Hai dormito bene ?

「よく眠れましたか?」

"トビアとサラの祈り"

2006-12-30 | Psicografia*
私たちの先祖の神よ、
あなたとあなたのみ名は代々限りなくたたえられますように。
天とあなたの造られたすべてのものは
あなたをとこしえにほめたたえますように。
あなたはアダムを造り、また、彼の助け手、支え手として
妻エヴァをお造りになりました。
そしてその二人から人類が生まれて来たのです。
そのときあなたは仰せられました。
『人が一人でいるのはよくない。
彼のために、彼とおなじような助け手を造ろう。』
今わたしは、このひとを
情欲にかられてではなく、み旨に従ってめとります。
どうか、わたしとこの人を憐れみ
わたしたちが共に年老いていくことができるようにしてください。


-旧約続編 トビト書(トビト記)8章 より-



仕事納め

2006-12-29 | Diario*日記
明日から元旦を除き事務局は三が日まで交代勤務です。
父がお世話になっているヘルパーさん、ケアマネさん、
デイサービスのスタッフの方にご挨拶する時間もゆっくりあって、
気持ちよく今年の勤務が終わりました。
初めて元旦だけ全休になったのも人手不足故ですが(^^ゞ

私は職員ではないので交代勤務にも加わらず、
明日から5日間もどうやって過ごそうかと考えあぐねている。
なんだかんだとあっという間に時間は過ぎるのでしょうけれど、
どうも親戚やらが出入りするお正月は家にいるのが苦痛この上ない。
なにが苦痛って、お義理で顔合わせる関わりが苦手なのです。
そう言いながら不義理の埋め合わせに年賀状書いたりする自分

とりあえず、明日は少し掃除して、買出しと餅つき、
大晦日はお節と煮物の用意して、夕刻はお隣の教会のベネディクション
深夜の越年ミサと元旦のミサ、お餅パーティと...2日間だけ密度が濃いこと。


画像は聖体奉挙している故ヨハネ・パウロ二世、
少し前にサイトで見つけた画像をお借りしました。
ご聖体をこのような聖体顕示台に納め、
福音香を豊かに焚いて祝福しご聖体を賛美する式を
ベネディクション(聖体賛美式)といいます。
最近少なくなったカトリックの伝統的儀式の一つ。
聖体顕示台の中央はガラスになっているので、
ご聖体がよく見えるようになっています。



羅漢さん・そのⅦ

2006-12-27 | Fotografia*写真
教会の暦では元旦の次の日曜日(公現の祝日)までが降誕節ですが、
年賀状追い上げの時期なのでちょっと保留して、と。
途中になっていた羅漢さん訪問記をぼちぼち続けます。

本堂の、ご本尊前にある飾り。
ご住職が坐られる場所の真上にあたるのかな。
この装飾はとても惹かれて、焦点を変えて2枚撮影しました。




毛筆の立派な文字が書かれています。見えるかな。




ところで今日、ふと思ったのですけれど、

クリスマス(キリスト教)
大晦日の除夜の鐘(仏教)
年明けて神社に初詣(神道)

揃い踏み(笑)



光都東京

2006-12-25 | Diario*日記
LIGHTOPIA TOKYO という光のイベントに行きました。
憧れの人のお一人、照明デザイナーの石井幹子(いしいもとこ)さんが
トータルコンセプターを務められました。
東京タワーや横浜ベイブリッジ、お台場のレインボーブリッジなど、
美しいライトアップで都会に暖かさと彩を添えています。

毎朝聴いているJ-WAVEに2度ほど出演なさり、
そのコメントで共感したのは「余韻」。
照明はただ照らせばよいというのではなく、
意図的に影を残すことで奥行きと余韻が豊かになるそうです。
そして日本人は古来から、余韻を味わい楽しむ民族であるそう。
そういえば短歌や俳句、古文は行間と余韻を詠むものだし、
現代でも電話では、会話が終わってすぐガチャンと切ると
失礼に当たる、と躾されていますね。

