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近代建築撮影日記

日本全国の近代建築を
大判カメラ、一眼レフ、デジカメなどで
撮影した写真で紹介していきます

下妻の近代建築と町家

2010-08-12 23:34:30 | 関東(東京以外)
今回は、ジャンクで手に入れたPENTAX SLの試写です。
こないだから部屋の片付けをしていたのですが、不用品をハード・オフに売りに行ったときにSLが目にとまってしまい、せっかく手にしたお金はカメラになりました。

PENTAX SLはSPから露出計を取り除いた廉価版ですが、比較的数が少なく、電気系統の故障を心配しなくてもよいので人気のある機種といえます。カメラの状態は良好、モルトだけ自分で張り替えて、いよいよ試写です。

ついでに、かなり前にジャンクで手に入れたSMCタクマー 35mm F3.5も試写してみました。このレンズは絞り羽の動きが鈍くなっていて自動絞りが使えないので、マニュアル絞りでの撮影です。タクマーレンズはマニュアル絞りに切り替えることが出来るので不自由ながらどうにか撮影できます。

表題写真はそのPENTAX SLとSMCタクマー 35mm F3.5です。
(カメラ;RICOH GR Digital II・2010/8/12撮影)

さて、カメラのことはこのくらいにして写真を紹介していきましょう。

※クリックすると大きい画像でご覧いただけます。


旧下妻町役場
(不詳/S12/木2/文化財指定なし)
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)
かなり痛んでいますが、公民館として現役で最低限のメンテナンスはされているようです。

同上・裏面
(カメラ;Nikon F2・2010/8/29撮影)
【2010/8/29追加】再訪してシフトレンズで撮影しました。


旧門井歯科醫院
(不詳/S5/木2/文化財指定なし)
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)

同上
(カメラ;Nikon F2・2010/8/29撮影)
【2010/8/29追加】再訪してシフトレンズで撮影しました。


新関利治商店 石蔵
(不詳/不詳/石/文化財指定なし)
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)
教会を思わせる、アーチ状の装飾。この大谷石の蔵は昭和戦前物件でしょうか。


坂巻砂糖店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)
砂糖店という商売が現在でも成立しているのでしょうか?
2006年に訪れたときには、店内にセメント袋のような紙袋が山のように積まれていました。


外山書店
(不詳/不詳/土蔵造/文化財指定なし)
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)


坂入商店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)

同上 花壇の花
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)
最短撮影距離・絞り開放で試写してみました。
綺麗にボケていますね。


ペンヤ食堂
(カメラ;PENTAX SL・2010/8/12撮影)
変った名前の食堂が目に付いて、昼食を摂りました。Aランチ、600円の豚焼肉定食、美味でした。お勘定すると、おかみさんに「暑いですね、お気をつけて」と暖かく見送られました。


下妻というと「下妻物語」で有名になりましたが、深田恭子のようなゴスロリも土屋アンナのようなヤンキーもいませんでした。すれ違う人々が見知らぬ私に「こんにちは」と声を掛けてくれる、心温まる街でした。


※ネットで調べていると、下妻キリスト教会(ヴォーリズ設計)というのを見付けました。いずれ、見に行かねばなりませんね。


【2010/8/29追加】上記の下妻基督教会を2010/8/29に撮影しましたので追加掲載します。


旧下妻基督教会
(ヴォーリズ?/T12/木2/文化財指定なし)
(カメラ;Nikon F2・2010/8/29撮影)

同上
(カメラ;Nikon F2・2010/8/29撮影)

同上
(カメラ;Nikon F2・2010/8/29撮影)
現在はキリスト友会下妻月会となっています。専従者を持たない施設なので、信者によって維持管理されているようです。古びた公民館のような趣きになっていますが、現役の教会です。


酒寄写真館
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)
(カメラ;Nikon F2・2010/8/29撮影)
【2010/8/29追加】戦前と思われる写真館です。

栃木の近代建築(リベンジ編)

2010-03-27 22:42:52 | 関東(東京以外)
2009/12/19撮影の3回目は栃木です。
2009年は何度も栃木を訪れましたが未見物件があると判明したため、再訪しました。

過去の記事
栃木の近代建築と町並み(OLYMPUS OM-1Nで撮影)
栃木の近代建築(EBONY SW45で撮影)
栃木の近代建築
もあわせてご覧ください。

※クリックすると大きい画像でご覧いただけます。


大場医院
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f16 2/3・ライズ+シフトアオリ)
初見です。建築のデータが見つかりませんでしたが、大正期の建築でしょう。

表題写真も大場医院です。
(撮影データ;EBONY SW45・FUJINON SW 90mm F8・6x9判・1/30秒・f22・ライズアオリ)
レンズはシノゴノ会唯一の同士が所有する物です。


旧栃木県尋常中学校栃木分校本館
(不詳/M29/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/8秒・f16・ライズアオリ)
初見です。何度も訪れながら、敷地の奥にもう一棟あったとは知りませんでした。
宇都宮にある旧栃木県尋常中学校の分校です。
陸軍大演習時の明治・大正天皇の行在所としても使われたとのことです。


以下、再撮影物件です。


旧栃木県立栃木中学校講堂
(不詳/M43/木1/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22・ライズアオリ)


