なにか事情があるのかしら

昨日の中央公園ですっごく気になる人がいました。
「二人の少女」のブロンズ像の間のベンチに
外国人の男性がすっごく悲しそうな表情でこんな風に座っていたの。







「こんにちは、いいお天気ですね」
と、何気に挨拶をするMoca.
「どこの国からいらしたのですか？」
驚いたように男性は顔をあげる。
「ボンジュール」
「あ、フランスの方なんですね」
Mocaはフランス語で話しかける。
「実は私はフランスからやってきたフランス料理のシェフなんだが、
この不況で勤めていたホテルがつぶれて先日無職になったんだ・・」
「それは大変でしたね・・・」
「ホテルの連帯保証人にもなっていたので、借金も抱えてしまって
フランスに残してきた幼い娘たちのことを思うと、これからどうしていいか・・・」
「借金はいくらなんですか？」
「一千万円・・・」
「なぁ～んだ、それなら私がさしあげましょう」
「ありがとうございます。なんて優しい方なんでしょう」

そこへどこからともなく、大勢のスタッフが集まってくる。


「おめでとうございます！実はどっきりカメラでした。」
この男性は仕掛け人で、実はフランスの大富豪だったのだ。
声をかけてくれる人が現れるのを待っており、Mocaが第一号だったという。
お礼にフランスの旅をプレゼントされてしまった。
わぁ～い、やったぁ～


と、まぁそんなドラマチックな話があるわけもなく
いつもの妄想癖ですけど、それがなにか？


しかし、私がぼんやり妄想している最中もその後も
この男性はその場を離れようとせず、うなだれていました。
ちょっと気になるなぁ・・・・


さて、公園内にはこんな懐かしいポンプをみっけ。




雨が少ない高松ならではの光景ですね。