goo blog サービス終了のお知らせ 

AAN TOKYO

アジア砒素ネットワークの首都圏での活動を紹介します
http://www.asia-arsenic.jp/top/

ポストMDGs意見交換会 in 大阪に参加

2013年02月03日 | インポート
2月2日、NGO「動く→動かす」主催の「ポストMDGs」に関する全国NGO意見交換会に、参加しました。MDGsとは2000年から2015年までの開発目標のこと。2015年以降、どういった目標にするかを議論する時期を迎えています。

大阪での意見交換会に、なぜお声をかけてもらえたのかな?と不思議に思っていたのですが、動く→動かすの方も参加していたアーユスの春の合宿の時に、「厚労省の研究会で、MDGsに水・保健・福祉の多分野から貢献する好事例として、私たちがやっていたプロジェクトが選ばれた」という話をしたことを思い出しました。それでもしかして思い出してもらえたのかな?(確認していないので関係ないかも)

まあとにかく、参加できてよかったです。

将来の貧困削減のために、経済活動のひずみ、安全な飲料水不足、保健医療の弱さなど、社会脆弱性を原因に途上国にも広がりつつある慢性疾患の予防も目標の一つに入れるべき

ということを、念押しして言ってきました。

砒素という社会脆弱性が人命に影響する課題にフィールドで長年取り組んできたAANだからこそ言えることを、伝えていきたいです。



キャパシティビルディング フォーラムに参加しました

2012年11月22日 | インポート
アジア砒素ネットワークが会員になっている日本NPOセンターの坂口さんからご紹介いただき、

パナソニック主催のキャパシティビルディングフォーラム~成果を出せる組織とは、応援する仕組みとは~
に11月20日参加しました。

様々な組織・立場でNPOのキャパシティビルディングに取り組んできたパネラーの方々のご意見はとても参考になりました。

アジアの砒素問題解決、という特定課題からの学びを、社会を変える力につなげていくにはどうすれば良いか。
組織の弱いところにもしっかり向き合い、発展していきたいと思いました。


トルンさん報告会準備中

2012年11月10日 | インポート
28日の報告会に向けて、準備を進めています。

まずは内容の打ち合わせ。彼から始めだされた案は、AANプロジェクト全史とも言うべき、壮大なものだった。これはこれで聞いたら面白いに違いないが、通訳挟んで何時間かかるんだ?そして日本人は「NGOが何をしたか?」ばかりを語り続けることを嫌う傾向があることを経験から学んできた。
自分たちの活動は特徴など整理して紹介すること。
村の人の顔は?全体に対するインパクトは?政府の方針は?
などそういう情報も一緒に発信する必要があることを伝えた。
英文メールも、ベンガル語でのスカイプ会議も、どっちも不十分な私の語学力なのだが、彼はいつも私の意図するところを期待に理解してくれる。だから多分内容は大丈夫。

色んなところのMLで情報を流していただいた。今のところ10人くらい。まだまだ声かけが必要。

会場は、理事の青木さんがすぐに予約し、プロジェクターも抑えてくれた。聞けば今回の会場はお茶を出し可。
アットホームな雰囲気で彼と話をしてもらおうと、茶菓子を出すことにした。

何を出そうか?トルンさんにはバングラデシュのチャナチュルを買ってきてもらうことにした。私のほうでは地元川越のお菓子を用意することにした。こんなお菓子。
Photo

当日はいつもばたばた。無事に終了するまで緊張します。特に通訳大丈夫かな?盛会となりますように。


ガンジス流域 地下水枯渇?

