連休に家族で高崎市に行きました。2010年3月にバングラデシュの地方行政局の水担当の方を、高崎市にある若田浄水場にご案内し、その際水源の烏川の水がきれいそうで、ぜひ川遊びに連れてきたいと思っていました。
若田浄水場http://www.city.takasaki.gunma.jp/soshiki/s-jousui/shisetsu/wakata.htm
高崎に住んでいる親戚に電話をし、「子どもと水遊びをしたいのだけど、どこに行けばよいか?」と聞くと、「高崎市内で遊べるところはないよ。そんなに下水施設が発達していないから」と言われ、ちょっとびっくり。そこでレンタカーで、上流のお勧めスポットまで行くことにしました。
ところが、お勧めの場所に着いても、川に降りられる道がない。近所の雑貨屋さんに入って聞くと「最近じゃあ、川の水が汚れて、誰も遊ばないんだよ。まあ泳ごうと思えば泳げるとは思うけど」。確かに、、川へ下水(どんな水か分からないが)が垂れ流しになっている箇所が目に付くし、とにかく草が茂っていて、人が川遊びをした形跡もない。
結局、叔父がもう一つ教えてくれた少し下流の場所に行きました。そこは岩場で川におりて遊ぶことができたので、子どもたちを遊ばせました。大小様々な魚が泳ぎ、青く澄んできれいでした。
若田浄水場は、緩速ろ過の技術を使い、時間をかけて、自然も人にも優しい飲み水を作っています。取水源の烏川は、かなりきれいに違いないと勝手に期待していたのですが、私の期待ほどではなかったです。もちろん、浄水した後の水質は大丈夫ですが。
私の住んでいる埼玉県川越市は、私の子どものころは、川といえば臭くて汚くて近づく気にもならなかったけれど、そのころに比べ今はかなりきれいになりました。私が子どものころは入れなかった川で、子どもたちが遊んでいます。
一方、雑貨屋のおじさんの話や、叔父の話から想像するに、群馬では近年劇的に川の水質が改善したということはないみたいですね。日本中の川の環境が改善して、安心して遊べるようになると良いですね。