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本当に文字を書くのが苦手な方へ

難しいひらがなを出来るだけ単純化して
習得しやすいようにいろいろ考えてみました

横画が重なる漢字のコツ

2021-03-02 19:13:33 | 漢字編


「春」や「書」など

横画の重なる漢字のポイントは

とても単純です。

1画1画の幅を広くとってしまうと下に伸びて

どんどんスペースがなくなってしまうので

やや詰めるくらいの気持ちで書くと丁度です。

これだけです!



「漢字は建築の美」

といわれています。

 

一画一画を組み立てるように

どう組み立てると美しくバランスが良いか

を考えながら書いて行きます。

 

「気」「妻」「責」「春」などの漢字も要領は同じです。

上部で幅をとってしまうと「メ」や「女」「貝」「日」が

押しつぶされたようになって書きづらくなってしまうので

美しい文字を書くために

この簡単なポイントを思い出してくださいね。


「子」の書き方

2020-06-18 19:50:08 | 漢字編

自分の名前にもある「子」が苦手です。

今日は「子」練習してみたいと思います。


まずこちらの「子」をよく見ると

    ↓



3画目の長い横画から上の部分は

カタカナの 「マ」 みたいになっています。


まず3画目の横画なしで中心線をひいてみます。




まず「マ」を書いてみます。(赤丸の部分)

そしてそのまま下へ

中心線に添ってほんのわずか丸くする程度で下までもっていき

中心線に戻ってたら斜めにはねます。

中心を通るポイントです。





2画目の縦線の長さは

1画目の横線と2:3 くらいが適当かと思います。




最後の横線は「マ」の下くらいを通します。(赤ラインの位置)

この横線は高すぎても低すぎても

字の感じが全然変わってしまうので

「マ」の下ギリギリあたりをねらって下さい。

3画目の横線を通してみます。

「マ」の下をやや伏せる感じで長めの横線をひきます。

両サイドのバランスをとるように

やじろべえのイメージで書いてみました。



伏せが難しい場合は直線でも構いません。

ただ先に書いてある赤ラインの横線と

平行になるような気持ちで書くと字がバラバラにならず

まとまります。



1画目の横線はその長短で字の大きさが決定してしまうので

だいたいスペースの横幅3分の1くらいが適当かと思います。 

 

 


美漢字のコツ

2020-04-27 19:22:20 | 漢字編

たとえば        (クリックすると大きくなります↑)


 「美」のように横画が重なる漢字は

そのうち1本だけ長く書く

 

 「事」「寿」「責」 などの様に

横画が何本もある漢字は

その横画を全て平行、等間隔にする。


とりあえず今日はこの2つだけ覚えて下さいね。



「美」の場合 長めに書くのは7画目です。

8画9画(人)の部分は7画目を長くしたので

それより長くならないように納めて下さいね。(足の部分と表現してます)


※例

「事」は1画目

「責」は4画目

「寿」は5画目を長めに書くと整うと思います。

(これらは何が正解というのはないです。あくまで私の指導方法です



はじめての隷書②

2018-11-29 20:22:28 | 漢字編



隷書特有の書き方  例「香」 (クリックすると大きくなります)



横線は右上がりに書かずほぼまっすぐに書きます。


書き出しは筆先を隠す「蔵筆」という方法で

縦横の始筆を丸い感じに書きだします。

とめる場合も同じです。



矢印の部分は「波磔」といって

1字につき1画だけ横線を波のようにはらいます。



波磔の横線は赤のラインより下に納めます。

中央が一番もりあがるようにします。



画と画が接する部分を密着するように書きます。



左はらいは止めるように書きます。


など



隷書体は毛筆でとても人気のある書体で

文字数が増えるほど美しさを発揮する書体だと思います。


穂先が上でなく中央を通るなど独特な筆遣いが必要な為

主に上級者むけの課題になり

風合いを出すのもなかなか難しいですが

隷書にはまる方も多いようです。



簡単に紹介させてもらいましたが

興味のある方は通常の筆遣いとの違いを理解して

好きな1字から始めてみて下さい。


ひらがなの隷書はもちろん現代のオリジナルです。


















苦手な漢字 「多」

2017-04-10 19:40:10 | 漢字編


  を書いてみます。


この字はよくカタカナのタを横に2つ並べて

「タタ」のような感じに書いてしまうのですが・・・

この字はたてに並べます

従って書き出しもスペースの左横からではなく

上部からになります。



1画目は出来るだけ中央上から書き出し

ちょっと浮かし気味に左へはらいます。

縦長に伸びないように平べったいタを書くようにします。

(下のスペースを確保するため)

小さめなタを書いたらその下に少しだけ大きめのタを書きます。

最後のはらいは斜め下方向にのびのびはらいます。

青線にバランス良く「縦の串刺し」になってたら成功です。