毎週末、なんやかんやいって会社へ足を運んでいる夫ですが、今週はとうとう土日W出勤…。おつかれさまであります。
今日は出生届について覚書。日本妻+フランス夫=イギリス出産というパターンなので、手続きはイギリス、日本、フランスと3ヶ所で必要になります。といってもアメリカと違ってイギリスは出生=国籍取得ではありませんので、国籍は日本とフランスのみの取得。ただし、出生地なので公的な出生証明書はイギリスのお役所で発行してもらわなければなりません。
イギリスの手続き
出産後、病院からGeneral Register Officeに出産の事実が通達されます。入院期間にもよりますが、係官が定期的に病院を訪問するのとタイミングが合えば、病院にて手続きも済ませられる様子。もし病院で手続きできなかった場合は
コチラのHPにて検索。近くのオフィスがどこか〒で検索できて便利。予約制らしいですが、持って行くものは退院の際に病院が発行するDischarge Summaryくらいみたい。何を聞かれたりするかチェックしておきたい方はこちらのHPで説明してあります。42日以内に手続きしましょう。入籍しているカップルであればお父さんのみが手続きしに行けば良いです。
ここで注意!General Register Officeで出生届けを出す際に、(簡易のやつではなくて所謂Full Birth Certificateですね)Official copyの出生証明書を後日発行してもらうようお願いできるのですが、ここで忘れずに必要枚数をお願いしておきましょう!というのは、この時点でお願いした場合のお値段1部3.5ポンド(うろ覚えな数字ですが確かそうだったハズ)、出生届けが完了して後日お願いする場合は、なんと2倍の7ポンドですよー!日本のお役所提出用に2通必要だし、フランス側にも提出しなければならないし、イギリス版児童手当の申請にも必要な模様…。自宅の控えで1部必要となると、5部は最低でも必要なわけです。余裕を持って7部くらいお願いしとこうと思います。
日本の手続き
日本人が海外で出産した場合のお役所関連の手続きですが、婚姻届けの提出と一緒で、領事館vs日本の役場という選択肢があります。領事館のデメリットは提出してから戸籍に反映されるまで2ヶ月くらい時間がかかるということ。パスポートの申請をする場合は戸籍に反映されてないとならないので、出生後なんらかの理由でパスポート取得をお急ぎの方はご注意を。私は6ヶ月までにパスポートが取れていれば良いので領事館ルートで申請します。海外での出産は3ヶ月以内に届出ましょう。あと、入籍されてない方は必要書類など変わってきますので、必ず確認を!特に注意が必要なのが、日本人(父)+外国人(母)の方です。胎児認知をしてないと出生による日本国籍の取得はできませんので、普通に出生届が出せないそうです。詳しくは領事館にてお問い合わせください。
在ロンドン領事館のHPに詳しく説明してあるので詳細は省きますが、出生届け関連で必要な書類請求用のフォームがダウンロードできるようになってます。在留届を出していれば郵送で手続きできるのが、地方に住む私には嬉しいところ。私はすでに書類も記入できるところは記入しました。きっと出産後はそんなことしてる余裕ないだろうしね。出生証明書を翻訳しないとならないのですが、その見本の雛形もちゃんと用意されてます。結婚届はフランスで出したのですが、リヨンの領事館ではフランスの住所を日本語に翻訳する際にとても便利な地名リストがもらえました。ロンドンもそういうのくれたら良いのになぁ。ま、適当にカタカナにしときましたけど。
フランスの手続き
これは夫の担当なので私には全くのブラックボックス。しかし、「必要な書類は何で、いつまでに手続きしなきゃならないの?」と聞いたところ「出生証明書だけで、別に締切なんてないよ」というなんともいい加減な返事。全然信用できない!出生届けに期限がない国なんて一体あるのか…、そんなわけナイ

に決まってます!(笑)しかも、Family bookに記入(手書きなのですよ、これが。しかも子どもの記入欄が8人分もある…。今時8人はかなりレアなケースだよねぇ。紙の無駄ではなかろうか?)してもらわないとならないんだから、Family bookは絶対提出しないとならないに違いないのだけれど、そんなことも考えてない様子の夫。この人に任せといて大丈夫なのかしら?という不安がどんどん募る。産後2週間の休暇中に是非とも手続きを済ませるよう願ってます。ま、フランス国籍取得できないだけですからね、私の知ったこっちゃありません。私は日本側に提出する出生届けの「日本国籍を留保する」欄をチェックして、署名捺印いたしましたからね。
最近フランス領事館の出張所がバーミンガム空港の近くに再オープンしたので、(といっても全く普通の人のお家なんだけど)ロンドンまで行かずにできることも増えて大変便利な模様。先日不在者投票(町長戦の時期であります。お友達のクレア町長さんを応援すべく、ちゃんと投票する夫)をしにいそいそと出かけた夫ですが、「学生さん?」と聞かれ愕然としておりました。来月には34才なんだけどなぁ…。
やはりフランス人もラテンの血を引いているだけあり、こういう手続き関連に対する興味が薄い気がする。領事館のHPなんかあまり役に立つ情報なさそうだしなぁ…。何せIDカード発行に3ヶ月かかる国であります。対して日本の在ロンドン領事館のHPは使いやすい。イギリスもお役所関係はしっかりしたHPが多いので非常に助かってます。