旧栃木県立栃木中学校記念図書館
(不詳/T3/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・4x5判・1/15秒・f22 1/3・ライズアオリ)

同上

(撮影データ;EBONY SW45・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/30秒・f22・ライズアオリ・2011/1/22撮影)
【2011/1/26追加】2011/1/22に未見物件を撮影するために栃木再訪した折に撮影しました。


栃木病院
(不詳/T2/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・4x5判・1/15秒・f22 2/3・ライズアオリ)


旧栃木町役場
(堀井寅吉/T10/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・ 4x5判・1/8秒・f16 1/3・ライズアオリ)


実はまだ、未見物件として「横山邸洋館」「柏戸医院」等があるようです。更にもう一度栃木を訪問しなければなりません。


【2011/1/26追加】
上述の「横山邸洋館」を撮影しましたので写真を掲載します。

旧横山家洋館
(不詳/T7頃/木1/登録文化財)
(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor W 180mm F5.6・4x5判・1/4秒・f16 2/3・ライズアオリ・2011/1/22撮影)

同上 内部
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/1/22撮影)

同上 天井
(カメラ;RICOH GR Digital II・2011/1/22撮影)


次回は、やっと2010年元旦撮影分になります。

真岡の近代建築

2010-03-24 19:52:30 | 関東(東京以外)
2009/12/19撮影分の2回目は真岡です。
今回は町外れの1物件のみ撮影しましたので、市街の物件は過去写真による紹介です。

※クリックすると大きい画像でご覧いただけます。


旧真岡尋常高等小学校講堂
(遠藤新/S13/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22 1/3・ライズアオリ)
フランク・ロイド・ライトの弟子である遠藤新の設計による建築。
町外れに移築されていることもあり、近年まで存在すら知りませんでした。

同上・正面

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・4x5判・1/15秒・f22・センターNDフィルター・アオリなし)
横長の建築を4x5で撮影するとこのような勿体ないことになり、結局、表題写真のように半分以上省いてトリミングする羽目になります。


旧栃木県立真岡中学校本館
(不詳/M36/木2/登録文化財)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
左;表面、右;裏面。
M37という資料もあります。


旧栃木県立真岡中学校校舎?
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
旧栃木県立真岡中学校本館の隣にありました。
本館よりは新しいと思いますが、戦前物件だと思います。


滿川醫院
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)


旧下野紡績所打綿室
(不詳/M28/石1/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
官営の下野紡績所がT2に閉鎖され、その一部が現在地に移築、大塚製粉として操業していました。
現在は喫茶店等がテナントとして入っています。


渡辺私塾荒町教室
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)


村上歯科医院
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カ メラ;Canon P・2003/5/17撮影)


旧歯科大関醫院
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)


(カ メラ;Canon P・2003/5/17撮影)


物件名不明(その1)
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)


物件名不明(その2)
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
洋館付き住宅です。


物件名不明(その3)
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
電気屋のようです。東芝会員店の看板があります。


物件名不明(その4)
(不詳/不詳/木?/文化財指定なし)

(カメラ;Konica BiG mini F・2007/6/10撮影)
軒下と角の柱に洋風の意匠が見えます。


旧岡部呉服店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カ メラ;Canon P・2003/5/17撮影)


金鈴荘(旧岡部久四郎別邸)
(不詳/M初期/木2/栃木県指定重要文化財)

(カメラ;Konica BiG mini F・2007/6/10撮影)
旧岡部呉服店の裏手にあります。


常磐橋
(不詳/不詳/RC?/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
デザインから見て戦前の橋梁でしょう。


今回紹介した物件について、インターネットで色々調べようとしましたが、ほとんど資料が見つかりませんでした。


次回は栃木です。

下館の近代建築

2010-03-16 23:59:15 | 関東(東京以外)
第11回シノゴノ会(2009/12/19)の写真を、今回から3回に渡ってご紹介します。
今回は下館の近代建築を過去撮影写真と共に紹介します。以前の記事、下館の近代建築(OLYMPUS OM-1Nで撮影)と併せてご覧いただくと下館の近代建築をほぼ網羅できると思います。ただし、土蔵や町家は割愛しています。

表題写真は、かせき堂本店(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)です。
(カメラ;Konica BiG mini F・2007/6/10撮影)

※クリックすると大きい画像でご覧いただけます。


中澤時計店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・6x9判・1/4秒・f22 1/2・ライズアオリ)
超一級品の看板建築です。昭和一ケタの竣工でしょう。
この角度で撮影すると、左右非対称のデザインのため遠近感が誇張されて格好よく写ります。


荒川家住宅 主屋・店蔵
(不詳/S8・M40/木3・土蔵2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・6x9判・1/30秒・f22・ライズアオリ)
主屋はアールデコ調に帝冠様式の和風屋根。昭和初期の流行に即したデザインです。


(右から)古谷野時計店・飯沼薬局・名称不明
(不詳/S9・不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・1998/1/25撮影)
真ん中の飯沼薬局のみ現存していました。
建築年代は「新版日本近代建築総覧」により、古谷野時計店のみS9と判明。3棟ともほぼ同時期の竣工と思われます。


間島印刷所
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)


