有名な制度ですが
アメリカでは主にEBTカードと言う名で
呼ばれています。
EBTは(Electronic benefit transfer)
の略ですが
要するにベネフィットを電子決済に乗せ替えている
という意味です。
これはコロナ禍から始まった子供を貧困から守る政策で
アメリカに子供の住民票がある
全ての家庭が対象で
アメリカ国籍もない
ソーシャルセキュリティナンバーがない
我が家の様な家庭も対象です。
アメリカは子育て支援がない事で有名ですが
社会が困難な状況下や
社会的弱者の援助はたくさんあり
子育ての支援も探せば割とあります。
保育園や幼稚園が高い事でも有名ですが
確かに5歳からじゃないと
キンダーガーデンには行けませんが
希望すれば1年早めに入れる事もできるし
教会が保育園にあたる
ナーサリーをやっていたもします。
キンダーガーデンに入ってからは
日本の幼稚園と変わらないどころか
所得が低いと食事も全て無料なので
日本の方が負担が大きいです。
ハワイ州のEBTカードは
139ドルが入っていましたが
州によって値段が違います。
我が家は1枚139ドル×3枚です。
(子供名義で一人に付き1枚配布)
カルフォルニア州の友達は
うちと同じように子供が三人いるのですが
高校生が400ドル、小学生が300ドルで
合計1000ドルだと言ってました。
カードが届いたら裏面に書いてある
電話番号に電話をして英語の音声に合わせて
生年月日やパスワードを打ち込むので
ある程度の英語力が必要ですが
ハワイなら学校や公的機関に
日本語を喋れる職員がたくさんいるので
聞き取れない人でもなんとかなると思います。
このカードは登録も何もせずに
勝手に送られてきたので
住民票があり、学校に通っている家庭は
難しい登録はいりません。
コロナ禍から始まった子供の貧困対策ですが
未だに継続している理由は
アメリカ社会は
日本のマスコミが報道するように
コロナ前に戻った訳じゃない、という事です。
確かに景気は上がっていますが
物価の上昇に給与が追いつかずに
子育てが困難な家庭がたくさんいます。
元々貧しい移民達は
低い給料で働いていましたが
物価は上昇しても、給料は上がらず
給料が上がっているのは比較的高所得の
ホワイト企業だけ、
そのホワイト企業ですら物価の上昇に
給料が対応できてないのです。
貧困層は家賃の値上がりに対応できずに
子供達が食べられなくなっていると
学校の子供達を見ていると感じます。
ハワイの貧困層は祖父母や叔父叔母、
兄弟夫婦など3世帯、4世帯で住んで
それでも貧困から抜け出せずに
必死に働いている家庭が多い。
確かに一部は好景気ですが
その好景気とは程遠い生活をしているが多いのは日本と同じ。
アメリカの社会保障を貶めて
EBTカードの様な制度を取り上げない、
アメリカの好景気だけを報道して
日本の財政が過去最高で
景気の回復の兆しを報道せずに
負の部分しか報道しないマスコミ。
コロナの時の様に不安を煽る方が
視聴率を稼げるんだろうけど
お互いの国の良い制度を取り上げて
より良い暮らしができる様な報道をして欲しいですね。
このチケットで浮いた分、
英語クラスのランチ支援をやりたいな、
と思っています。
ランチ支援を通して
食糧は買うだけではなく
家庭で安く作れるんだ
という事も伝えたいです。