今回も、新しく開設したブログの記事を再録で紹介します。
オールド・レンズ(OL)と フイルム・カメラ(FC)を愉しむブログ
『OLFC倶楽部 (いにしえのカメラ・レンズたち)』
カメラ、レンズに特化したブログですのでよろしくお願いします。
α7購入に伴い、先に購入していたNEX-6用のマウントアダプターに数本のマウントアダプターを買い足して12種類のマウントに対応できるようにしました。
殆どのマウントアダプターはノーネーム中国製の粗雑品なので、使用に際して注意を要したり、簡単な修正を施したものもありました。
そこで、今回はマウントアダプターの取り付けに関しての検証です。
NEX(APS-C)用に設計されたと思われるマウントアダプターが殆どなので、ケラレなくα7のフルサイズで撮影できるかの検証も必要ですが、次回以降の実写で検証します。
1.PENTAX K レンズ⇒SONY E
ノーネーム品。造りは良かったのですが、取り付けが緩かったので矢印部分のスリットにマイナスドライバーを挿し広げて修正。なお、PENTAXボディの純正マウントでは、この部分に板バネを使っています。
マウントに板バネが使われていないため、PENTAX純正のM42レンズ⇒Kマウントアダプター(下記写真左下)を取り付けてもスカスカで使い物にならず、M42レンズ⇒SONY Eマウントアダプターを別途購入することにしました。このようにマウントアダプター同士の互換性は低いのでよく検証してから購入、使用する必要があります。
さらに、L39レンズ⇒M42アダプターリング(上記写真右下)を着けてLマウントマクロ撮影も考えていたのですが、こちらも再検討です。
2.3.4.PEN-F&OM・Nikon Fレンズ⇒SONY E
PEN-Fレンズ⇒SONY E(写真下)はノーネーム品ながら造りが良く、マウントに板バネが使われています。取り付けは硬めですが、緩いよりは良いだろうと修正せずそのまま使用しています。ちなみに、PEN-Fのフォーマットはハーフサイズ(≒APS-C)なのでα7のフルサイズで撮影すると四隅にある程度のケラレが出ると思われます。
さらに、PEN-F用に購入していたオリンパス製のOMレンズ⇒PEN-F・Nikon Fレンズ⇒PEN-Fマウントアダプター(写真上)を噛ませればOM・Fレンズによる撮影も可能になるはずです。マウントアダプター同士の取り付けは問題なさそうですが、マウントアダプター自体がハーフサイズ(≒APS-C)用なので、α7のフルサイズでケラレなく撮影出来るかどうかの検証をする必要があります。(次回以降の実写の巻で検証します)
そして、上述のLマウントマクロ撮影用にL39レンズ⇒Nikon Fマウントアダプター(写真右下)を購入してみましたが、Nikon Fレンズ⇒PEN-Fマウントアダプター(写真左上)との相性が悪く、使用を断念。
L39レンズ⇒Nikon Fマウントアダプターはアルミ製のノーネーム品。Nikonボディの純正マウントには、どうにか取り付け出来ましたが、レンズ後部がミラーに干渉する可能性があるのでレンズの装着は止めました。しかし、オリンパス製Fマウントとの相性は最悪。取り付けが硬くロックする所まで廻らず、さらに逆方向にも廻ってしまうので、この組み合わせで使えば問題発生は必至です。Lマウントマクロ撮影に関しては更なる考察が必要です。
5.M42レンズ⇒SONY E
ノーネーム品。ピン押しリング(白矢印)があるので、マニュアル絞り非対応のレンズでも絞り動作が可能ですが、レンズ後部と干渉する可能性もあるので、取り付けに際して注意が必要です。また、フジカレンズを取り付ける場合は露出計連動爪と干渉しないように、二重リングのマウント部分(赤矢印)を若干持ち上げて固定します。こうすることによってフランジバックが若干伸びる、マウント面の厳密な水平が出し難い、マウント固定の強度低下などの問題点がありますので、このような小細工をして使う場合は細心の注意が必要です。
6.7.L39&Nikon Sレンズ⇒SONY E
L39レンズ⇒SONY Eマウントアダプター(写真右上)はノーネーム品ながら、問題点なく良好な着脱。
