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AAN TOKYO

アジア砒素ネットワークの首都圏での活動を紹介します
http://www.asia-arsenic.jp/top/

【3/23 東京】 シンポジウム すべての人に健康を届けるためには?=ユニバーサルヘルスカバレッジ再考=

2015年02月27日 | 保健
すべての人に健康をとどけるためにNGOが果たすべき役割
避けられる病気を避け、不必要な経済的損失を減らせる力を持つ地域づくりのお手伝い

アジアのヒ素汚染地域で活動しながら、感じてきたことを、この勉強会を通じて確信に変えることができました。
石山が報告いたしますので、ご関心のある方はぜひお越しください。

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3月23日開催 外務省NGO研究会 成果発表シンポジウム
(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとNGO)

すべての人に健康を届けるためには?
=ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ再考=

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★ここ数年、グローバル・ヘルスの大きな焦点となってきた「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」。2014年度NGO研究会(主催:外務省、実施:(特活)アフリカ日本協議会)では、NGO・市民社会の立場から、「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」(UHC)をどのようにとらえられるか、また、どのような実践が可能かについて、一年近くにわたってセミナーの実施、アジアの草の根保健ワーカーとの交流、海外調査などを開催して検討してきました。

★本シンポジウムでは、研究会の成果を踏まえ、NGO・市民社会の視点からUHCの在り方を再定義します。また、NGOによる、UHCの視点を持つプロジェクトの実践例を紹介するとともに、「すべての人に健康を届ける」UHCの実現のためにどのような連携が必要か、セクターを越えた対話を行います。

★日時・場所・注意事項等は以下の通りです。ご関心の方、ぜひともご参加ください。参加にあたっては以下の「申込フォーム」にて申し込みをいただければ幸いです。また、会場への入場について留意事項がありますのでご覧ください。

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<プログラム>
★開会挨拶:江原功雄・外務省民間援助連携室長
★第1部 UHC像の転換:NGOの立場から
◎基調提起:稲場雅紀氏(アフリカ日本協議会/研究会事務局)
◎事例提起:石山民子氏(アジア砒素ネットワーク)、林かぐみ氏(アジア保健研修所)、佐藤真美氏(シェア)
◎質疑応答
★第2部 UHCを巡る対話:「すべての道はUHCに通ず?」
・パネリスト:杉下智彦氏(JICA)、渡部明人氏(外務省国際保健政策室)、田中雅子氏(上智大学)
★総括・閉会:山谷裕幸・外務省国際保健政策室長
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◎日時:3月23日午後2時~5時(会場:午後1時30分~)
◎場所:上智大学四谷キャンパス中央図書館 L-821
所在地:東京都千代田区紀尾井町7の1
◎行き方:JR中央線四ツ谷駅 麹町口・赤阪口から徒歩5分
◎キャンパスマップ:http://ow.ly/JD4cP
※大学構内はわかりにくいので、同図書館の位置を、上記キャンパスマップで確認してきてください。(地図中15番の建物です)
※上智大学の関係者以外の方は、図書館受付にて、案内チラシ、もしくは同チラシの画像をご提示ください。
※案内チラシのデータ送付が必要な方は、事務局(アフリカ日本協議会: ajf.event@gmail.com)にお問い合わせください。
◎申し込み:参加される方は、以下の申込フォームから入力・送信をお願いします。
入力フォーム: http://ow.ly/JD4II
◎入場:無料
◎主催:外務省NGO研究会(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとNGO)実施:(特活)アフリカ日本協議会
※担当:稲場雅紀
※電話:03-3834-6902, E-mail: ajf.event@gmail.com
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「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとNGO」フィリピン海外調査の報告会のお知らせ(12/15)

