心理カウンセラーの眼!

孤立無援の・・君よ、眼をこらして見よ!

風邪薬を安易に飲むな!

2009-08-03 16:49:10 | マインドケア 今週の言の葉
「風邪薬を安易に飲むな」という

京都大学鎌田浩毅教授の意見が日経紙のインタビュー欄に先日掲載されていました。

「現代人はあまりにも薬に頼りすぎています。

ちょっとした風邪でもすぐに薬を飲んで、症状を緩和させて仕事を続けようとする。

風邪をひいたら人間の体が本来持っている自然治癒力を生かして、休養を取ればよいのです。」と、

野口晴哉先生の『風邪の効用』の、

“風邪をひいて熱を出すことは人間の体全体のゆがみを正す効用がある”
という考えに信頼をおかれ実践を勧められています。

そしてまた、
「これまで物理学や自然科学はどんどん細分化し、専門家することで発展してきました。

しかしあまりにも細分化することで物事の一部分しか見られなくなり、

全体を統合して判断することが難しくなっているという弊害もあります。

『木を見て森を見ず』です。西洋医学の問題も同じです。」

たとえば、<食物アレルギー騒動>にしても、

片っ端から陽性反応食物を除去することがまかり通ってきた結果、

今また米国の小児科では、極端な処方が誤っていたと見解が変わってきています。

当の乳幼児は「やせ細った」身体になって、とんだ迷惑を被ったわけです。

一事が万事こんな有様で、“権威のお達しのままに流される”というのが如何にも日本人流。

鎌田教授の考えを含めて、わたしたちはずい分前から

過剰投薬を主とする精神医学界や医薬業界の方向性に疑問を投げかけてきましたが、

既得権益や権威主義をふりかざすひとたちには一向に馬耳東風、他人事のように見受けられます。

また向精神薬第一主義の方たちは

「クスリを中止すると、禁断症状が出て危険だ!」というキャンペーンをずーっと張ってきました。

しかし、よくドラマに出てくる、さもそれらしい形相をつくった患者の苦闘 のシーンなどはまず虚妄です。

そのあたりの向精神薬のはたらきの説明は、
当ブログの『飯島愛さんの薬害死について(続)!』に掲載されています。ご一読を!

まあ、それにしても世界的なウィルス騒動の中で

インフルエンザ情報操作に自らも一役買った御用メディアの日経紙が

鎌田教授のような「対処療法反対」発言をとりあげたのは
いったいどうした気の変わりようだろうか?

メディアの情報操作に危機感を抱く内部良識派の“鉛筆魂”の表れであることを祈りましょう。







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