ひらがなをある程度マスターすると
手紙など文章を書く時の苦痛がかなり軽減されます。
文章の7割近くはひらがなといわれているから、
という割合的な事もありますが
でもそれ以上に私の経験上
ひらがなが上達すると断然文字を書くのが楽しくなりました。
漢字はほぼ無数な程沢山ありますが
ひらがなはたった46文字です。
その気になれば絶対マスターできます。
大人の書道教室の多くは
漢字メインの楷書や行書、草書を臨書する
というスタイルですが
その書写力はあまりひらがなを書いた時には効果を発揮しません。
ひらがなと漢字では少しシフトチェンジが必要です。
私の20年以上漢字を臨書するスタイルの書道を続けてきましたが
ひらがなは今思うとぜ~んぜん書けませんでした。
それはそれで毛筆の腕は磨けましたし
段はどんどん上がっていくのである種の自信や満足は得られていましたが
日常の文字(手紙やメモ書き)を書く事は正直苦手でした。
何十年も書道を習ってきて何でこんなにひらがな下手なの?と思っていました。
書道の大作は作れても、手紙は書けません・・・
書道の師範免許を持っていた私ですが
実際のところはこんな感じでした。
後々こういう方は沢山いると聞きましたが
実際に自分の教室を開くとなるとこれでは流石に無理なので
30歳を過ぎて一からひらがなの勉強を始めました。