会場はとても澄んだ灯りに満たされていましたが、
暗いところもちゃんと見えることに驚きました。
「明るすぎない」ということを体感。
キャンドルを包む「灯り絵」もゆらゆらと暖かく、
子どもたちの絵やメッセージ、
平和へのメッセージを照らし出していました。
J-WAVEのクリス・ぺプラーさん、別所哲也さんの作品も見つけた♪

消灯の時間、スタッフの方が横に並び、
火消しを差し込むとふわ~っと消えていく、
それがなにかを象徴する儀式のようで、
炎が、この場所が崇高に感じられました。

そしてこの会場の噴水はなんと私と同じ年でした...
現天皇皇后の、ご成婚記念の噴水だそうです。
美しいブルーに照らされた噴水でしたが、
携帯のカメラではやっぱり力不足。
公式サイトでお楽しみください。

ああ、もう一つ。
石井さんがオススメしていた木製の和田倉橋ですが、
これはほんとうにしなやかで美しい橋でした。
石井さんの照明に照らされてお化粧したように見えた。
欄干も白木作りでほんのり暖かさを持っています。
丸の内OAZOの近代的なビルを抜けて目の前に広がる木製の橋、
こういうものはずっと残ってほしいと思った。


ちょっと惹かれた灯り絵
右端のスイセンの花はジュディ・オングさんの作品だったかと



一番手前の富士山は長島茂雄さんの作品



大噴水(3基ありました)



唯一残念だったのは、ひっきりなしにおしゃべりしてた若い人。
多くの人が静かに味わっている中でかなり目立ちました。
これが最近多くて疲れる...



気づけば多忙

2006-12-19 | Diario*日記
とりあえず、ローマ(アシジだったかな?)の
プレゼピオの画像を載せて時間稼ぎ(^^ゞ

一昨年ローマに留学した修道会司祭からいただきました。
マネキンを使いほぼ等身大のものだそうです。
クリスマスを過ぎてからの画像なので、
幼子イエスが飼い葉桶にいますね。
日本は一般の方にわかりやすいよう予めイエスがいますが、
待降節はまだ生まれていないので空になっているのがホント。
(受洗後20年経ってから知った事実・笑)



"元素智恵子"

2006-12-16 | Psicografia*
智恵子はすでに元素にかへった。
わたくしは心霊独存の理を信じない。
智恵子はしかも実存する。
智恵子はわたくしの肉に居る。
智恵子はわたくしに密着し、
わたくしの細胞に燐火を燃やし、
わたくしと戯れ、
わたくしをたたき、
わたくしを老いぼれの餌食にさせない。
精神とは肉体の別の名だ。
わたくしの肉に居る智恵子は、
そのままわたくしの精神の極北。
智恵子はこよなき審判者であり、
うちに智恵子の睡(ねむ)る時わたくしは過ち、
耳に智恵子の声を聞く時わたくしは正しい。
智恵子はただ嬉々としてとびはね、
わたくしの全存在をかけめぐる。
元素智恵子は今でもなほ
わたくしの肉に居てわたくしに笑ふ。


-高村光太郎 (中央公論社刊『日本の詩歌』10 より)-



まあるい贈りもの

2006-12-13 | Diario*日記
blogでお近づきになったご住職から
まあるい大きな包みが届きました。
お願いしてあった坐禅用の坐蒲(ざふ)です。
お堂で指導をいただいたとき、初体験の私でも
それなりに「形」になったのはこの坐蒲のおかげかと(笑)
そのくらい、足が組みやすく納まりがよかったのです。

私はカトリックに導かれて信仰をもっていますが、
聖書に「はじめにことばがあった」とあるように、
プロテスタント諸派の教会に比べると少ないようですが、
カトリック教会の祈りは言葉が豊かです。
言葉が心に浮かぶときは快く祈りに入れるのですが、
大きな問題に直面したときや迷いの時、
疲れてしまったときは言葉が浮かんでこないのです。
祈ろうとするほどに胸につかえて苦しくなる。
よいものであってもそれだけの過剰摂取は考えもの、
「みことば」も消化できなければ意味がありません。

