ひまわりと天秤

かつては法曹を目指したけれど、今は世界を飛び回り活躍する
ビジネスマンを目指している人のブログ

今週の気になるニュース

2010年07月04日 | 時事についての意見
今週の気になるニュース

①7月1日から、中国政府は1日から、中国人観光客を受け入れる条件を大幅に緩めたこと

これまで、お金持ちに限っていた個人向けの査証(ビザ)の発給が中間所得層にまで広がった。その対象は、これまでの10倍の1600万世帯。
日本の全世帯の3分の1近い規模になる。
日本の観光地や商店などは、中国人の旺盛な消費欲に期待する。

梅田周辺を歩いていても中国語が飛び交っているのであるが、これからは、中国人がそこかしこにいらっしゃることになるのでしょうなあ。

そして、このところ、単に観光に来る中国人だけではなく、日本の不動産に投資を行う目的で日本に渡航する中国人が多くなっているらしい。
ひょっとしたら、自分のマンションのオーナーが中国人ということもありえるかもしれないですね 言葉の通じない方がオーナーだなんてちょっと困るなあというか。

何よりこまるのが、中国国内の不動産投資では飽き足らず、日本の不動産を購入する中国人が増えるがあまり、日本人が購入するマンションや住宅価格が上昇することでしょうな
不動産業界は潤うが、いきすぎは一般市民にとってはちょっと困る事態ですね



中国といえば、どうやら、僕はどうやら船積課で貿易の仕事を学んだ後(半年から一年位)は、東アジア課という(中国やらベトナムやら台湾やらインドネシアやらの東アジア地域を担当とする課)部署に行くらしい。
はっきり行って、うちの会社の売り上げ高の半分位は、中国向けなので、その地域を担当する東
アジア課もなかなか急がしい部署らしい。

ただ個人的に気になるのが、
生産拠点が中国以外の新興国に移転する可能性だ。

2008年に公布された中国労働法による労働者の権利意識の普及や
急速な経済成長を背景に沿海部を中心に人手不足が広がっていることなどで
人件費の上昇圧力が高まっているらしく
(富士康(※)の労働問題、ホンダの労働争議などが報道されているように)、
長期的に考えれば、企業h生産拠点をより南西地域の国(ベトナム、タイ、バングラディッシュ、インド)に移点させることも考えられる。
今後の成長は新興国にとってかわられるのではないかという点が非常に気になる。
実際、うちの会社はインドやバングラディッシュ、ベトナムの取引が増えてきているらしい


※富士康はEMS(電子機器の受託製造サービス)世界最大手の台湾企業、鴻海精密工業(ホンハイプレシジョン)の主力子会社。アップル、デル、HP、ソニー、任天堂など有力ブランドの主力商品を数多く受託生産している。

とはいえ、世界の工場としての役割を担ってる多くの中国企業が技術力や生産力という点から、そう簡単に、新興の国々の工場に負けるとは思われない。
しばらくは、経済発展目覚しい中国企業を相手に仕事をすることは自分にとってプラスになるはず
だし、いいチャンスだ。何より会社のお金で中国語を勉強できる(笑)

数年後は英語、中国語をあやつり、トリリンガルになれたらなあ

北浜にて一ヶ月

2010年07月04日 | 日々の生活で感じたこと思ったこと
神戸での研修が終わり、今の大阪北浜にある会社で勤務し始めてようやく一ヶ月がたった。

貿易実務の仕事は、思っていたより大変だなあと、


かなり締切にタイトな仕事であること。
どの仕事にも、締切や納期というものがあると思うが、輸出の手続きの場合は
船の出帆日やフライトスケジュールが決まっている中で、多数の仕事が詰まっていたり、急な仕事が入った場合(明日までに出荷手配を頼まれた場合)でも、確実にスケジュールを守って手続きを
しなければならない。

輸出から客先に荷物が届くまでの手続きで多くの関係業者とのやりとりが必要となること

顧客に荷物がとどくまでには、かなり大雑把に分けて、

工場との出荷調整
    ↓
フォワーダーとのやりとり(工場から港まで荷物を運び通関を代わりに行ってくれる)→
    ↓
保険会社とのやりとり(保険の申し込み)
    ↓
船会社とのやりとり(特定のコンテナにつめて、何時出荷するかの手配の調整)
    ↓
銀行とのやりとり(決済に関する手続∵L/C決済や荷為替手形の買取等)
    
書面を正確に作成するだけではなく、メールや電話で多くの関係機関と連絡をこまめにとらなくてはいけないが
非常に手間がかかる

あと、何より、几帳面さが要求される。
銀行に手形を買い取ってもらうときに、色んな持込書類を持っていく(B/L、原産地証明、保険証券等)のですが、その書類中に、一文字でも誤字があった場合(文脈上、明らかに文章の意味が判別できたとしても)、銀行に手形を買い取ってもらえない(特にL/Cという顧客に信用状を発行してもらう手形買取の場合はかなり厳格)のです。

決済手段として手形が使われるの?と思われる方がいらっしゃると思われるが、国際取引の決済手段としては、手形による決済が大半です。
金額も大きく、○千万とか○億円とかいう手形も普通にある。
銀行に手形を買い取りに行ってもらう書類をもっていくのですが、額面が額面なだけにかなり緊張しながらもっていく(外国為替部という部門にもっていく)

そんな決済に関わる書類を作成しなければいけないので、かなり責任は重大なのです。

性格的に、けっこう大雑把かつ、適当な僕が
几帳面さが要求される仕事をこなしていかなければならないというので、少し不安もありますが、
何とか頑張って行きたいと思います