今日は西区役所に来ました。
所要を済ませて構内散策します。
構内にある琴似屯田記念碑の案内板。
明治初期から、北方警備上と開墾を目的として、屯田兵制が検討され、明治8年に北海道に初めて屯田兵が入植したのが、この地、琴似兵村なんです。
「開拓の歴史のみち」を見ると、この辺り一帯は、琴似屯田兵村だったんですね。
当時区画された道路もそのまま使われております。
村道の道しるべも8ヶ所あり、開墾当時を偲ぶことができます。
屯田兵村兵屋は、地下鉄琴似駅のすぐ近くと、琴似神社の境内に、当時の建築様式のまま修復・復元され、観ることができます。
偉業を伝えるため建立された琴似屯田兵顕彰碑。
屯田兵は、開拓のみで活躍した部隊だとばかり思っていましたが、西南戦争、日清戦争(交戦なし)、日露戦争にも参戦しています。士族を募集して作り上げた部隊ということもあり、戦争に駆り出されているのです。
まだ雪が残る構内の史跡碑を巡り、西区民・保健センター前に出ました。
ここが起点となって道内に屯田兵村が拡大し、現在の各町村の基盤が出来ていきましたが、開村後150年に満たない今日まで、ものすごいスピードで近代化してきたことを感じます。
屯田兵のみなさんは、畑はほとんどなく、マンションが建ち並び、道路の下を地下鉄が通る現在の琴似の姿を、夢にも思わなかったでしょうね。
(記事:2019年3月 Update:2021年7月)