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煙草19年前の想い出-2

2011年02月12日 | 日記
9年前の今頃から煙草を止めようと思い始めていた
今のように禁煙外来なんてものはない
2~3日止めてはまた思い出したように吸う
吸っても胃と口内の苦みが取れない
禁煙の為の飴『松葉飴』なるものも試した
禁煙用の飴なのだが、煙草を吸う前にこの飴をなめると、煙草の味が無茶苦茶不味くなる
それでも吸いたかった




る時、知り合いの医師が肺癌患者の切開したカラー写真を見せてくれた。
なんじゃこりゃ~!っていう感じ
気持悪くて見れたものではない。
男は赤色には弱い
指の隙間から恐る恐る覗き見る。
平らな黒っぽい肉片に赤白く盛り上がっている所が有る
肺癌の病巣だと言う。
周りに黒っぽく見えるのはタールだと言う。
エッ!!肺の中にタールが一杯
ちょっと疑ったが事実
ショック
えらいものを見ちゃったと言うのが感想

ットでそれらしい画像があった
が、見たのはこの写真とは違う
もっとリアルで切開個所の赤い色が濃かったと記憶している
その頃ネットなる道具はなかったから…。
ちょっと衝撃的な写真。
こんな綺麗な写真ではなかった
見たくない人はスルーして…


分の決心は揺ぎ無いものになっていた
どうやって止めようか。
思いついた
吸いがらに水を入れその臭いを嗅いだ
ウェッ
この臭いはフツーじゃない
この臭いを嗅げば止めれるかもと思った
また、同僚や家族に対して禁煙宣言をした。
その時子供との約束で封を切らない煙草の箱に日にちを書いて
いつもポケットにそれを入れていた




いたくなった時にその日にちを書いた煙草の箱と
家と職場に水の入った吸殻を置きその悪臭を嗅いだ
1週間、1か月と何とか煙草を吸わなくて済んだ

草を止めると食欲が出てくる
食べたものは全て身になる感じ。
一時は10kg太った
それから徐々に痩せ始め5kg程度に落ち着いた

れから19年煙草との縁はすっかり切れた
今では再び煙草を吸おうと言う気持にもならない
年を重ねると人一倍自分の健康には気を付けるようになった
自分の為と家族の為に…。

草を吸っている人たちを見かけると以前に比べマナーも良くなってきた
中には依然として悪い人もいるが…
喫煙者がそれだけ肩身の狭い思いをさせられていると言う事か
喫煙者も嗜好の権利はあるのだからとやかく言うべきものではない。
以前の自分がそうだったように…

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