情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、波束の収縮問題、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

情報駆動型制御、クオリア駆動型制御、意志駆動型制御

2020-11-15 09:29:00 | 情報と物質の科学哲学
ロボットは、情報処理の結果を利用して行動を制御します。
これを、情報駆動型制御と名付けます。

言語を持たない動物は、情報処理とクオリアによって行動します。
これらの動物は、情報駆動型制御とクオリア駆動型制御に従って行動します。
本能による行動がこれに当たります。

ヒトは、情報駆動型制御、クオリア駆動型制御、意志駆動型制御に従って行動します。

情報、クオリア、意志などはすべて非物質的なものです。
従って、ロボットやヒトの行動を物理法則だけで説明することは不可能です。

非物質的な情報、クオリア、意志などは物質である脳の構造により創発される機能です。
約100万年という途方もない時間をかけて脳の構造が進化した結果、脳がこのような非物理学的機能を獲得するに至ったということです。

因みに、計算機もその構造によって情報処理という非物理学的機能を持つのです。

以上の事実から、脳という物質が非物質的な心を何故生み出すのかという心身問題は擬似問題であることが分かります。





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