ピロソピア愛知

幼年期のピロソピーかんがえる

キマダラカメムシ 

2013-04-21 | 半翅目 カメムシ・セミのなかま


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ケヤキの幹を這う11月のキマダラカメムシ黄斑亀虫 カメムシ目 カメムシ科
おっき~い!体長20~25~mmほど、日本国内では最大級でしょう。




 南西諸島など南方系の外来種で、1770年代に長崎の出島で生息が確認され、地球温暖化や物流などの影響により近年分布を広げており、日本列島ただいま北上中、近畿地方から関東地方でも発見されているとのことです。

 一級河川の流れる県庁所在地など都市の樹木の植えてある土手、その近くの公園や周辺の街中がおもだった生息地のようです。
キマダラカメムシも人や荷物などの往来頻度に比例して分布域を広げる都会派の生き物のようだ。

 夏になると、桜やハナミズキなどの樹液を吸ったり幹を這う姿や、コンクリートブロックの道路の上さえも這っている幼虫、成虫の姿が頻繁に見うけられます。
 みた~い!きみ、つかまえた~い!きみ、そうしたところを探してみてね。



 以前は、北九州の片隅に限定的に生息しているマイナー昆虫であり、一般的ではなかったためかどうか、これまでの児童向け図鑑には載っていませんでしたね。

 やや古めの図鑑を調べると、そこに掲載されているクサギカメムシとよく似ています。

「あった!これ、クサギカメムシだ!」
「ちょっとちがうような?」
「でも、ほかにないし・・・、クサギカメムシとハンテイ(どうてい)」~~ 

そのご、「あっ、まちがえた。キマダラカメムシというのかぁ」「しっぱ~い」となったりもします。^^

この点、要注意ですね。

♪ ころんでも、ただでは おきないぞ!

     
   ◎クサギカメムシとキマダラカメムシのおなじところ、ちがうところを くらべながら ちゅういぶかく
    みていこう。

   ◎ そして、きづいていこう。

    ― 二種の共通点、相違点から、それぞれの特徴にパッ!ハッ!と気付く。  
      〔発見即認識化 真性認識〕

    ― ここに、キマダラカメムシがいる。ここに、クサギカメムシがいる。(種)(属)

    ― ふたつは、カメムシという一つのグループの同じなかまに入る。(科)

    * 子どもは、そのほかの種類の昆虫また生き物とも比べたりしながら、大きく分類できることに
      子ども自身がパッ!ハッ!パッ!ハッ!と気付いていこう。〔発見即認識化 真性認識〕

      大人は、子ども自身が自力で自然を通じ自由闊達に生物の分類、その他に気付いていかれる
      ように、無理強いしない指導をしていこう。

    ― カメムシとセミなどは、もう一つ大きなグループの同じなかまだ。(目)

    ― それは、昆虫の仲間に入る(綱) 節足動物の仲間(門) 動物の仲間(界) 生き物の仲間…

    
    ― それは、大きな大きな何ものかによって一つのものに向かい導かれている・・・・
 


     何ものか、とは何か・・・・  一つのもの、とは何か・・・・


  ・・・・子どもは自らの力で、
 精神世界のみではなく自然科学でもあり宇宙科学でもあるピロソピーの世界に踏み込んでいく・・・・




   



● おおきさくらべ おおきいカメムシ ちいさいカメムシ 


くらべてみると

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キマダラカメムシ(やく23㎜)とチャバネアオカメムシ(やく10㎜)




おおきいほうからみると、いっぽうはちいさい。

ちいさいほうからみると、いっぽうはおおきい。


 また、

ちゃばねあおかめむしをみなれていると、きまだらかめむしは「おっきーい!」

はんたいに、

きまだらかめむしをみなれていると、ちゃばねあおかめむしは「ちっさ~い!」ですね。



きみは、どっちかな?

 


 カメムシをまだみたことのない子もいるでしょうね。
えやしゃしんなどで知るのではなく、ほんもののカメムシをしぜんの中でさがして見つけ出し、ほんものを見ましょう。
もちろん、カメムシが見つからなければ、おっきいアリ、ちっさいアリなど、ほかの生きものでいいよ。
昆虫以外の生き物もね。

 しぜんにふれ、いろいろとたいけんしていくうちに、「あっ! おっきい!」「あっ! ちいさい!」と大きい小さいにきづいていくよ。しぜんのなかからね。


のんびりゆっくりどんどんじゅっくり、一つ、また一つ、しぜにある、ほんものをみていこう。