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おかんとナースの発達障害奮闘記

ADHD.注意欠陥、多動性障害とLD.学習障害の息子とナースのおかん。母子家庭・・諦めない将来への挑戦。

中学校で通級は必要?

2015年06月10日 | 日記
 早いもので6年生秋。このブログの記事全ての症状は毎日
 日常茶飯事。

 中学の学校生活の具体的なイメージを掴む為、入学予定の
 中学校に特別支援体制があるのか、小学校の支援担当の
 先生に同伴して頂き、中学へ出向いた。

 現在、特別支援学級は知的クラスと情緒クラスがあるとの事。
 私としては、入学前に「通級」を確定しておきたかった。中学の
 先生方は息子がどのクラスの授業が適しているのか、まずは
 入学し普通学級を経験してから何の教科をどのように通級
 決めていくのが良いのではないかとのことだった。

 息子の行動や学校生活を考えれば、通級は望ましいと思えて
 しまう反面、中学の先生からは現在小学校で通級をしないで
 なんとかなっているなら、入学してからしばらく様子を見て決定

 しても良いのではないかと判断され様子を見ることにしてみた。

 でも・・・。私だけではなく、息子本人が無理そう・・・。と自分で
 言ってしまった。
卒業まであともう少し、いよいよ息子も学習障害の
 文字を書くことが苦手という部分へ緊張を感じた日でした。

学校と同級生、発達障害は明かすべきなのか?

2015年06月07日 | 日記
 母親のマザコン完全管理の中、小学校生活は普通級の
 まま進んでいる。担任の先生も、特別支援コーディネーター
 の先生も、普通学級でも問題はないとの見解だけど・・・
 今後このままで通れるはずがない・・・。

 見た目には解らないので同級生へ気付かれていないけれど、
 ある日の帰宅時、息子が浮かない表情で居たので気になって
 どうしたのか質問をしてみた。

 「今日ね・・・。掃除の時間にバケツの水をこぼしちゃったんだよね
  ・・・それで悪気は無いと思うけれど、お前障害かよ?って言われ
  ちゃった・・・
」と。

 中学に入学したら特別支援学級でなくても「通級の形」でフォロー
 してもらう必要がありそう・・・。
 思春期での周囲への告知は、いじめや不登校に向かうリスクがある
 から慎重にすすめていこうと息子と話した。
 

性格なの?発達障害なの?

2015年06月06日 | 日記

 以前にも書いたけれど・・・。
 息子の行動を見ていると、障害なのか性格なのか・・・。
 自分の子供でも理解できない
シーンが多すぎる。

 例えば、日々のお風呂のシーン。入ることを後回しに
 して結局入らないことが多い。
 気温が高い日や運動などで汗をかいた日であっても同じ。
 着替えもしないで寝ていたこともある。
 
 お風呂に入ったとしても、湯船に浸かるだけで洗った様子
 がない時がある・・・。

 私は、ついつい気になって世話を焼くけれど・・・。
 12歳にもなって、そこまで手をかけてあげたら完全なる
 マザコンへ進むしかなくなる。

 障害だろうが性格だろうが何に対しても面倒がっていたら
 一人では何もできない人になってしまう。


 なんとかしなくては・・・。

発達障害を持ちながら成長中の息子へ対する思い。

2015年06月04日 | 日記

 前回の記事にも書いたように、息子は嘘仮面をかぶっている。

 学校での息子の様子を聞いてみると、友達や先生方との
 人間関係は良好とのこと。
 病院受診の際でも母親が心配しすぎだと思わせるほどの
 「仮面」だけど・・・。現在の息子が居る小さな社会の中で
 問題が無ければ、良いのか。

 私は違うと思う。

 発達障害による日常の困難感がある中、内心には障害を否定したい
 気持ちがあり、繕うことで仮面は作られる。
 人間関係において、繕った自分で居るほうが上手くいくと、過去の
 成長過程に経験したのだろう。今となっては本当の自分が何か、当人
 も解らなくなっているのではないかと感じる。

 普通であるように見えても・・・上手くやっているように見えても・・・。
 心の中では、苦しいと感じていると思う。
 本当の自分で居たら、全て上手く行かない悔しさ。
 偽りの自分でも対応できないことも多くなってきた不安感。
 どうしたら良いのだろう・・・と途方に暮れているのではないか。