中屋製菓株式会社
(不詳/不詳/土蔵2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
土蔵造ですが、煉瓦塀があるので掲載します。


名称不明
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)


森永牛乳下館田町販売店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
下館ではモルタルの看板建築が多いのですが、この物件は東京下町スタイルの銅板貼りです。


たみや図書
(不詳/不詳/木3/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)


清水理容所
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
戦前か戦後か、今ひとつ分かりません。


直江醫院
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
見た感じ、戦後すぐ位かもしれません。


名称不明
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon P・2003/5/17撮影)
窓の左右と下に地味ながらテラコッタ装飾があります。


次回は、真岡です。

再訪物件(旧学習院初等科正堂・旧県立佐倉中学校本館)

2010-02-04 22:29:31 | 関東(東京以外)
名古屋の第二回目の前に割り込んで、2010/1/31に撮影した写真をご紹介します。

今回の撮影は、シノゴ用の新アイテムの試用が目的で、以前に紹介した物件二題です。

その新アイテムとは「MINOLTA SPOTMETER F」


と「シノゴを2分割してパノラマ写真を2枚撮影するための仕切り板」(自作)です。

(以上3枚、カメラ;RICOH GR Digital II)

以下にその試用写真を掲載します。

※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。


旧学習院初等科正堂
(新家孝正/M32/木1/重要文化財)

「仕切り板」の試写では、上のようにシノゴ1枚にパノラマ写真を2枚写すことが出来ました。
以前シノゴで撮影した写真は上下が大きく空いていて勿体ないと思ったのが「仕切り板」を製作するきっかけです。
分割すると下のように2枚のパノラマ写真となります。

(撮影データ;EBONY SV45Ti・Nikkor SW 90mm F8・4x5半切判・1/8秒・f22・フォールアオリ)
被写体をフイルムの上半分に収めるためフォールアオリをしています。

(撮影データ;EBONY SV45Ti・Nikkor SW 90mm F8・4x5半切判・1/8秒・f22・ライズアオリ)
こちらはさっきとは逆で、被写体をフイルムの下半分に収めるためにライズアオリをしています。
曇天だったためスポットメーターの試用はせずに、入射光式のメーターで露出を決定しました。


旧千葉県立佐倉中学校
(久野節・後藤政次郎/M43/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/30秒・f22 1/2・ライズアオリ)
前回(2009/9/20)はペンキ塗り替えの足場が組まれていましたが、今回は塗り替え完了直後でまるで新築のようです。前回写真はコチラ

(撮影データ;EBONY SV45Ti・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/30秒・f22・ライズアオリ)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/30秒・f22 1/3・ライズアオリ)
以上、3枚は「MINOLTA SPOTMETER F」で露出を決定しました。
ハイライト部分のみ、シャドー部分のみを正確に測光できるので、露出決定し易いです。基本的に、ハイライト部分を白飛びさせずに白く描写できる露出値(ハイライト基準)で撮影しました。前回の写真はハイライトが白く飛んでいましたが、今回は露出精度が上がりました。

(カメラ;au携帯電話W63CA)
左右の端のデザインは中央部とは趣が違います。この部分だけ見ると別の建築のようです。

(カメラ;au携帯電話W63CA)
サブカメラを忘れたので携帯で撮影しました。
緑のが付いています(登録文化財のプレート)。

表題写真は旧千葉県立佐倉中学校の入り口扉です。
(カメラ;au携帯電話W63CA)

水海道の裏路地にある近代建築

2009-12-20 20:44:10 | 関東(東京以外)
今日(2009/12/20)、ジャンクで購入したCanonet GIII QL19の試写のため、水海道に行きました。
水海道にはしょっちゅう出かけていますので、今回は趣向を変えて裏路地散策です。
(予告の松阪は後日改めて紹介します)

ここで少しカメラの説明を・・
Canonet GIIIには本来、40mm f1.7レンズが付いていますが、このカメラには45mm f1.9が付いています。いわゆる廉価版ですね。
40mm f1.7レンズは解像度が高く良く写るので、同じような描写をすると思います。
購入価格は1000円。ジャンクなのでレンズにはカビがあり、露出計は作動しませんが、シャッターは正常なので使用可能です。
珍しい純正革ケース付きだったのが購入の決め手です。

(カメラ;RICOH GR Digital II)


※クリックすると大きい画像がご覧いただけます。

※撮影日は2009/12/20です。


旧報徳銀行水海道支店
(不詳/T10頃/煉瓦/市指定文化財)

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
正面上部にペディメント(幽霊みたいな三角の装飾)が付いていたそうですが、昭和58年の火災で失われました。

銀行の脇道から裏路地へ・・


旧報徳銀行水海道支店裏面

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
銀行時代には木造平屋の増築がありましたが、保存再生にあたって取り払われました。

古いレンズなので若干黄色みのある発色ですが、歪みが無く、解像度も高いと思います。


羽田写真館・美容室
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
元は写真館のみだったのでしょう。2階には写場の明り取り窓があります。大正~昭和初めの建築でしょうか?

