碁ロック

30過ぎて囲碁を覚えました。
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新人王戦!&阿含桐山杯!

2010-10-03 01:39:33 | 囲碁
 三谷哲也六段と白石勇一三段で争われている第35期新人王戦、第3局が先週の金曜日に打たれました。

 結果は白石三段が黒番中押勝し、ラストチャンスをモノにし新人王に輝きました。
 三谷六段は残念、2年連続の準優勝となりました。

 白石三段はノーマークからトーナメントを勝ち上がって、実績上位の三谷六段を三番勝負で破るとは凄いですね。

 落ち着いて堅実な打ち方をする白石三段。この第3局も三谷六段の力技に対し、的確に応じてカウンターを決め、逆に大量殺戮しました。

 
 第1局は三谷六段の右ストレートをまともに喰らってK.O.されましたが、それで吹っ切れたのか2,3局は激しい攻撃を捌きつつ隙をついて反撃し攻略しました。

 アミーゴ棋士の三谷六段を応援していましたが、残念な結果になりました。
 三谷六段は来期がラストチャンスですね!
 後輩の突き上げも厳しいですが、3度目の正直で新人王を取って欲しいです。

 白石新人王は今までの実績はありませんでしたが、これからの活躍を期待しましょう。
 この番碁に勝ち自信をつけたので、次はリーグ、本戦を狙い精進して欲しいですね。

 【新人王戦第3局棋譜再生】


◎ 土曜日には第17期阿含桐山杯の決勝戦が京都の阿含宗本山で行われました。

 決勝の顔合わせは山下道吾本因坊と趙治勲25世本因坊

 結果は絶好調の黒番山下本因坊が131手で大快勝しました。
 稲葉禄子さんのブログでは、大盤解説会の「次の一手」クイズの手が最終手?などと書かれていました。突然の投了だったようで、解説会場は驚きだったでしょうね。

 戦いが激しくて難しいですが、山下本因坊が下辺からの攻防で白を封鎖しつつ上辺方向に強烈な厚みを持って優位に立ち、最後は趙25世本因坊の戦意を喪失させました。

 

 山下道吾本因坊は今年これで3タイトル目ですね。
 今年の初め、あれだけ張栩棋聖にやられまくりながら、ここまで大活躍するのは凄いの一言ですね。
 
 今月末に始まる天元戦挑戦手合を防衛すればタイトル総数が20になります。
 そしてまだ世界戦もありますね。山下本因坊、頑張ってください。
【阿含桐山決勝棋譜再生】

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