pinのかけら

人生ってながい…

ケヤキのかざぐるま

2008-12-05 | Weblog
昼休み、家に戻る途中、突風が吹いてきて、公園のケヤキの葉が空高く舞い上がりました。
そして、その中にひと枝が、くるくるとまわりながら私の前に降りてきました。
「ケヤキのかざぐるま」です。

旧ブログにも書いた話ですが、私がこれを最初に見たのは、小学生の頃。
お寺の境内で、友達と待ち合わせをしていた時のことです。
まだ誰も来ていなくて、ひとり、しんと静まり返った境内で友達が来るのを待っていました。
突然すごい風が吹き、境内の木々がゴォーという物凄い音を立てました。
一瞬“こわい!!”と思いました。
が、次の瞬間風が止み、空からカラカラという軽やかな音が聞こえてきて・・・
見上げてみると、ケヤキの小枝がくるくると回りながら降りてきていたのです。
青空とくるくる回るケヤキの小枝。
“すごい!!”
とても感動しました。私にとって忘れられない光景のひとつです。

くるくると回りながら降りてきた小枝をみると、葉っぱはきれいな放射線状に開き、その根元には小さな実がついています。
葉はプロペラの役目をし、実は重りの役目をしているのでしょうね。
実を遠くまで運ぶ形状の植物としては、タンポポや楓などが有名ですが・・・きっとケヤキも同じように、自分の分身を遠くまで運ぼうと思っているのではないでしょうか。

春のやさしい新緑、夏のまぶしい緑、秋の紅葉、そして落ち葉、冬の凛とした幹も・・・ケヤキって大好きな樹です。

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