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格闘家に関する余計なお世話なコラム

エメリヤーエンコ家の格闘談義

2016-03-01 10:36:58 | エメリヤーエンコ家の格闘談義
アレキ 「ビスピンがアンデウソンに勝った試合について色んな人が『アンデウソンは本気を出せば勝てたのに』的なコメントをよく見るんだけど」

ヒョードル 「それは違うだろうと。あれがいつもの、本気のアンデウソンですよ。余裕を見せることで自分を大きく見せるのが彼の真骨頂ですよ。ただ、もう彼は普通に勝つのでは満足できない中毒状態にあって、年々おちょくりの度が過ぎてきてはいるよ。だから近年の敗因はそのおちょくりの度合いが勝敗を分けるデッドラインを越え始めたからだと俺は思ってて、アンデウソンが楽をしているというわけではないと。身体的な衰えは感じない。けど欲深さに歯止めをかけることはできないようだね」

アレキ 「あとドス・アンジョス欠場で急きょコナーvsネイトが組まれたんだが」

ヒョードル 「9:1でコナーかな。お互いプライドが高いから打ち合いになると思うけど最近のネイトの打たれ弱さが気になるのと、あとあのディアス兄弟独特の手打ちパンチは相性も良くないと思うよ。あのディアス兄弟の振りかぶらないストレートは当たりやすいけどそれほど倒せるパンチではないんだよ。精神的にモロい選手はあれで怯んでしまうけど、コナーのような精神的にタフな選手からすると与し易しだと思うよ。ただパンチャーには滅法強いディアス兄弟だけにコナーがパンチにこだわり過ぎるとあわよくばという場面もあるかもしれないけどね。あとはコンディットがニックにやったような5R徹底してローキックってところまではコナーは出来ないだろうけど、それを抜きにしてもディアス兄弟はキッカーとの相性が悪すぎる」

アレキ 「ネイトが勝つ確率1割って何だ」

ヒョードル 「組んでの一本かと。コナーが過去に一本負けした2試合を見たんだけど、5年以上前ってのを差し引いても根本的な部分で優れているわけではないのは分かる。ネイト相手に寝技勝負は分が悪いこともコナーは分かってるだろう。もちろんネイトが執拗に組んでくる事もしないし倒されるとも思ってないだろうけども、コナーの打撃をもらって倒れたネイトへの追撃とか、ごちゃごちゃっとして密着するとか、そういう場面でコナーは必ず“来る”と思うんだよ。どんな場面であってもビビッているとは思われたくないだろうし。その辺の無骨な部分がネイトにとってはチャンスかなと。以上!」

ママ 「バイバーイ!」

アレキ 「アホの子供か」
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