山三地区福祉委員会

山三地区福祉委員会は、「誰もが安心して暮らせるすみよいまちづくり」を目差し地域で孤立を無くす活動をしています。

野菜が安くならないですね。困った!

2016-10-14 19:53:24 | 健康
 スーパーなどの店頭の野菜は、5月以降なかなか安くならないですね。どうしてなのでしょうか。今年は春過ぎから、豪雨による水害や日照不足など日本各地の農業に影響が出ていました。夏を過ぎてもその影響は続き、秋口には、台風や秋雨前線の停滞で9月も日照時間が少なくて、野菜は不作となり、根菜や葉物を中心に、スーパーの店頭では平年の2倍程度の高値がついています。気象庁によると、9月の日照時間の平年比は、西日本では69%でした。9月中旬以降は特に顕著で、11~20日でみると西日本の日本海側は平年比44%。同じ期間としては統計がある1961年以降、いずれも最少だったそうです。雨量も多く、9月の西日本では平年の約1・9倍で、同時期では観測史上3番目の多さとなりました。気象庁の担当予報官は「9月は気温が比較的高いわりには日照時間が短かった」とコメントしています。

さて、そうなると農林水産省のコメントになりますが、日照不足の影響で野菜の発芽不良や生育遅れが起きてというコメントは定番化しています。
当然出荷数量が減っていて、ニンジンやジャガイモの主産地の北海道は、台風で農地が冠水し、ホウレンソウの主産地の北関東では、9月中旬までの降雨で種まきが遅れるなどしたために、多くの店頭では、9月ごろから野菜の価格が上がって、ニンジンの仕入れ値が9月上旬、平年の4倍近くになりました。
2015年も5月頃に野菜の高騰はニュースなどで騒がれました。6年前の2010年の夏も日本列島が異常気象に見舞われ、都心では日が落ちた夜でも30℃を超える日が30日以上という大記録を更新した夏も今までにないぐらいの野菜の高騰が起こりました。

 気象庁では、10月は日本の南の高気圧が弱まって前線が日本から離れていくため、東日本や西日本では日差しが回復する見通しだが、農水省はダイコン、ニンジン、ホウレンソウ、キュウリ、ピーマン、ジャガイモは10月後半まで高値で推移するとみています。

そこで、スーパーの価格と比べても割高感はさほど無くなってきている生協の宅配や農家から直接宅配などの利用も考える時期です。生協などは契約農家があり、基本一定の価格で販売されます。生協以外の宅配業者は、Oisix(おいしっくす)、パルシステム、らでぃっしゅぼーやなどがあります。宅配で驚いくがその鮮度です。
主に有機栽培を行っていて、その鮮度には一目置く必要があります。有機栽培は、栽培中に農薬を使わないだけでなく、2年以上(果物などの場合は3年以上)農薬を使っていない田んぼで育てられている、などの条件をクリアしている栽培法です。
従って、土壌中の微生物が豊かで、微生物の働きでさまざまな物質が分解されたり作られたりします。そして、それらの物質は植物の養分にもなり得ます。

一方、一般農法では、農薬や化学肥料が使われている場合、こうした微生物の作用が減って養分になりえる物質が減ったり、肥料からの限定的な養分を中心的に吸収するようにコントロールされたりします。こうした違いがじわじわ影響し、全体的な味の違いとして現れるのだと考えられます。
その他、この状況が今後も続くと見越して畑を借る手立てを始めるとか、手っ取り早い方法では、スーパーの野菜見切りコーナーを利用するとか、太めの青ネギを買い、プランターで栽培するとか、同様にニラ、ネギ、サラダ菜もプランター栽培が可能なようです。豆苗などは、水をやっていたら、また伸びてきます。他には、高い野菜は安い時に買って冷凍して保存しておくなど、主婦は毎日の生活に知恵を絞っています。
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