半逆光ですが右側に白くハレーションが出ています。中玉にカビがあるので、光が乱反射しやすいのでしょう。


羽田写真館・美容室 右側面

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
屋根の形状から見て、元和風家屋だったものを写真館に改造したのではないかと思います。

順光だとこんなに綺麗に写ります。


大谷石の蔵
(不詳/不詳/石/文化財指定なし)

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)


物件名不明
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
下見板張りの洋風建築です。
小粒ながら、下見板張りの建築が数多く残っています。

ハイライト部分が若干ソフトフォーカスっぽくなっているのは、カビのせいでしょうか。


旧南茨会館
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
新発見の物件です。2階軒下を見て、戦後建築かと思いましたが、右書きで「南茨会舘」とあるので間違いなく戦前物件ですね。
1階外壁にスクラッチタイルが使われているので昭和初期の建築でしょう。玄関周りには大谷石が使われています。
インターネットで検索してみましたが「南茨会舘」の素性については良く分かりませんでした。

表題写真も「南茨会舘」です。


旧鈴木眼科
(不詳/T10/木1/文化財指定なし)

(カメラ;CANON Canonet GIII QL19)
玄関ポーチが後付けのようですが、小粒ながらしっかりした造りの洋館です。

真壁の近代建築と町並み

2009-12-10 23:50:03 | 関東(東京以外)
2009/11/22、第10回シノゴノ会です。
今回は、シノゴカメラ用の6x4.5フイルムホルダー試写をメインに撮影しています。

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます。

※撮影日の記載なき写真は2009/11/22撮影です。過去の写真には撮影日を記載しています。


旧真壁小学校奉安殿
(不詳/不詳/RC?/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・Nikkor SW 90mm F8・6x4.5判・1/4秒・f22 1/3・ライズアオリ)
おそらく当時は尋常高等小学校だったと思われますが、資料が無いので分かりません。終戦後、取壊されるのが忍びなく、個人で引き取って移転保存したそうです。
90mmはシノゴでは広角レンズ(26mm相当)ですが、6x4.5だと標準レンズ(57mm相当)になります。

表題写真は奉安殿の正面です。
(カメラ;RICOH GR Digital.・2007/7/8撮影)


旧川嶋生薬店
(不詳/江戸末期/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/4秒・f16・ライズアオリ)
真壁は歴史ある城下町で江戸時代の町家も残っています。町ぐるみで登録文化財の指定を受けて観光に力を入れています。
58mmレンズはシノゴで超広角(17mm相当)、6x9でも超広角(24mm相当)、6x4.5で広角(37mm相当)レンズになります。


旧第五十銀行真壁支店
(不詳/S2/木2?/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/8秒・f16・ライズアオリ)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・Nikkor SW 75mm F4.5・4x5判・1/4秒・f16 2/3・ライズアオリ)
RCとの資料もありますが、木造建築に人造石洗い出しの外壁を張ったものではないかと思います。


潮田家住宅
(不詳/M/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/8秒・f16・ライズアオリ)
呉服店を営んだ豪商です。角に道路元標があり、町の中心に位置しています。


真壁町道路元標

(撮影データ;EBONY SV45Ti・Nikkor W 180mm F5.6・6x4.5判・1/8秒・f16・ライズアオリ)
6x4.5判で撮影枚数が増えたので道路元標もEBONYで撮影してみました。
ちなみに、180mmレンズは6x4.5で120mm相当の望遠レンズになります。


村井醸造・店舗
(不詳/M初期/木/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/8秒・f16・ライズアオリ)
村井醸造は「公明」の銘酒で知られる。村井家初代は、近江国日野出身で、この地で酒造業を始めたのは延宝年間(1673~1680)といわれ、最も早く北関東に進出した近江商人の一人として知られています。


村井醸造・脇蔵
(不詳/M35以前/土蔵造/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/4秒・f11 1/2・ライズアオリ)


村井醸造・石蔵
(不詳/T/石造/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/4秒・f16・ライズ+シフトアオリ)
蔵の鬼瓦が中心になるようにカメラを向けて水平・垂直を出してから、庇が画面に入るようにレンズを右にシフトしました。


塚本家住宅
(不詳/M~T/木/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SV45Ti・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x4.5判・1/4秒・f16 1/2・ライズアオリ)


橋本時計店
(不詳/S初?/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2000/8/26撮影)
町家は登録文化財になっていますが、洋風意匠の商店は指定から漏れています。
旧第五十銀行の向かいにあります。


物件名不明 1
(不詳/S初?/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Canon Canonet QL17 G-III・2007/7/8撮影)
町外れにあった、事務所のような建築。
撮影当時、既に空き家だったのでもう無くなっているかも知れません。


谷口家住宅・穀蔵/石蔵
(不詳/M~T/木2/登録文化財)

(カメラ;RICOH GR Digital.・2007/7/8撮影)
煉瓦蔵があるので紹介しておきます。向かいには立派な町家の主屋があります。


物件名不明 2
(不詳/S初?/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital.・2007/7/8撮影)
下見板張りの洋館ですが最近の造作かもしれません。


物件名不明 3
(不詳/S初?/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital.・2007/7/8撮影)
丸太を並べたような面白いデザインです。
昭和10年代、もしかしたら昭和30年前後かも知れません。


次回は、赤坂離宮です。

川越の近代建築(その2)

