「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

こんな物が新聞に載っていた

2010-01-28 | 日記
画像を見ればわかるように、戦後の郵便貯金の預け入れ限度額の推移を表しているのだが、1952年と言う年は、私が小学校4年生(10歳)の時で、妹にお金を盗まれないように郵便貯金を始めた年でも有るのです。
この年の預け入れ限度額は「僅か10万円」で、この頃は「百万長者」と言う言葉さえあったのです。
今では「億万長者」の世の中ですから、「桁が二つ違う」と言う事で、半世紀チョットでこれほどの違いが出来てしまったのですが、この画像を使った意味は別のところに有るのですが、それは26日の「中学時代で書き忘れていたこと」の中で「書くことに少々躊躇ってしまうのだが・・・・」と言う部分に関連しているのです。
新聞でこの表を見た時思わず「俺に書けって言うの?」と感じたのです。
「書くことに少々躊躇う事」とは、私が6年生になり、12歳の誕生日を迎えた日の事なのだが、それまで誕生日を祝ってもらった事などなかったのに、学校から帰ると母が「勉強を頑張っているからプレゼントだよ!」と言って手渡されたのが、私が欲しくて買おうとしていた「高級万年筆(新聞で大きく宣伝していたのだが)」だったのですが、箱を開けて見た瞬間、何となく「嫌な予感」がしたのです。
実はこの1ヶ月ほど前に、どうしても欲しくて郵便局でお金を下ろして駅前の文房具店に買いに行っていたのだが、生憎私が欲しかった色の万年筆は売り切れていて「1ヶ月くらいしないと入荷しないかも」言われていたのです。
この万年筆の値段は「500円」で、今で言えば「1万円」くらいだと思うのだが、この500円を、郵便局に預け直さず「本の間に挟んでおいた」ことが事の発端なのですが・・・・。
「嫌な予感」がしてあわてて本を開くと「お金がナイ!」のです。
思わず「ヤラレタ!」とは思ったのだが、何の証拠も無しに文句も言えず、そのまま泣き寝入りをしていたのですが、それから50年も経って真相がわかったのです。
その真相とは、何かの話から姉たちが真相を話してくれたのだが、私が本の間に挟んでいたお金を妹が見つけて盗もうとしたのだが、折悪しく母と姉たちに見つかり「母が取り上げた」のだそうだが、このとき母は「きっとこのお金の事は忘れているよ」と言って、そのお金で私が欲しがっていた万年筆を買うように姉たちに言いつけたのだそうです。
このとき下の姉は高校生になっており、何軒か探して見つからなかったのだが、やっとある大学の近くの文房具店で見つけたのだそうです。
結局、誕生日のプレゼントは後にも先にもこのときだけで「自分のお金で自分のプレゼントを買う」と言う、何とも馬鹿げた話なのですですが、こんな事は「日常茶飯事」と言ってよく、妹には本当に泣かされましたが、その下の弟にも泣かされましたが、幾ら書いてもキリがないのでこの辺で辞めにします。


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