さらに、Nikon Sレンズ⇒L39マウントアダプター(写真右下)を噛ませてSマウントにも対応。マウントアダプター同士の取り付けも問題なく良好でした。
なかなか解決しないLマウントマクロ撮影ですが、前述のM42レンズ⇒SONY Eマウントアダプター(写真左上)にL39レンズ⇒M42アダプターリング(写真左下)を噛ませてみる事にしました。M42レンズ⇒SONY Eマウントアダプターのピン押しリングに対してL39レンズ⇒M42アダプターリングを強く締めつけると外れなくなるおそれがあるので注意が必要です。また、L39マウントレンズ後部がピン押しリングに干渉しないか確認しながら取り付ける必要があります。幸いにして、手持ちのL39マウントレンズの後部は干渉しませんでした。
8.SONY・MINOLTA A⇒SONY E
ノーネーム品ながら、取り付けに関しては問題ありませんでした。絞りリング内臓なので、絞り動作可能。0-7の目安数字が入っていますが、正確な絞り値は判らないようです。
さらに、SONY 純正品がこちら。
NEX用なのでα7には使えませんが、AF、AE、自動絞り連動の優れものです。
上記ノーネーム品があるので、購入したものの未使用で放置しています。
さらに、古いAマウントレンズは絞りが粘っている個体が比較的多くあり自動絞り連動不良になることがありますが、このような個体でもマニュアル絞りのノーネーム品なら絞りが使える、という利点もあります。
9.MINOLTA SR、MC、MD⇒SONY E
ノーネーム品。レンズを取り付ける時に、ロック解除ボタン(矢印)を押さなければ引っかかります。ロック解除ボタンを押さずに無理に廻すと破損する恐れがありますが、ノーネーム品にはよくある現象です。ちょっとしたことで問題なく使える場合もありますので、ノーネーム品の使用には工夫と注意が必要です。
10.Petri⇒SONY E
ノーネーム品で荒い造りですが、取り付けは大丈夫でした。赤い締め付けリングにストッパーやクリックが無いので、レンズ付け外し時には点印をUに合せる、締め付け時は逆廻しも出来てしまうので間違いなくCの方向に廻すように注意します。
いかにもノーネーム品らしい、使い手を試すようなアダプターですが、使い方を間違えなければ問題ありません。
11.Konica AR⇒SONY E
ノーネーム品。MINOLTA MD用と同じく、レンズを取り付ける時に、ロック解除ボタン(矢印)を押さなければ引っかかります。ロック解除ボタンを押さずに無理に廻すと破損する恐れがありますが、ノーネーム品にはよくある現象です。ちょっとしたことで問題なく使える場合もありますので、ノーネーム品の使用には工夫と注意が必要です。
12.Canon FD⇒SONY E
ノーネーム品。取り付けたレンズの後部に絞り連動ピン(矢印)が擦れるので、若干下方に曲げて修正しました。
なお、Canon EF レンズは絞りが電子制御なのでCanonボディ専用と割り切って、マウントアダプターは購入しませんでした。電子接点つきの高価なアダプターがありますが、そこまでしてα7に着けることも無いと思いました。
以上、12種類のマウントに対応するアダプターを検証しましたが、社外品・ノーネーム品の使用には細心の注意と工夫が必要です。安いモノは安いなりの品質、社外品は純正とは違う製造法であるということを考えに入れて使用しなければなりません。
☆最後までご覧いただき有難うございました。以下もお読みください☆
カメラの撮影や使い方など、私個人の方法や愉しみ方を記したものであり、メーカー推奨の使用法に合致しない場合が多々あります。
特に社外品のマウントアダプターを装着する時は、細心の注意を払って自己責任で行うようにしてください。社外品のマウントアダプターを使用することで、カメラやレンズが破損しても修理補償の対象外となります。
このブログをご覧になって行ったカメラの使用・撮影などの行為によって生じた損害や被害に関して筆者は一切の責任を負いませんのでご了承ください。
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