2009-11-21 17:12:55 | 関東(東京以外)
前回に引き続き2009/11/2撮影分の川越(その2)です。
以前のブログ「川越の近代建築と町並み」「川越の近代建築」も併せてご覧ください。


表題写真は旧湯宮釣具店です
(不詳/S7/木3/登録文化財・川越市都市景観重要建築物等)
現状は蕎麦屋になっていますが、これは釣具店時代の写真です。
(カメラ;Nikon EL2・1996/4/13撮影)


※クリックすると大きい画像がご覧いただけます。

※撮影日の記載なき写真は2009/11/2撮影です。過去の写真には撮影日を記載しています。


旧八十五銀行本店
(保岡勝也/T7/RC3/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22・ライズ+シフトアオリ)
T7築というとまだ鉄筋コンクリート(RC)が珍しい時代です。蔵造りの町並みの中で、早くにRC造りを採用したのは大火に遭ったからでしょうか?


きんかめ時計店
(不詳/S3/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
正面に右書きで「ナイモのハナイ」とあります。
「の」だけが平仮名なのは何故でしょうか?


旧近江屋
(不詳/M30年代・大正/木2/市指定文化財)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
左がM30年代、右が大正時代の増築です。

(カメラ;Nikomat FT3・1994/8/15撮影)
以前はかなり痛んでいましたが、近年改修されました。


旧洋品店コロンボ
(施工は水村元太郎/T14/木3/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon EL2・1996/4/13撮影)
五百羅漢の石造像で有名な喜多院の近くにありました。インターネットの情報によると壊されたそうです。
グーグルストリートビュー(クリックすると現地画像が見れます)で確認してみたら、駐車場になっていました。


旧東武タクシー
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon EL2・1996/4/13撮影)
右書きなので戦前の物件だと思います。


旧佐藤小児科
(不詳/T8/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon EL2・1996/4/13撮影)
インターネットの情報ではマンション建設のため壊されたそうです。左右対称の端正な建築です。


旧川越病院門詰所
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon EL2・1996/4/13撮影)
この物件もインターネットの情報によると壊されたそうです。屋根の形状から見て大正頃の建築でしょうか?


旧関根平蔵邸
(関根平蔵/T14/木2/川越市都市景観重要建築物等)

(カメラ;Nikon new FM2・1996/6/29撮影)
地元の棟梁、関根平蔵が自邸として建てたそうです。
撮影時は毎日新聞販売店でしたが、今は住宅として健在とのことです。


看板建築長屋
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2000/4/16撮影)
細路地にあります。昭和戦前の建築だと思いますが、うすっぺらい感じなので戦後の物件かも知れません。


佐々木医院本館
(浦田文治/S10/木2/川越市都市景観重要建築物等)

(カメラ;Nikon FA・2000/4/16撮影)
窓枠の組み方がプチアールデコですね。玄関外灯もいい感じです。


川越には本当にたくさんの近代建築があります。2回に分けて紹介しましたが、看板建築を全て紹介していくと、あと2回分くらいはあるでしょうか。
きりがないのでここまでとします。

川越の近代建築

2009-11-21 15:35:02 | 関東(東京以外)
今回は2009/11/2撮影分の川越です。
以前のブログ「川越の近代建築と町並み」で撮影失敗した物件の再撮影と、未見物件の撮影です。

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます。

※撮影日の記載なき写真は2009/11/2撮影です。過去の写真には撮影日を記載しています。


旧埼玉農工銀行川越支店
(不詳/S2/RC2/川越市都市景観重要建築物等)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
2階の窓周りにライト風のアールデコ装飾があります。
川越は蔵造りの町並みが有名ですが、洋風建築も当時の最先端デザインが見られます。


大野屋洋品店
(不詳/S5/木2/川越市都市景観重要建築物等)

(カメラ;RICOH GR Digital II)

(カメラ;Nikon EL2・1996/4/13撮影)
過去の写真と様子が変わっていますが、旧状復元か、適当な改修かは不明です。


間仁田家
(不詳/S8/木2/川越市都市景観重要建築物等)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
大正館という看板がありますが、昭和の建築ですね。


太陽軒
(不詳/T14/木2/登録文化財・川越市都市景観重要建築物等)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
何度も川越に行きながら、初見です。洋食屋ですが、お休みだったので試食出来ませんでした。


川越スカラ座
(不詳/不詳/木/文化財指定無し)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
表には新しいタイルが張られていますが、戦前からの劇場です。


旧中野歯科医院
(棟梁・印藤順造/T2/木2/伝統的建造物)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22・ライズアオリ)
裏通りにあるため今まで気付きませんでした。


日本聖公会川越基督教会
(ウィリアム・ウイルソン/T11/煉瓦1/登録有形文化財・都市景観重要建築物等)

(撮影データ;EBONY SW45・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/8秒・f22・ライズアオリ)
前回、撮影に失敗したのはこの物件です。
表題写真には内部をUPしました。


旧武州銀行川越支店
(前田健二郎/S2/RC2/登録有形文化財・都市景観重要建築物等)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22 1/2・ライズアオリ)


