

 それでもキリストの顔はしっかり残っている。これほんとにモザイク画か?絵具で描いた壁画では?とも思ったけど、よくよく目を凝らして見ると、確かにキリストの顔が小さなドットの集まりであることがわかる。やはりモザイク画だ!


↑ よく見るとキリストの顔は小さなドットの集まりであることがわかる

 こんなにきめ細かいモザイク画は初めて見る。すばらしいなあ。モザイク画は絵具の画より長期保存に向いているから、今日でも美しい姿で見ることができるらしい。へぇ~。・・・情報過多。


↑ 2階から眺める天井画と円盤

 外に出ると、雨は小降りになっていた。このままやんでおくれ~。

 歩き始めると、トルコ人に「ニホンジンデスカ?」と日本語で声をかけられた。このあたりは日本語を話すトルコ人が高いじゅうたんを売りつけてくると「地球の歩き方」に書いてあったけど、それだろうか。「そうですけど…。」

 トルコ人「どこから来たの?東京?大阪?(日本語)」
 僕「大阪。(本当は高松だけど知らんでしょ)」
 トルコ人「いつ来たの?いつまでいるの?」
 僕「昨日来た。1週間くらいいる。」
 トルコ人「私は横浜でトルコのじゅうたんを売る仕事をしているよ!おいで!お店に招待するよ!」
 僕「・・・。」

 この辺りで逃げようかとも思ったけれど、このトルコ人ならトルコサッカーについていろいろ知っているかもしれない。

 旅行前から「トルコでサッカー観戦をしよう!」と計画していたものの、チームのオフィシャルサイトはトルコ語ばかりだし、トルコでサッカー観戦した日本語の旅行記も最近のものは見つからず、情報が少なかったのだ。

 僕「今週、サッカーのトルコリーグの試合ありますか?」
 トルコ人「OK、今調べるよ。(スマホを取り出して)31日8時からのベシクタシュ戦と、2日19時からのガラタサライ戦があるよ。」
 僕「ベシクタシュのスタジアムはどこ?」
 トルコ人「郊外のオリンピック・スタジアム。」
 僕「ホームのイニョニュ・スタジアムではないの?」
 トルコ人「イニョニュ・スタジアムは改修中。改修が終わるまではオリンピック・スタジアムでホームゲームやるよ。」
 僕「なるほど、ありがとう!テシェッキュル エデリム!」

 オリンピック・スタジアムの地下鉄最寄り駅も教えてもらって、いい情報を得ることができた。ありがたい!この後、このトルコ人に「うちの店でチャイをごちそうするよ!おいでよ!」と誘われたけど、これは「地球の歩き方」に載っている、断れない日本人がじゅうたんを買わされる典型的なパターンだったので、バイバイ!と言ってさよならした。


つづく!


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