我が身をたどる姫宮 試作品 其の五
鰭崎英朋 『ハムレット』姫宮方が楽しくお喋りしているのを、前を歩いていらっしゃる皇嗣両殿下はやや複雑な思いながらも、以前のように返った様だと思われていました。しかし、表の公的な建物...
我が身をたどる姫宮 試作品 其の六
島崎柳塢 『花』新春の光が差し、御用地内の木々から小鳥達の鳴き声があちらこちらから聞こえるなか、ご一家は表の玄関へと出られました。お見送りに表の職員達も何人か、外へ出ておりました。...
我が身をたどる姫宮 試作品 其の七
上村松園 『志久礼』ご一家が、皇居へ行かれて静かになった皇嗣邸です。そのお庭を歩かれる、白菊夫人は日々、思い出さずにはいられない、米国での生活に思いをはせながら、ある歌を口ずさみま...
歴史を見ている
上村松園 『朝空』安倍元首相が突然の銃撃で亡くなって、こんな事が日本で起きるのかと信じられない思いでした。葬儀からもう一週間経つのです。その時の模様は、テレビで見ておりました。近年...
我が身をたどる姫宮 其の八 試作品
須藤しげる 『冬子』聖上(おかみ)の母宮でいらっしゃる大宮(おおみや)様が、新年早々から皇嗣邸にお出でになられるという知らせを、松枝の仕人から受けた白菊夫人は小走りで松枝と一緒に邸...
我が身をたどる姫宮 其の九 ~薔薇と命のス―プ~
高畠華宵挿絵 『奔流』 高畠華宵 『薔薇』『薔薇は美しく散る』草むらに 名を知れず咲いている 花ならばただ風を 受けながらそよいでいれば いいけれど私は薔薇のさだめに生まれた華や...
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