山崎家住宅(亀屋菓子店)
(不詳/M26/木2/市指定文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22 1/2・ライズ+シフトアオリ)
右の店棚を中心に構えてから、左の蔵が画面に入るようにシフトアオリしています。店棚はゆがみなく左右対称に写っていますが、蔵は不自然にゆがんでいますね。シフトアオリは、どこかに不自然なゆがみが出るので、明確な補正意図が無いときに使ってはいけませんね。


旧山吉呉服店
(保岡勝也/S11/RC3/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22 1/2・ライズアオリ)
数年前に改修が施され歯科医になりました。

(カメラ;Nikomat FT3・1994/8/15撮影)
改修前は、ファサード面を残し裏手が取壊され、廃墟となっていました。屋上には木が生えています。デパート撤退後にキャバレーとして使われていたこともあったようです。


写真が多くなってきましたので、その2に続けます。


館林の近代建築

2009-11-15 21:39:37 | 関東(東京以外)
2009/11/1撮影分の2回目です。
ホフマン窯を見たあと館林に行きました。

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます。
※撮影日の記載なき写真は2009/11/1撮影です。過去の写真には撮影日を記載しています。


旧館林製粉株式会社工場事務所
(不詳/M38/木2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・4x5判・1/2秒・f22 1/2・アオリなし)
皇后陛下の祖父に当たる、正田貞一郎が創業した館林製粉は、日清製粉の前身です。

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)
2001年にはペンキ塗り替えのため足場が組まれていました。


旧館林信用金庫本店
(不詳/S9/RC2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・4x5判・1/8秒・f22 1/2・ライズアオリ)
モダニズムの影響が濃い建築です。様式建築から欠け離れたゆえに、古いものだと気付かれにくいようです。ネット上でもなかなか資料が出てきません。


東武鉄道館林駅
(不詳/S12/木2/関東の駅百選)


(カメラ;RICOH GR Digital II)
右隣の新駅舎

(カメラ;RICOH GR Digital II)
完成間近の様ですが、現駅舎はどうなるのでしょうか?


東武鉄道館林駅・変電所
(不詳/S2/RC2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)


梅乃湯
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
菱形デザインの窓枠が良いですね。
館林では同じデザインの窓が散見されます。


旧森牧商店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
ラーメン丼の模様「雷文」があります。
典型的な昭和初期の商店建築といえましょう。


某政治家後援会事務所
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
昭和初期の建築だと思います。
商店にしては入り口が小さいので、事務所か医院だったのでしょうか?


旧丸山本店
(不詳/S5/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
雷文模様と菱形の窓枠があります。


旧松本軒
(不詳/S2/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
此方も菱形の窓枠。
左右角の上部にコリント式オーダーのような模様が付いています。


旧松島事務用品店
(大塚国太郎/S10/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
テント看板に隠れていますが、見事な銅版張り看板建築だと思われます。


蓼沼洋品店
(不詳/S9/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
丸窓にステンドグラスが入っています。
アールデコの名品です。


旧上毛モスリン事務所
(不詳/M42/木2/県指定重要文化財)

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)


旧秋元別邸洋館
(不詳/不詳/木1/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)
東京の秋元本邸から昭和初期に移築さたという。
おそらくは、明治末から大正の建物でしょう。
秋元家は館林藩最後の藩主の家柄です。


永寿堂医院
(杉山工務店/T13/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)
創建時から白く輝くタイル張りだったのでしょうか?
だとしたら、当時、異彩を放っていたことと思います。
それとも、大正デモクラシーの時代には珍しくはなかったのでしょうか?


ワタナベ靴店
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)
此方にも菱形の窓枠が・・
今回、発見できなかったので既に喪失しているかも知れません。


住宅
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)
又々菱形の窓枠です。
昔の建築には、ごく狭い地域で大流行した意匠があります。館林ではこの菱形の窓枠が大流行したようです。


旧二業見番組合事務所
(不詳/S13/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)
二業とは芸妓屋業と甲種料理店(料亭など)のこと。戦後の一時期キリスト教会として使われたこともあるそうです。


表題写真も旧二業見番組合事務所です。
(カメラ;Nikon FA・2001/3/20撮影)


さて次回は、11/2撮影の川越です。
もちろん、過去の写真も発掘して掲載する予定です。

旧下野煉化製造会社煉瓦窯

2009-11-12 05:58:26 | 関東(東京以外)
2009/11/1撮影分の1回目です。
前日に行きそびれたホフマン窯に行きました。

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます


旧下野煉化製造会社煉瓦窯
(不詳/M22頃/煉瓦・木/重要文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 90mm F8・4x5判・1/15秒・f22 2/3・ライズアオリ)
通称、ホフマン窯。ドイツ人技師ホフマンが発明し、1858年に特許を取得したそうです。


(撮影データ;EBONY SW45・WIDEANGLE CONGO 120mm F6.3・4x5判・1/30秒・f22・ライズアオリ)
第七号窯の出入り口。イギリス積みの煉瓦です。


(カメラ;RICOH GR Digital II)
大きく崩れた部分があります。
2000年に訪れたときは崩れていませんでした。
崩れたというより、解体して修理しているように見えます。
塩害による腐食が激しいということなので修復しているのでしょうか。


表題写真は崩れる前の画像です。
(カメラ;Nikon FA・2000/8/26撮影)