 思春期を迎えた息子。母子家庭の中では得られない「父性に対する
 憧れ」も伝わってくる。私が親としてすべきことは学問だけではなく、
 一人の男性として人間として成長させていかなければならない。


 発達障害の二次障害や、アダルトチルドレンなどの検索することが
 多くなってきた今日このごろ。

グレーゾーンの子供への有効な心理療法とは。

2015年05月31日 | 日記

 療育センターにて作業療法開始し3ヶ月が経過した頃、
 心理療法の予約の日が取れた。
 東京のクリニックにてWisc4と心理士の診察の結果は
 著名な症状は無いものの発達障害・ADHDとLDの診断
 であったため、今回の担当心理士がどのように診て下さる
 のか・・・と考えていた。

 精神分析の結果
 予感は的中し笑顔で「これぐらいは誰でもあることです。」と
 認知療法や、対人関係療法でも著名な症状がないため問題はない
 とのことで、母親が神経質になりすぎていることを指摘するよう
 な発言が多かった。

 他のお子さんは解らないけれど、うちの息子は「嘘仮面」を
 かぶれる子だということを理解して頂きたかったが、今回も
 無理そう・・・。それとも・・・すべてわかった上での母親に
 対しての教育や指導なのだろうか。
 

 今は一応「子供」であるため、多めに見てもらえることが
 多いけれど、母が愛情をもって注意修正しなければ大人に
 なって困るのは息子。


 今後の心理療法の予約を取るのに躊躇してしまった日。 

看護師と発達障害

2015年05月23日 | 日記

 発達障害児の母として毎日奮闘中の私。
 看護師としては今まで成人看護に携わって
 きたために小児科看護は未経験の分野です。

 たとえ自分が看護師であっても、当事者となると
 目の前にあることに、懸命に没頭し、客観性を見
 失ってしまう
ことが多いものだから悩み苦しみます。

 もしも、私が看護師としてこの家庭を客観的に見て
 いるとしたらどうなんだろう・・・と考えることがあります。

 現在通院している療育センターの外来ナース。
 診察の際、後ろ側で私と医師との会話をうなずき
 微笑を浮かべながら聞いています。
 2度目の診察時、検査やスクリーニングの結果も
 いわゆるグレーゾーンですっきりしませんでした。
 私は生活の困難感を解ってほしくて必死で伝え 
 ました。医師ははじめ首を傾げ困惑した表情でし
 たが「リハビリをしてみましょう。見た目が普通だっ
 たり、検査などの結果からは飛びぬけた兆候は
 出てなくとも、御本人とその御家族が日々生活に
 不自由さ困難感を感じているなら医療を介入する
 べき
ですからね。」と

 診察中、思わず涙が止まらなくなりました。
 ナースはティッシュを差し出しうなずいていました。
 診察が終わり、廊下に出た私を追いかけ出てきて、
 「今まで大変な思いをされてきたのですね。また
 何かあればすぐに先生に伝えますから、言ってくだ
 さいね。」と笑顔で声をかけてくださいました。

 こういう時って・・・多くの言葉は要らないものですね。

 患者さんやその家族の言葉を理解しようと寄り添い、
 本当に必要としている支援や援助は何か、真剣に
 考えていく姿勢が医療の現場では求めらる
という
 ことをその立場に立って改めて解った気がしました。

 大病院に勤めてきたベテランナースだった自分が、
 実は勉強させられていると実感した日でした。
 
 
 


通級か告知か学校との面談。

2015年05月20日 | 日記
6年生1学期、5・6年と担任をしている先生と面談を行うことに。

以前の相談では様子を見ていくようなニュアンスで終わったこと。
作業療法を重ねている中、現在の様子について話し合うことになりました。

話では、成績は普通あるいは普通より少しできる。通級するかしないかの
グレーゾーン。学力としては通級は不要といわれる反面、書字障害は不安と
言われる。意見が混乱・・。全部、母が手取り足取り・・・幼児のように支度も
指示もしてあげれば普通学級に居る子と同等に成り立っているという生活が
裏目に出てしまっているものもあるかも?と考えさせられる発言が多かった。

