GoingMyWay

やりたい事はやらずにおられるか!それが俺の道。そんな考えのもとで研究と資格取得を中心に毎日を生きていこうと思います。

巨人の「力」

2009-08-11 12:18:03 | スポーツ論
 最近、忙しい事もあって、なかなか巨人のニュースを見る事が出来なかった。一時期、中日の連勝続きでゲーム差も1ゲームに縮められた時もあったが、今は2.5ゲーム差に開いた。だけど、最近の巨人は序盤程の快進撃が見られず、核弾頭である坂本も打率が落ちてしまい、首位打者の座から一歩遠のいている。
 それに対して亀井がかなり凄い成長を見せている。最初はとてもじゃないが5番に座る様な器じゃないだろうと思った。WBCにも選ばれたとはいえ、さすがに巨人の5番は務まらないだろうと思っていたのだが、見事に救世主となる一打を何度も放つ等の活躍をしている。いまや、亀井がいないと巨人軍は成り立たないかもと思えるぐらいにまで成長してきている。最近10試合を見ても、亀井は打率.342という記録を残しており、巨人の核となっているラミレス・小笠原を上回っている。坂本は.195と調子を落としてきている。夏バテなんだろうか。

 日本では注目されていない評価「OPS」で各バッターを評価してみたいと思う。OPSというのは出塁率と長打率をあわせた数値で、野手の能力を評価する項目の一つである。0.8が並の選手、0.9が優秀な選手、1.0が代表クラスらしい(Wikipedia調べ)。
 ちなみに、規定打席数超えている選手だけ算出してみた。

出塁率=(安打+四球+死球)÷(打数+四球+死球+犠飛)
長打率=塁打÷打数

坂本
出塁率=.361
長打率=.480
OPS=.841

小笠原
出塁率=.389
長打率=.574
OPS=.963

ラミレス
出塁率=.333
長打率=.486
OPS=.819

亀井
出塁率=.353
長打率=.512
OPS=.865

 もちろん、この数値が正確ではないと思うので、あくまでも参考程度に見てください。シーズン記録で算出してみたのだが、やはり、巨人の柱といえるのは小笠原であろうか。規定打席数超えている者の中では出塁率・長打率共に最も良い。
 注目の亀井は小笠原には及ばないが、ラミレスを上回る成績を残している。勿論、記録だけで活躍度を測ることは難しいかもしれないが。また、最近10試合で亀井の記録と小笠原の記録を測ってみたいと思う。

小笠原
出塁率=.318
長打率=.475
OPS=.793

亀井
出塁率=.405
長打率=.895
OPS=1.300

 最近10試合だけだと、亀井がどんなけ打ちまくってるんじゃいという様な感じである。OPSが1.0を超えてるなんて凄すぎだろwww。何度も巨人のピンチを救ってきたのは納得がいくかもしれない。
 何が亀井を、ここまで成長させたのだろうか。う~む。凄すぎる。


 次に投手。WHIPという評価を使ってみようと思う。
WHIP=(被安打数+与四球数)÷投球回数
(一般に1.00未満なら球界を代表するエースとされ、1.20未満ならエース級、逆に1.40を上回ると問題であると言われる。これらもウィキペディア調べ)

グライシンガー
9勝5敗 防御率 3.44 WHIP 1.16

内海
5勝7敗 防御率 3.09 WHIP 1.07

東野
4勝6敗 防御率 2.78 WHIP 1.25

 これらも規定投球回数達している選手のみ記載。
 この3選手は、なんかパカスカ打たれてる気がするのだが、意外と打たれてる数が少なく、何かが悪くて負けている。WHIPが良くて防御率が悪いと言う事はピンチに弱いって事なんかなぁ。WHIPが良いという事は毎回ランナーを背負っているわけではなく、3者凡退が比較的多いという事。それなのに防御率が悪いと言う事はランナーが溜まってる時に打たれる事なんじゃないのかな。いくらWHIPが良くても、勝てないと投手は評価されないかもしれないが・・・。
 また、中継ぎ投手にも勝利数が多い。山口が8勝、越智が6勝。先発投手である内海よりも勝利数が多い。と、いう事は今の巨人は先発能力が少し弱っているのかもしれない。終盤に強いという事も考えられるが、今の巨人は投手のチームというより、打撃のチームであるという事も挙げられる。

 現在の巨人の球団成績は56勝32敗8分。俺は勝ち数より負け数が少ない事に凄いと言いたい。巨人の引き分け数は8なのだが、他球団と比べても圧倒的に数が多い。確かに、引き分けが多いという事は後ひとつが足らないと言われるかもしれないが、逆に負けにくい球団、タフな球団であるとも言える。巨人は「負けない球団」だと言える事が出来るであろう。今の巨人は、なかなか負けないし強いと思う。がんばれ!