次回は館林です。

栃木の近代建築

2009-11-10 23:36:25 | 関東(東京以外)
2009/10/31撮影分の3回目です。
佐野で撮影後ラーメンを食べて、当初予定していた栃木へ。


表題写真は、移築前・現役時代の旧栃木駅舎です。
(不詳/S3/木1/文化財指定なし)
現在は移築され、スーパーカーミュージアムとして使用されています。個人博物館で、移築も個人事業で行われたとのことです。
(カメラ;Nikon new FM2・2000/11/4撮影)


※クリックすると大きい画像がご覧いただけます


旧栃木駅舎前の銀杏並木

(撮影データ;EBONY SW45・FUJINON W 250mm F6.3・6x9判・1/8秒・f22 1/2・ライズ+スィングアオリ)
旧栃木駅舎は何度も撮影しているので、紅葉した銀杏並木を写してみました。スィングアオリでピント調整して手前から奥まで全てにピントを合わせました。


旧栃木町役場
(堀井寅吉/T10/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・4x5判・1秒・f22・シフトアオリ・センターNDフィルター)
SUPER-ANGULON は周辺光量落ちが大きいため、センターNDフィルターで補正しました。プロテクトフィルターの上にセンターNDフィルターを付けたので隅が蹴られています。超広角レンズは気をつけないとすぐにこうなります。
トリミングしてみました。

このフィルター、純正品ではないのですが光量落ち補正は上々です。


栃木市消防団第7分団
(不詳/S初期?/木1/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
旧町役場の向かいにあります。


岡安歯科医院
(大塚勝見/S7/木2/文化財指定なし)


(カメラ;RICOH GR Digital II)
建築データは「新版日本近代建築総覧」より。
全体の印象は地味ですが、玄関周りにすぐれた意匠があります。


横山郷土館
(不詳/M42・43/木2・石2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1秒・f22・ライズアオリ)
敷地内に洋館があるそうですが、入館したことがないので未見です。


旧斉藤邸
(堀江某/T初/木2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/2秒・f22・ライズアオリ)
現在「cafE15」というお店になっていますが、以前訪れたときは住宅でした。元々歯科医院だったという情報もありますが、詳細不明です。
住宅だった頃の正面上部

(カメラ;Nikon new FM2・2000/11/4撮影)


カトリック栃木教会
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon new FM2・2000/11/4撮影)
外観から見て戦後、S30頃の建築でしょうか?


物件名不明 その1
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2003/11/24撮影)
屋根は和風桟瓦ですが、壁面は下見板張りでかなり古い(M末?)洋館だと思います。


物件名不明 その2
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2003/11/24撮影)
元医院だったと思われます。
S初頃の建築でしょうか?


物件名不明 その3
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2003/11/24撮影)
S初期の商店もしくは事務所建築でしょう。
撮影当時は弁当屋でしたが、現在は空き家です。


物件名不明 その4
(不詳/不詳/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon F2・1996/3/16撮影)
初めて栃木を訪れたときに撮影しました。
詳しい場所などは覚えていません。
人造石洗い出しの壁面上部には装飾があります。
おそらく現存していないでしょう。


以前のブログ「栃木の近代建築と町並み(OLYMPUS OM-1Nで撮影)」「栃木の近代建築(EBONY SW45で撮影)」も併せてご覧ください。


次回は11/1撮影の野木ホフマン窯です。

佐野の近代建築

2009-11-09 20:36:48 | 関東(東京以外)
2009/10/31撮影分の2回目です。
古河を見たあと野木のホフマン窯を見に行くつもりでしたが、道を間違って通り過ぎたため車の進行方向に位置していた佐野でラーメンを食べることに。「クリザキ軒」という老舗らしきラーメン屋でチャーシュー麺を食べましたが、油の浮いていないあっさりしたスープで、残さず飲み干しました。

表題写真はその美味しいチャーシュー麺です。
(カメラ;RICOH GR Digital II)

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます


影澤医院
(不詳/M44/木2/ふるさと佐野100選)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 75mm F4.5・6x9判・1/30秒・f16 1/2・ライズアオリ)
メンテが行き届き、大事にされています。しかも創建時から変わらず、今でも病院として使われています。

(撮影データ;EBONY SW45・FUJINON W 250mm F6.3・4x5判・1/30秒・f16 2/3・ライズアオリ)
正面上部にはしゃれたロゴデザインで右書きの「院科外澤影」の文字と、KSをデザインしたマークがあります。


小島邸
(小川組/S2/RC2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・Nikkor SW 75mm F4.5・6x9判・1/15秒・f22 2/3・ライズアオリ)
佐野屈指の綿糸商・小島家の店舗併用住宅です。
小さいながら本格的な洋館です。


高級婦人服シャルマン
(不詳/S初頃/木2/文化財指定なし)

(カメラ;RICOH GR Digital II)
ファサードの多くがテント看板に隠れていますがアーチ窓が少し見えます。


ここからは過去の写真を紹介します。


三木雑貨店
(不詳/T10頃/木2/文化財指定なし)
(カメラ;Nikon FA・2003/11/24撮影)


落合百貨店
(不詳/S初頃/木3/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon FA・2003/11/24撮影)
現在、左側の町家部分は取壊され、洋風部分のみ残っているそうです。