2012年11月02日 | インポート
1ヶ月ほど前の朝日新聞の記事で、世界的に地下水が使われすぎており、特にガンジス川流域が激しいとあった。
AANはガンジス川下流域で10年間水供給に取り組んできた。乾季の表層水の枯渇、地下水位低下、塩害など、砒素汚染以外の問題にも直面してきている。ますます水自体を確保することが難しくなっているようだ。

住民と共に水源を決める際、「(利用者は)この水使いたい?」「この水は安全?」「この水使ってしまって大丈夫?」の3段階確認が必要だ。でも最後の一つを伝えるのは難しい。

2







かわごえ国際交流フェスタ2012

2012年11月01日 | インポート
Photo


11月11日 10時~16時まで 埼玉県川越市内 蓮馨寺にてかわごえ国際交流フェスタが開催されます。アジア砒素ネットワークを含めNGO、大学、JICA地球ひろばなども出展します。エスニック料理やアジアン雑貨なども充実。そして何より民族音楽と踊りで、かなり盛り上がります!

会場を提供していただく蓮馨寺さんは、AANが今年度から組織強化支援を受けているアーユス仏教国際協力ネットワークhttp://www.ayus.org/の会員さんでもあります。ご縁を感じました。


バングラデシュ砒素対策最前線から 現地スタッフ報告会

2012年11月01日 | インポート
この度、AANバングラデシュの若手中心メンバーの一人、トルンさんを囲んで、東京で報告会を行うことになりました。
AANが進めてきたバングラデシュでの砒素対策が、汚染地域の住民にAANの対策はどのような影響を与えてきたか、政府関係者はどのような思いを持っているか、など現場からの最新情報をケーススタディを含めてお伝えします。是非いらしてください。

【報告者】アジア砒素ネットワーク・バングラデシュ トルン・カンティ・ホア

Img_6180

Tarun_at_kurishi_mela_0211_043




【日時】2012年11月28日(水)18:30~20:30
【場所】文京区民センター2階2B会議室
 東京都文京区本郷4-15-14 電話03(3814)6731
 地図 http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
【定員】30名
【言語】日本語にて通訳いたします。
【参加費】1000円(お茶・資料代含む)                 
【申込み】アジア砒素ネットワーク・石山 aanishiyama@titan.ocn.ne.jpまで、
お名前、ご所属、電話番号、メールアドレスと共にお申し込みください。
また、当日聞いてみたいご質問等ありましたら、お書き添えください。




トヨタ財団 「未来への展望」 の助成が決まりました。

2012年11月01日 | インポート
アジア砒素ネットワーク(AAN)は結成18年を迎えます。
この間の活動の積み重ねを振り返り、今後のネットワークの展望を考えたいね、と仲間と話していました。
折りよく、トヨタ財団から、これまでの活動を振り返り、今後の展望を示すための報告書をまとめるための助成金「未来への展望」が出ることを聞きました。
トヨタ財団からは、AANの結成当時からいくつかの助成を受けてきており、AANのストーリー作りに重要な役割を果たしてきました。
今回の「未来への展望」も10年後に「あの時の協議がAANの今を作っているね」と振り返ることができるようになることを期待しています。

トヨタ財団からの提案には、日本と他のアジアの国は、これまで技術・資金を提供する「垂直関係」になりがちであったのを、日本は震災、アジアは著しい経済発展を経て、今後のどのような関係性になりうるか考える時期が来ているとありました。
これに対して、AANは「ガンジス川流域の水の利用」にテーマを絞り議論し、報告書をまとめることになりました。
AANの20年近いアジアでの水供給を中心とした活動を、いったん「現在の日本社会」という鏡に映し、そこから普遍的な価値観を探し出したいと考えています。

Dsc00645


2月中旬にバングラデシュ・砒素センターでインド・ネパール・バングラデシュ・日本の4カ国のワークショップ
を計画中ですが、11月宮崎開かれる砒素フォーラムにてキック・オフのための特別セッションを催します。

砒素フォーラムの参加者は募集中ですので、関心のある方、宮崎まで足を運んでみませんか。



首都圏、秋の行事のお誘いです

2012年09月11日 | インポート
皆さま ご無沙汰しております。東京連絡所の石山です。
毎日まだ暑い日が続いていますが、朝夕の空気が気持ちよくなってきましたね。

