碁ロック

30過ぎて囲碁を覚えました。
初段を目指して修行中。

更新停滞、一括更新、長文注意です。

日中韓台新鋭対抗戦

2010-10-04 00:27:28 | 囲碁
 日曜日から四城市新鋭対抗戦が台北で行われています。

 日中韓台の若手棋士8人による団体対抗戦です。
 日本からは、安斎伸彰六段、黄翊祖七段、村川大介五段、三谷哲也六段、内田修平四段、鈴木伸二二段、奥田あや二段、下坂美織初段が出場しています。

 日本チームは去年、台湾チームにも負けてしまい最下位になってしまいました。井山名人が参加していましたが、3戦全敗してしまいました。
 中、韓にも1勝7敗と完敗しています。
 今年はリベンジをして欲しいです。中韓にも喰らいついて欲しい。

 初日は中国チームとの対戦となりました。
 結果は3勝5敗で敗れてしまいました。
 チームリーダーの安斎六段には期待しましたが、相手が陳耀九段で厳しかったですね。

【安斎vs陳棋譜再生】
 右辺から伸びた白石が取られてしまったんでしょうか?取られてなくても地が足らないですね。
 
 先の三星火災杯で予選勝ち上がりをみせて注目された村川五段は古霊益五段に勝利しました。明日以降もポイントゲッターとして期待できますね。
 日本選手は他に内田四段と奥田あや二段が勝ちを得ました。

 2日目は韓国チームとの対戦になります。
 世界戦で活躍した金志錫七段など、相手は強力でしょうけど同じ若手棋士(日本チームが一番年食ってますが)一撃かまして欲しいですね。

 この棋戦は緑星学園のホームページで1局だけリアルタイム中継されています。結果などは台湾のLGSが見やすいです。

 台湾チームには例のあの子もいますね。ジョアンちゃんです。(黒嘉嘉初段)
LGSの画像

 最終日に下坂初段と対決します。
 この人凄く強いらしいですが、下坂初段頑張ってください。

JCN囲碁大会&IGOAMIGOワークショップ

2010-10-03 12:14:08 | 囲碁
 先月末に初めて囲碁大会に参加してきました。

 ケーブルテレビが主催しているJCN囲碁大会の川越地区予選。
 そのオマケで行われたハンデ戦に参加しました。

 場所は近所の碁会所「川越本因坊」
 代表戦は16名の強い人がトーナメントで県大会へのキップを争います。
 ハンデ戦はAとBにクラス分けされ、私は下のBクラスでの出場でした。

 まず、4人ごとのリーグ戦を戦い、成績の良かった一人がベスト4のトーナメントに進むことが出来ます。

 私は参加者中一番のした手ですので、リーグ戦でも4~2子を置かせてもらっての戦いです。
 初戦の4子局を不甲斐なく中押し負けし落ち込みましたが、2戦目が普通の日に打ったことのあるNさんだったので緊張が解けたのか、上手く打てて大差の勝ち。
 3局目は2子局でリーグ内では私の次にした手の方でしたが、その人はそこまで2連勝。
 ドキドキの対局でしたが、小技が決まって相手の大模様に穴が開き、終われば大差の勝ち。
 リーグを2勝1敗で終えることが出来ました。

 2勝1敗が3人いたので「勝ち方」で決めることになり、大差の数え碁だったのを中押し扱いにしてもらって私が枠抜けすることになりました。

 こりゃ優勝しちゃうな~とか思ったのが生意気で、準決勝と三位決定戦をスパッと負けて参加賞だけもらって帰ってきました。

参加賞


 初めての大会は楽しかった。
 時計を使わず「1時間くらいで打ってください」というルーズさがいいですね。時計を使うと緊張しますし。

 うわ手相手に攻め合いを挑む無謀さ。
 普段は「段」の手を打つけど時々「級」の手が飛び出るなどと評されました。
 何が起こるかわからないから見ている人は楽しかったかも。

 棋譜は一切覚えられませんでした。立て続けに打ったので記憶がごっちゃに。
 デジカメで終局図を撮らせてもらいたかったけどやはり失礼ですね。
 今度は棋譜とり係を連れて行きたいです。


◎ 土曜日には囲碁アミーゴに行ってきました。

 今回の講師は大橋拓文四段と潘坤初段。
 大盤解説の聞き手が大橋四段の院生時代の先輩(アマ)だったので、厳しいツッコミの入る楽しい解説会になりました。

 私の実戦は2勝1敗。
 碁会所での勉強の成果で3連勝を狙いましたが、初戦に早速負けました。。。

 余裕をかまして攻めに没頭する悪い癖ですね。
 全体的には上手く打てて満足でした。次から1級上げて打ちます。
 それでもまだ8級ですね。初段への道はまだ遠いです。

 今月11日(月・祝)には六本木ヒルズアリーナでIGOFESTIVAL2010が行われます。


 今年は女流の公開対局「妙花」が13路盤になり(去年までは9路盤)解説陣にはいつもの武宮正樹九段の他、張栩棋聖が参加されます。

 楽しみですね。私も行きます。
 今年は9路盤スタジアムで勝利を得たいです!

新人王戦!&阿含桐山杯!

