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情報と物質の科学哲学 情報と物質の関係から見える世界像

情報と物質の関係を分析し、心身問題、クオリア、時間の謎に迫ります。情報と物質の科学哲学を提唱。

瞬きで鮮明な補色を見る実験

2020-10-04 10:42:20 | その他
日の当たる部屋で仰向けになります。
直射日光を見ないようにして目を閉じます。

すると、まぶたの毛細血管に流れている血の色が赤く見えます。
しばらくそのままにしてから目を開けます。
一瞬の間、赤の補色である緑が見えますがすぐに消えます。

そこで、瞬きを適当な間隔で繰り返すと、赤と緑が交互に見えて実にきれいです!
瞬きする間隔を調節すれば、更に鮮やかな補色の繰り返しが見えます。

この補色実験は、瞼の内側で直接体験できるので一般に知られている実験とは比較にならないほど鮮やかなものです。

但し、くれぐれも直射日光を見ないでください!!!
眼を痛めるし、補色の効果もなくので。。。




永井均『改訂版 なぜ意識は実在しないのか』

2020-10-04 08:54:39 | 哲学
永井均『改訂版 なぜ意識は実在しないのか』という本が岩波現代文庫(学術350)にあります。
著者は、分析哲学者です。

タイトルは意表を突くものですが、著者の結論は次のようなものです。
(1)心という概念を言語として論理的に分析すると心は実在しない。
しかし、
(2)日常生活としての心は実在する。

この本は、一般人を対象とした3回の講義をまとめたものです。
弁証法を使って結論を何度もひっくり返します。
その上、比喩だらけの議論なので予備知識がないと全く理解できません。