さて、秋の行事のお誘いです。

10月6日、7日、東京の日比谷公園にて、グローバルフェスタ2012が開催され、アジア砒素ネットワーク(AAN)も出展することになりました。出展すると多くの方がブースに立ち寄り、私たちの話を関心を持って聞き、また逆に色々なことを話して言ってくれます。出展できなかった年には、後で「今年はどうしたんですか?」とメールを頂いたりします。
こうしたふれあいはうれしいですね。

もう一つ。川越国際交流フェスティバルが、埼玉県川越市の蓮繋寺(れんけいじ)にて開催されます。こちらもラテン系の踊りなどでかなり盛り上がります。蓮繋寺は最寄り駅である西武新宿線本川越駅から徒歩10分ほどのところにありますが、観光地区にありますので、観光をかねてぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょう。

二つの行事で、ボランティアとしてブースを手伝ってくださる方も募集しています。

皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。

20112_3







11月13日は川越でフェスティバルがあります

2011年10月29日 | インポート

皆さん、こんにちは。

11月13日(日)、川越国際交流フェスティバルがあります(埼玉県川越市)。

エスニック料理、民族舞踊を充分楽しむことができるお祭りです。

国際協力について学ぶブースもあり、アジア砒素ネットワークも出展します。

主催は、 かわごえ国際ボランティアの会(049-222-9879、http://www.ab.auone-net.jp/~kivc/

川越市内の連繋寺で10:30~15:30です。

同日併催で、唐人揃いパレード(12:30~14:30)もお楽しみいただけます。

皆さまのお越しをお待ちして申し上げています。

場所;

連繋寺 川越市連雀町7-1 Map http://www1.user.kcv-net.ne.jp/renkeiji/access.html

西武新宿線本川越駅より徒歩5分。観光地の中のお寺です。


専修大学での講義

2011年10月03日 | インポート

9月30日に、専修大学にて、総合科目「持続可能な開発と実践」のひとこまをいただき、講義をしてきました。

今回は持続可能な開発援助を実現するために、NGO職員がどのようなことに悩みながら仕事をしているか、を伝える内容にしました。自分の経験を活かして砒素対策を実例にしていますが、他の分野にも共通する部分は多くあると思います。

砒素問題が発覚して20年近くなるのに、解決しないのはなぜか?主な原因として技術的難易度の高さと調整不足をあげました。調整不足がどのような事情で起こるのかを、ロールプレイで経験してもらいました。

登場人物は、患者、ヘルスワーカー、エンジニア、村議会議長、そしてNGOワーカーです。それぞれの言い分を言ってもらった後で、NGOワーカーに水供給施設を作ってくれと口々にせがみます。NGOワーカー役の学生さんだけにはあらかじめ台詞を渡さず、自分だったらどうするかを考えてもらいます。受講している学生さんに疑問を投げかけます。しばらく悩んでもらった後にNGOワーカー役の学生さんに台詞を渡します。

「予算が無いわけではなく、それぞれの立場の人がお互いに連絡が足りず、自分の役割の認識不足から、必要なところに必要なサービスが届く形ができていないのではないでしょうか。本当に必要なものは何なのでしょうか」

と問いかけをしてもらい、劇は終わりです。初めての試みだったので、改善点はたくさんありそうですが、参加してくれた学生さんからは良い反応をもらいました。私が口で説明するより臨場感を持って受け止めてもらえたらよいなと思います。

物を作るなどの援助はこちらがつい出してしまいたくなりますが、安易に出してしまってはかえってよくないことがある、と担当の福島先生にうまくまとめていただきました。

この総合科目での講義を初めてもたせていただいたのは2002年で、それからほぼ毎年読んでいただいています。年に一度ではありますが、10年間同じ科目で講義をさせていただけることは大変ありがたいことだと感謝しています。