「八転び七起き」の人生

「七転び八起き」の間違いではなく、現在八回目の転倒から起き上がろうともがいている男の「人生の回顧録」です。

ヒストリー (優しかった頃の父の思い出)

2010-01-17 | 日記
昭和17年(1942年)に生まれたことはすでに書いているのだが、おじいさんの命日に生まれたから「おじいさんの生まれ変わり」と言われるようになったのだが、実際の話、そのおじいさんの息子(母の兄)の話では、花が好きなところと、花の手入れをしている後ろ姿など「おじいさんにそっくり」だったのだそうであるが、生まれた当初は「やっと跡取りが生まれた」と喜んでいた父だが、数年後に母とのいさかいから「おじいさんの生まれ変わり」と言うことだけで私に八つ当たりをしてくるとは。
これは5歳か6歳くらいの頃だったと思うが、当時私は足の親指に「魚の目」が出来ていて、父が良くカミソリで削ってくれたのを思い出すし、小学校に上がって直ぐに「逆さまつ毛」が見つかり、自転車で何軒かの医者に連れて行っって貰った事も覚えているのだが、その当時の父は至って優しく、怒られた記憶は全く無いのです。
2年の二学期には足の裏に膿が溜まり歩くのが困難になったため、冬休みに手術をしたことも覚えているのだが、この少し後から記憶が全く途切れてしまい、3年生の時の記憶は「2部授業だった」と言うことくらいしか残っていないのです。
アルバムで先生の顔を見ても思い出せず、余程思い出すのも嫌な事が有ったのでしょうが、姉たち二人は知っていたはずなのに何も話してはくれなかったのですが、話をしてくれなかった訳がわかったのは、父も母も死んで、相続が終わった後のことなのです。
話してくれなかった理由は「ウッカリ話すとどんな事になるかわからなかった」と言うことと、「父の怒りの矛先が私に向いていた方が都合がよかった」と言う事も有ったのです。
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