2014年11月25日 | 保健
 今年度、他の国際協力NGOのメンバーと一緒に、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)について勉強しています。UHCとは、「全ての人が、お金の心配をしないで、必要とする保健医療が活用できる状態」のことで、今後の国際的な目標になると言われています。日本ではあまり知られていませんが、海外、特に低中所得国では、多くの人がこの言葉を知っています。
 11月初旬、UHCを勉強するためにフィリピンに視察に行きました。フィリピンは、低中所得国の中ではUHCの取組が進んだ国で、Philhealthという社会保険が導入されています。しかし、社会保険導入後、速やかに、全ての人に保健医療が届いたか?というとそうでもないみたいです。保険に入った人、入っていない人、政府による保護の対象になった人、なれるはずなのになれていない人。残念なことに新しい格差が生まれてしまっているようです。
 私たちAANはこの4年ほど、バングラデシュの農村部で、病気によって貧困にならないためのセイフティネットを地域の人たちと整備する活動をしています。バングラデシュでも近いうちにUHCを目指す取り組みが、政府主導で始まると思います。新しい制度が導入されることで、不利益を被る人が生じないよう、現場レベルで何を準備しておくべきか、フィリピン視察の学びを元に考えています。
 以下にご案内する12月15日にて報告いたしますので、関心のある方、ご参加ください。

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  2014年度NGO研究会「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとNGO」海外調査報告会
       NGOらしいUHCへの取り組みを探して
    =フィリピンにおける保険制度導入と保健サービス=
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◎日時:12月15日午後1時30分~4時30分(3時間)
◎場所:中央区立環境情報センター研修室
・所在地:東京都中央区京橋三丁目1番1号 東京スクエアガーデン6階 京橋環境ステーション内
・位置情報:http://eic-chuo.jp/access/
・行き方:東京メトロ銀座線「京橋駅」3番出口すぐ、有楽町線「銀座一丁目駅」7番出口から徒歩2分、JR有楽町駅京橋口より徒歩6分「東京スクエアガーデン」6F「京橋環境ステーション」
◎主催:外務省(2014年度NGO研究会「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとNGO」)、実施:(特活)アフリカ日本協議会
◎参加費:無料
◎申込み:以下の申込フォームよりお申し込みください。
申込フォーム:http://ow.ly/EAxHt
※参加にあたってサポート等が必要な方は、どのようなサポートが必要かご連絡ください。(申込フォームの書き込み欄に記入いただくか、以下の問合せ先にご連絡ください)
◎問合せ:(特活)アフリカ日本協議会(担当:稲場)
・電話:03-3834-6902, 電子メール:ajf.event@gmail.com
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★「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」が国際保健政策の合言葉になって数年。本年度のNGO研究会「UHCとNGO」(外務省NGO活動環境整備支援事業)では、このUHCの実現に向けてNGO・市民社会はどのような視点から、どう取り組むべきかを探ってきました。
★1995年に全国規模の健康保険制度「フィルヘルス」(PhilHealth)を導入し、貧困者を対象とする「条件付き現金給付」の仕組みと連動させて「UHC」の実現に取り組んでいるフィリピン。NGO研究会では、この国でUHCの制度がどう機能し、どのような課題があるのか、ジェンダーや障害、HIV/AIDS、先住民、移住労働などにかかわる社会的排除と保険・福祉制度との関係、代替医療・伝統医療とUHCの関係、そして市民社会・地域社会・コミュニティはこれらの課題にどう向き合っているのかについて、現地調査しました。
★フィリピンの社会の中で、UHCはどう息づこうとしているのか、そこからこぼれ落ちているものは何か、「一人も取り残さない」ためには何が必要か。フィリピン調査チームが発見した様々な課題をお伝えし、みんなで考えます。ご関心の皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
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◎発表者とプログラム
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<発表者>フィリピン調査チームメンバー(敬称略)
・石山民子(アジア砒素ネットワーク)
・稲場雅紀(研究会事務局 ※アフリカ日本協議会)
・田中雅子(上智大学准教授)
・西山美希(シェア=国際保健協力市民の会)
<プログラム>
◎開会挨拶・NGO研究会の目的とこれまでの経過
◎プレゼンテーション
・フィリピン調査概要
・UHCを目指すためのNGOの役割:セイフティネットの複合的活用(石山)
・地域住民参加によるUHCの取り組み:参加型開発の徹底(西山)
・文脈を読んだアドボカシー:政府と市民社会の関係から見た政策提言の成果と課題(稲場)
・誰ひとり取り残さないUHCを考える(田中)
◎関係者コメント、質疑・全体討論
◎今後のNGO研究会の取り組み等