日本基督教団佐野教会
(佐藤功一/S9/木2/登録文化財)

(カメラ;Nikon EL2・1997/4/27撮影)
名のある建築家の作品とは思いませんでした。
今回は前を通りながら、撮影しませんでした。


カトリック佐野教会
(不詳/不詳/木/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon EL2・1997/4/27撮影)
デザインから見てS30前後の建築だと思います。


旧道山医院
(不詳/S5/木2/文化財指定なし)

(カメラ;Nikon EL2・1997/4/27撮影)
インターネット検索に引っかからないので、既に喪失したものと思われます。
「新版日本近代建築総覧」に載っていました。


旧国鉄佐野駅舎
(不詳/S3/木1/関東の駅100選)

(カメラ;Nikon EL2・1997/4/27撮影)
2003年、新駅舎完成に伴い取壊されました。
「関東の駅100選」に選定されているのに、お構い無しですね・・


次回は、栃木。今年3回目の訪問です。

古河の近代建築

2009-11-08 16:07:17 | 関東(東京以外)
2009/10/31撮影分の1回目です。
今回はシノゴノ会の第9回撮影会。
以前、第6回シノゴノ会として6/7撮影分の写真を紹介しましたが、第7、8回はどうなったのかというと・・
真夏は機材を持ち歩くのがしんどいので、35mmフイルムカメラでやろうということになり、結局ブログにはUPせず終いでした。

今回のシノゴノ会撮影は、車で水海道、古河、佐野、栃木と廻りました。水海道は同行者に撮影してもらい、私は古河から撮影開始です。

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます


表題写真は
旧土信田内科医院
(不詳/大正期?/木2/文化財指定なし)
既に失われた建築で、2006年に訪れたたときの写真です。
屋根はトタン葺きのように見えますが、元々はスレートかもしれませんね。裏手には煉瓦の別棟があり、関東大震災以前の建築と思われます。
旧土信田内科医院の裏手

(表題写真とも、カメラ;Nikon F・2006/10/15撮影)


旧飯島家住宅
(棟梁:谷部貞雄/S10/木2/登録文化財)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f16 2/3・ライズ+シフトアオリ)
シフトアオリをしているのは、三脚を据えた位置から見て一番格好よく見える角度に合わせてから、横方向にシフトして画面中央に被写体が入るように調整したためです。


旧古河町役場
(不詳/S3/RC2/文化財指定なし)

(撮影データ;EBONY SW45・SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL・6x9判・1/30秒・f22・ライズアオリ)
東京・麹町区役所がモデルといわれています。
外壁保存ですが、ご覧のように右側から撮影すると元の建築の印象が伝わってきます。
現在は専門学校の校舎となっていますが、どのような経緯で外壁保存の役場建築を利用することになったのかは不明です。

古河には他にも近代建築がありますので、以前のブログ「古河の近代建築など(OLYMPUS OM-1N/PEN-FTで撮影)」を併せてご覧ください。

次回は、佐野です。

牛久・佐倉・東松山・白岡町の近代建築(EBONY SV45Tiで撮影)

2009-10-04 20:32:49 | 関東(東京以外)

夏の間、大判カメラはお休みしていましたが、シルバーウィークに再開しました。

9/20に牛久・佐倉、そして
9/21は東松山・白岡町に行きました。

今回は、全ショット6x9です。

カメラ;EBONY SV45Ti
 レンズ;SUPER-ANGULON 58mm F5.6 XL
       Nikkor SW 75mm F4.5
       Nikkor SW 90mm F8

※クリックすると大きい画像がご覧いただけます

9/20

まずは近場の牛久から・・

シャトーカミヤ 事務室
(M36/58mm/ライズアオリ)


シャトーカミヤ 醗酵室付属棟
(M36/75mm/ライズアオリ)


シャトーカミヤ 醗酵室
(M36/75mm/ライズ+シフトアオリ)
晴天に恵まれ、綺麗な写真が上がりました。

次に佐倉・・

旧川崎銀行佐倉支店
(T7/58mm/ライズアオリ)
北向きなので順光の撮影が出来ない物件です。


旧千葉県立佐倉中学校
(M43/58mm/ライズアオリ)
ペンキ塗り替えのため足場が組まれています。
年内いっぱいくらい掛かるということなので
年明け早々にも再訪しなければ。

9/21

川越の撮り残しと前回ミスショットの撮影に出かけようとしましたが、川越入りの大渋滞に巻き込まれ到着したものの駐車場が満車でどうにもなりませんでした。
気を取り直して、東松山に向かいましたが、川越を離れるにも渋滞して大変でした。

旧埼玉県立松山中学校校舎
(T12/90mm/ライズアオリ)

ここまできたら嵐山町にある旧日本赤十字社埼玉支部社屋を見なければと訪れてみましたが、敷地はフェンスで覆われ施錠されていました。
そこで、エボニーによる撮影は諦め、帰路の白岡町にある学校建築に立ち寄ることにしました。


旧大山尋常高等小学校
(S12/58mm/ライズアオリ)

※表題写真は旧日本赤十字社埼玉支部社屋(M38)
エボニーで撮影できませんでしたが、フェンスの金網越しにデジカメで撮影しました。

カメラ;RICOH GR Digital II(トリミング)