The last sampling

寒さが戻ってきたような一日だそうですね．
まぁ部屋からでないので関係ないか．

明日，今シーズン最後のサンプリングに行ってきます．
幼生も順調に変態しています．
今シーズンは成熟が悪く，あまり発生させられませんでしたが，幼生飼育の方法が飛躍的に改善されたため，変態した幼生はかなりの数になりました．

今年度は，最後の生殖期での成熟具合の不調に象徴されるように，研究を始めてから最も仕事が進まなかった年でした．ただ，牛歩ではありますが，なんとか進んでいます．それがせめてもの救いです．仕事が進まなかったというのは，データが出なかったと言う意味で，それ以外の部分ではいろいろと成長したと思います．思いたいです．国際学会に出て，業界トップの人たちからいろいろな刺激をもらいましたし，自分の足りない部分もはっきりとしてきました．
修士までは，とにかくデータを出していましたが，今年に入って，ちょっとだけ広い視野で自分のやっていること，やりたいことを見れるようになった気がします．ただ，顔を上げてみると目の前に大きな壁があることに気がついて，今はその壁をどうやったら越えられるのか日々頭を悩ませいている感じです．研究の技術的な面と，僕自身の内面的な部分と，両方で壁にぶち当たっています．