2010-10-03 01:39:33 | 囲碁
 三谷哲也六段と白石勇一三段で争われている第35期新人王戦、第3局が先週の金曜日に打たれました。

 結果は白石三段が黒番中押勝し、ラストチャンスをモノにし新人王に輝きました。
 三谷六段は残念、2年連続の準優勝となりました。

 白石三段はノーマークからトーナメントを勝ち上がって、実績上位の三谷六段を三番勝負で破るとは凄いですね。

 落ち着いて堅実な打ち方をする白石三段。この第3局も三谷六段の力技に対し、的確に応じてカウンターを決め、逆に大量殺戮しました。

 
 第1局は三谷六段の右ストレートをまともに喰らってK.O.されましたが、それで吹っ切れたのか2,3局は激しい攻撃を捌きつつ隙をついて反撃し攻略しました。

 アミーゴ棋士の三谷六段を応援していましたが、残念な結果になりました。
 三谷六段は来期がラストチャンスですね!
 後輩の突き上げも厳しいですが、3度目の正直で新人王を取って欲しいです。

 白石新人王は今までの実績はありませんでしたが、これからの活躍を期待しましょう。
 この番碁に勝ち自信をつけたので、次はリーグ、本戦を狙い精進して欲しいですね。

 【新人王戦第3局棋譜再生】


◎ 土曜日には第17期阿含桐山杯の決勝戦が京都の阿含宗本山で行われました。

 決勝の顔合わせは山下道吾本因坊と趙治勲25世本因坊

 結果は絶好調の黒番山下本因坊が131手で大快勝しました。
 稲葉禄子さんのブログでは、大盤解説会の「次の一手」クイズの手が最終手?などと書かれていました。突然の投了だったようで、解説会場は驚きだったでしょうね。

 戦いが激しくて難しいですが、山下本因坊が下辺からの攻防で白を封鎖しつつ上辺方向に強烈な厚みを持って優位に立ち、最後は趙25世本因坊の戦意を喪失させました。

 

 山下道吾本因坊は今年これで3タイトル目ですね。
 今年の初め、あれだけ張栩棋聖にやられまくりながら、ここまで大活躍するのは凄いの一言ですね。
 
 今月末に始まる天元戦挑戦手合を防衛すればタイトル総数が20になります。
 そしてまだ世界戦もありますね。山下本因坊、頑張ってください。
【阿含桐山決勝棋譜再生】

棋聖戦リーグ決着

2010-10-02 00:34:54 | 囲碁
 今週木曜日に棋聖戦リーグの最終一斉対局が行われ、A、B両リーグの優勝者が決まりました。

 まずAリーグ、第4戦までで優勝争いはリーグ内序列1位の前棋聖、山下道吾本因坊(3勝1敗)と、4位の高尾紳路九段(4戦全勝)の二人に絞られていました。

 山下本因坊は依田紀基九段に勝って4勝1敗とし、高尾九段と王銘エン九段の対局の結果を見守りました。
 結果は高尾九段が勝って5戦全勝とし、Aリーグ優勝を決めました。山下本因坊は高尾九段との直接対決に敗れたのが響き、張栩棋聖への即リベンジは叶いませんでした。

 Bリーグは、ここまで全勝の山城宏九段(5位)と、3勝1敗の井山裕太名人(4位)が最終戦で直接対決をしました。勝ったほうがBリーグ優勝となります。
 二人の直接対決はリーグ戦6局の中で最も遅く終局し、コウがらみの熱戦を制した井山名人がBリーグ優勝となりました。

 一斉対局の結果、現在名人戦挑戦手合で対戦中の井山名人、高尾九段が挑戦者決定戦を争うことになりました。

 高尾九段が井山名人に分が悪いのは知っての通り。名人戦挑戦手合でも3連敗で崖っぷちにいます。こんどの棋聖戦挑戦者決定戦でも井山名人有利と見るのが順当でしょう。

 しかし、井山名人には意外なデータも。
 井山名人は、タイトル挑戦者を決めるためのプレーオフや決定戦、本戦の決勝等を過去に5局戦っていますが、一度も勝ったことがありません。
 33期棋聖戦挑戦者決定戦(依田)、65期本因坊リーグプレーオフ(山下)、33期天元戦(山下)、56期王座戦(張栩)、34期碁聖戦(結城)の5局を全て敗れています。
 張栩名人に挑戦した2回は、リーグの成績によりプレーオフなしで挑戦権を得ました。

 井山名人は7番勝負も戦っていますから、大勝負に弱い性格では決してありませんが、嫌なデータと言えるでしょう。

 35期棋聖戦の挑戦者決定戦は11月に行われます。
 読売新聞棋聖戦のページ
 

◎ 今週月曜日に49期十段戦本戦の勝者組決勝が打たれました。

 ここまで勝ち上がって来たのは山下道吾本因坊と井山裕太名人。
 どちらも今絶好調ですね。

 勝ったのは井山名人でした。
 敗れた山下本因坊は敗者組にまわり再度決勝を目指すことになります。

 山下本因坊は前期挑戦権を得た時も敗者組から勝ち上がっています。しぶとい山下本因坊らしいですね。今期もまた頑張って欲しいです。


◎ 今週、3局の対局がある山下道吾本因坊。最後の1局は今日土曜日に打たれる17期阿含桐山杯の決勝戦です。

 相手は趙治勲25世本因坊。久々のタイトル獲得&自身の持つ「獲得タイトル数史上1位」の記録更新のチャンスです。

 勢いでは完全に山下本因坊。今週月曜日は負けましたが、今年は各棋戦で凄い勢いで活躍しています。
 阿含桐山杯決勝は持ち時間1時間半の“準早碁”ですが、今の山下本因坊は竜星戦を優勝するなど早碁でも実力を出せます。

 山下本因坊が勝って初優勝とすることができるか、趙25世本因坊が久々の優勝を飾るか。注目ですね。