【工芸品ショップ 泉亀(いずかめ)】の店主のブログ

銘木を用いた工芸品を専門に取り扱う通販ショップの店主のブログです。
商品やイベントなどお役に立つ情報を発信中です!

秋の富山紀行。その6

2015-10-08 10:00:00 | 旅行

富山滞在2日目の夜。


私自身が今回の帰省でメインイベントに考えていた「城端むぎや祭り」へ。


息子は、義父母に預け、家内と二人で行ってきました。


この日と前日の二日間、城端の街は、各地で麦屋節のお囃子が流れ、笠踊りと謂われる踊りが催されます。


私たちは、善徳寺という場所の山門の特設ステージで観ました。時間が遅かったので、間に合うかなと思っていましたが、何とか


城端の方々の出番には間に合いました。





麦屋節や笠踊りは、無形文化財に指定されている富山の伝統芸能のひとつです。


平家の落人たちが、城端や隣の五箇山の地に逃れ、慣れない農作業の合間に唄い踊ったと謂われています。農作業の衣装を着たり、笠を

持って踊るのが特徴です。


またこの地域の方々は、この伝統芸能を伝えるため、幼稚園児から踊りを覚えます。












幼稚園児の可愛らしい踊りから、小学生、中学生、青年部と、次第に踊りが綺麗で上手になっていくのが分かります。



終盤になると、「越中五箇山麦屋節保存会」の方々が踊られました。





やはり、保存会のキャリアでしょうか、皆さん、キレキレの踊りで、とても格好良かったです。



そして、私が一番観たかった「越中五箇山こきりこ節保存会」の方が、「こきりこ節」のお囃子で、「ささら踊り」を披露されました。


これも、富山の無形文化財に指定されている伝統芸能です。起源は、大化の改新頃と謂われています。










ささらという木の楽器も持って「ででれこでん」という独特のお囃子で踊ります。


お囃子の方も烏帽子を着けたり、踊り手さんも衣装が独特で、大変優美な踊りです。






富山では、来客には、「唄と踊りが最高のもてなし」と謂われています。

そんな最高のもてなしを受けた夜でした。


この続きは、また次回に・・・。


【工芸品ショップ泉亀(いずかめ)】ショップサイト

http://www.izukame.com