最近、聖堂で目を閉じ聞こえるものをそのままに
ただ聴くだけという時間を経験しました。
ほんの少しの時間だったと思いますけれど、
自分の存在が一瞬消えて、なんとも穏やかな、
甘美な感覚を味わいました。
坐禅は、たくさん書き込まれた黒板を消すようなもの、と、
ある本に書かれていた。うん、そんな感じ。
聖職者で坐禅を学ぶ人が増えているということ、
禅僧と修道士を相互交換留学する交流があるとも聞いています。

悠々とした筆跡のお手紙が添えられており、
この坐蒲はご住職からの贈りものだそうです。
ありがとうございます、精進いたします

とりあえず、夜型の矯正に朝の坐禅を始めるべく、
早く起きる。



........20分だけ(^^ゞ



あと5万人

2006-12-12 | Diario*日記
骨髄バンクドナー登録者数は、今年7月7日やっと25万人を超え、
目標の30万人まであと5万人までになりました。
希望する患者さんおよそ3300人に移植するための数字。
届いたばかりの「日本骨髄バンクニュース」からの情報です。

今年の普及啓発用に採用されたのは、
白血病で亡くなった本田美奈子さんです。
公共広告機構のサイトでは彼女が病室で歌ったアメイジング・グレイスが聴けます。
華奢な容姿から繰り出される豊かな表情を持つ声、
彼女に移植が叶っていたらと思うと切ない。

ドナー登録は18歳から54歳までの健康な方で、
男性45kg、女性40kg以上の体重があることが条件です。
登録そのものは採血と問診で1時間程度で終わります。
私はドナー登録からすでに10年以上過ぎましたが、
二次検査の通知が一度来て不適合に。
なかなかHLAが適合する患者さんに巡り会えない。


※画像は公共広告機構サイトからお借りしました




"Let it be"

2006-12-09 | Psicografia*
When I find myself in times of trouble
Mother Mary comes to me
speaking words of wisdom
"Let it be"

And in my hour of darkness
She is standing right in front of me
speaking words of wisdom
"Let it be"

"Let it be, let it be, let it be, let it be"
Whisper words of wisdom
"Let it be"

And when the broken hearted people
living in the world agree
there will be an answer
"Let it be"

For thougn they may be parted
there is still a chance that they will see
there will be an answer
"Let it be"

"Let it be, let it be, let it be, let it be"
speaking words of wisdom
"Let it be"

And when the night is cloudy
there is still a light that shines on me
Shine until tomorrow
"Let it be"

I wake up to the sound of music
Mother Mary comes to me
speaking words of wisdom
"Let it be"

"Let it be, let it be, let it be, let it be"
Whisper words of wisdom
"Let it be"


-John Lennon & Paul McCartney-



困難にあって悩んでいると
聖母マリアが僕の元に訪れて
智慧の言葉を授けてくださる
“あるがままにおきなさい”

また憂鬱の闇に沈むとき
彼女は光の中にあって僕の前に立ち
智慧の言葉を授けてくださる
“すべて あるがままに”

“あるがまま”
“なすがままに”
“すべて なすがままに任せなさい”
智慧の言葉を囁かれる
“あるがままにいるのです”


世界中の悲しみにある人達が
みな同じ考えを持てば
答えは見つかる
“なすがままに”

仮に別れることがあっても
再会するチャンスが巡ってくる
そこに答えを見るだろう
“すべて なすがままに任せなさい”

“あるがまま”
“なすがままに”
“すべて なすがままに任せなさい”
智慧の言葉を授けてくださる
“なすがままにいなさい”


夜の空が曇っていても
僕を照らす星は輝いている
どうか未来まで輝いて
“あるがままに”

妙なる調べに目ざめると
聖母マリアが僕の元を訪れ
智慧の言葉を授けてくださる
“あるがままになさい”

“あるがまま”
“なすがままに”
“すべて あるがままに任せなさい”
智慧の言葉を囁かれる
“あるがままにいるのです”