木の下で話しましょう

ソトコトとは、木の下で話しましょう、というアフリカ語源の福祉用語です。

介護保険

2012-05-22 | 社会

喰いはぐれたのでヘルパー2級を習得し在宅ヘルパーに就いてから1年経過した

身体、生活支援、精神障碍、視力障害、知的障がい児、と、ほぼ一巡した格好である
寝た切り、障がい者に関しては、介護の必要性はあるも生活支援に関しては、ヘルパー職全員一致で不要だとの感想を持つ

その理由を述べれば、ヘルパーを家政婦、もしくは掃除婦と勘違いをしている節がある
利用者負担の需要でもあり一部負担を支払っている自負からか、どの利用者も人使いが荒く1時間内で風呂、トイレ、居室、寝室、洗濯及び干し物、食料品の買物、雑用御用聞き、料理、と限界に挑戦するかのように命令して頭を高くしてぢっと採点をする

原則は独居なのだが、同居家族が居る場合が殆どで、いささか問題有りの子供や配偶者の同居が多い
誰かが利用者に教えるのか同居者が居るのが判っていても「自分は独居で不安だ」と演技をする
ヘルパーが帰ると、途端に背筋を伸ばし足早に歩き夕飯の支度などをする

一方、謙虚な高齢者も居る
保険料を支払ってはいるけれども自分よりもっと大変な寝た切りの方のために自分は辞退しますと遠慮する
悲惨なのは、利用者負担も馬鹿にならず、わずかな年金受給では払えないので辛抱をして無理をして転倒したりする

上から目線の利用者は、ほぼ似通っている
ほどほどの金持ちはケチで体面など構わず家政婦変わりに利用する
姑にいびられた婆さんは同じようにヘルパーをいじめる

自立支援やらQOLやらADLを目指すつもりで生活支援の項目を施行したようだが、ゆとりなき財源の中、利用者負担での生活支援など不要だと想う
みんなのための相互扶助であれば赤字にならぬよう、出来れば高齢者負担など無用にし病院で死亡診断書を書かせない医療体制なら、在宅介護の必要性を説くならば身体介護のみにして点数を増加させる方向へと検討して頂きたい

せっかくのヘルパー資格も掃除婦、家政婦変わりに悪用されれば、そりゃ、たまらんわ
机上論で生まれた産物に違いないと現場では悪評である。



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