作られた優等生、同じクラスの子が持ち物や連絡ノートを自力でやっている
というのに、息子は全て私がチェックし指示を出せば、機嫌によっては
嫌々やらされている日々。

学習面、日常生活、家庭での生活の細かな部分を、特別支援の先生とも
話し合う。中学校では、難しくなるかもしれない遠まわしの意見や、通級は
必要ない意見など様々。結論が出ない様子を見るという事で終わることに。

発達障害でも学習障害やADHDは知的に問題が無いものの・・・。
とよく目にするけど、年齢に見合わない行動や生活というのはどうしても
出てしまうように思います。


学校、病院と細かく相談し、今後本人へ発達障害を告知し自覚をもっと
促すのか、それはいつか。このようなやりとりを始めるきっかけになった
日でした。このときの状態では、通級を本当に必要なのか?と迷う以外
できない日々が続きます。

学力は普通以上(書字障害や計算ミス、言葉の理解度は低いです)
しかし、生活面や親の指導監視は幼児同等。誰でも迷いそうですね。


協調運動障害は日常生活にも。

2015年05月17日 | 日記

 息子は箸の使い方も下手だけど、フォークの使い方も下手。
 恐らく、作業療法でも指摘されている協調運動障害。ひとことで不器用過ぎる。
 注視すると、何かしらの発達障害には多く含まれる困難な症状のひとつです。

 自宅でパスタを食べる時さえ、フォークを直角に持ち皿底に押し当て、
 「グクキィィ・・・ググウキィ・・」と気持ち悪い大きな音を
 立てて食べるから、とても人のお宅や外食は・・・。と何度も
 注意してきた。

 6年の春。修学旅行の夕食にてテーブルマナーがあったとの事。
 旅行後、学校からの写真を恐る恐る見てみると・・・。
 同級生達は、上手にナイフとフォークを使いこなして楽しそう
 な傍ら、一人だけおかしな角度でナイフとフォークを持って
 真顔で食べている息子が写っていた・・・。

 家庭で注意しても、どうやっても直らない。このままでは
 社会人となった日、恥ずかしくて食事も楽しめないだろう。将来への不安は日常生活にも多く出てしまう。
 後日この件も担当OTに相談した。

 食事は正しいマナーを身につけ楽しく食べて欲しいです。

発達障害は協調運動障害を含めること。

2015年05月16日 | 日記

 息子は6年生になった。

 発達障害でも、それなりに羞恥心もあり作業療法中は、
 恥ずかしそうにしている。指先の力加減が解らず悩む息子。

 それでも日常の困難感は本人も少しは自覚している
 から、文句無く毎月欠かさずに通院している。まだ告知はしていない状態。

 日常の困難といって、思い当たるのは指先の力加減。

 未だにペットボトルの蓋を開けるとき苦労している。
 いつだったかは忘れてしまったが、指でプチッと2つに
 折って開封するタイプのドレッシングを上のほうに向けて
 持っていたために顔にかかった時には、申し訳ないが
 思わず大爆笑してしまった・・・。

 発達障害に気付くことなく大人になった場合、生活の
 中のこうした困難感が繰り返すことで自信が無くなり、
 二次障害を引き起こすとの事。

 たとえ月に1度であっても障害と向き合って行く事が大事。
 作業療法を続けていくことが大事。
 関連記事:不器用な動作。

発達障害、作業療法への期待。

2015年05月15日 | 日記
 
 息子は、とにかく不器用だ。
 例えばリモコンの電池の交換すら見守りが必要。
 それが発達障害の症状だと思えるまでは、
 男の癖にどんくさい奴・・・とイラついていた。

 この日のOTは視覚情報から瞬時に作業するための
 道具を選択し、持ち替えて上手に使いこなす訓練を
 していた。

 初めは、どうにも・・・どんくさいの一言・・・だったが、
 何度か道具を変え訓練をしていくと。どんくさいなが 
 らも出来る様になっている。

 担当OTから「目的に合わせて道具を効率よく持ち
 替えたり同じ道具でも使用方法を変えて用いると
 いった運動の企画を直感的に判断することに苦手さ
 があります。しかし、経験の中で次第に獲得する事が
 出来、一度経験すると次に活かすことが出来ます。
 訓練を元に、日頃の生活において経験値を増やして
 行けば良い
です。」とアドバイスを頂いた。

 イラついてしまうかもしれないけれど、もっと家事を
 手伝わせてみよう・・・。