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時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

ロサンゼルス再び(1)

2013-09-08 16:28:05 | つなぎ






 先週家内とロサンゼルス5泊の旅に行ってきました。

 勤続ウン十年の永年勤続表彰で、会社から気持ちばかりの旅行券と5日間の公認休がもらえたためですが、どこに行くか迷った挙句、結局3年前に行ったロサンゼルスに再度行くことになりました。何も同じところにしなくても良かろうと思うのですが、結局「前回行きそびれたところがいっぱいある!」との家内の意見に従うことになりました。旅行券はとうてい二人でアメリカ本土まで行くほどの額ではないですし、私は国内温泉かせいぜいグアムかハワイの一番数泊位で十分だったのですが。

 で、JTBの一番安いディズニーランドつきのツアーにしました。ロサンゼルスは交通の便が悪いので、毎日あちこち動き回ってくたくたでしたが、何より連日の灼熱地獄に参りました。湿気はないとは言え、日差しがちょっと日本では考えられないほど強烈で、街を歩くだけで汗だくで、不快指数は日本より高かったかもしれません。

【1日目】
 フライトは初めてのシンガポール航空でした。同航空はサービスで評判ですが、いつものANAと特に差は感じませんでした。あのエキゾチックな制服はやはり印象的でしたが。午後の早めの時間に現地に到着し、JTBの迎えの車でホテルに向かい、チェックインを済ませて一休みした後、早速前回閉間時間を過ぎていて入れなかったグラミーミュージアムに歩いて向かいました。

 ビートルズのリンゴ・スターの特別展をやっていましたが、人はあまり多くはなく、中では日本人も見かけませんでした。でもその日の晩にはX-JapanのYOSHIKIのコンサートがあるとのことで、外には日本人とおぼしき人達が中心の列ができていました。残念ながらチケットは日本を発つ前から売り切れでしたが。私はアメリカンポップスはあまり詳しくないので、マイケルジャクソンの衣装くらいしか分かりませんでしたが、家内はまあ満足した様子でした。


グラミーミュージアム


今回のホテル(Westin Bonaventure) 

 初日はフライト疲れもあり、夕食は前回も多々利用したファミマの巻きずしですませました。 
 

 【2日目】 
 2日目はツアーに付いていたディズニーランド観光で(行ったのはアドベンチャーワールドの方)、本来夕方6時までなのを10時過ぎの迎えに延長しました(それだけで一人$40も取られました!ぼったくりですが、日本のように電車やバスもないですし、タクシーも拾えないのでしょうがないですね)。しかし再びワールドオブカラーを最後まで見て、前回は風で中止だった花火も見られたのでまあ満足して帰りました。

 前回工事中だったカーズのアトラクションも乗りましたが、ただのゴーカートとは違いスピード感があってなかなかおもしろかったです。 

 



 

 




(ランチのハンバーガーとチキンナゲット)
ビールは最高でした

 









 【3日目】
 この日は今回のメインの一つであるスペースシャトル(エンデバー)を見に行きました。南カリフォルニア大学の目の前のサイエンスセンターに展示されており、IMAXの映画とセットで日本でHPから予約しておきました。ここはダウンタンからメトロで一本で、駅の目の前なので行くのは楽でした。

 センターの横には大きなローズガーデンがありました。花はちょっと盛りを過ぎていましたが。









 入口手前や入口付近の中の吹き抜けには戦闘機が展示されていました。こういうのはアメリカっぽいですねー。男の子はたまらないでしょうね。
 












スペースシャトルのトイレ(使用法説明ビデオ付き)

 


 アポロの司令船カプセルや月の石等宇宙関係の展示物を見た後、いよいよエンデバーとご対面です。でかい倉庫のようなところに置かれていましたが、やはり本物を見ると感動します。近くで見ると表面は相当ボロボロですが。これで何度も宇宙と往復したのかと思うと、技術のすごさに感心します。









(底部のタイル)


 エンデバー見学後、IMAXでハッブル望遠鏡の映画(約1時間)を見て、館内のマクドナルドでチーズバーガーを食べて帰りました。昔軽井沢のプリンスホテルの脇に会ったIMAXでも似たようなのを見ましたが、軽井沢のはなぜか不評だったか今はなくなってしまいましたね。

 その後はメトロとバスでビーチ(ベニスビーチ、サンタモニカ)に行きました。






(こういうのがあるところはやはりアメリカですねー)
 

 ディナーは以前から家内が行きたがっていたロブスターの店でボイルドロブスターを食べました。炎天下のビーチを歩き回った後なので、ビールが最高にうまかったです。普段はそれほどビール党ではないのですが、お代りもしてしまいました。予算が厳しいので、シーザーサラダは一人前で、ロブスターも小さめのを一匹だけ注文しましたが、それでも二人で食べるには十分な大きさでした。チップはJTBのガイドさんは20%が相場です、とのことでしたが、ちょっとケチって17-18%位で付けて二人で$110でした(グラスシャンパン1杯+ビール2杯)。まあコストパフォーマンスは十分満足でした。

 
(ここの左手に見えるレストラン)



 翌日、翌々日はまだまだメインイベント(ユニバーサルスタジオ、グリフィス天文台、ワーナーブラザーススタジオ、ハリウッドボウルコンサート)が目白押しでしたが、それはまた改めて。
 


槍ヶ岳リベンジ

2013-08-13 15:51:11 | つなぎ






 昨年悪天候の中、雪渓の上で道を見失い、止むなく撤退した槍ヶ岳に、先週いつもの3人で再び挑戦してきました。


(新穂高温泉駐車場)

 天気予報は直前までずっと晴れだったのに、前日になって急に雨マークが...。で、出発当日の朝は雨がパラパラ落ちてきていました。いやなムードの中、中央高速の上では本降りになり、昨年の悪夢がよみがえってきました。しかしながら現地に着くころには雨も上がり、晴れてきました。しかし登山口の案内所で状況を聞いてみると、予定していた昨年と同じルート(槍平小屋経由)は、途中にいくつもある沢が増水で渡渉困難とのこと。昨年も決行増水していたのを何とかジャンプして渡ったので、大丈夫だろうと高をくくっていました。でも案内所のお兄さんは、「命が惜しくなければ行ってください。しばらく前にも一人流されて亡くなってますけど。」とのことでした。


(鏡平方面登山口)

 3人とも命は惜しいので、地図とにらめっこしながら迂回ルートを検討しましたが、時間的に相当厳しいルートばかりでした。案内所のお兄さんに迂回ルートの状況を聞いても、情報が届いてないので、現地に行ってみないと分からないとのこと。そのまま帰るのもあまりに何なので、まずは迂回ルート(鏡平経由)途中の小屋まで行って、そこで状況を確認しようとのことになりました。1時間ほどかけてわさび平小屋に到着し、昼食をとりつつご主人に聞いてみると、鏡平へはかなり時間はかかるものの、今出発するなら何とか夕方には到着できるだろうとのことで、意を決して出発しました。
 


(穂高連峰)

 歩き始めると、次第に晴れ間が広がり、夏山の雰囲気になってきました。さらに上に行くと次第にガスが出てきましたが。
 




 雪もまだまだ残ってました。真夏に雪の上を歩くのもおつなものです。
 








 花もいろいろ咲いていて、多少なりとも疲れを癒してくれました。鏡平小屋には無事5時過ぎには到着し、ほっと一息つけました。当然のように満員で夕食は交代制の最後の回の7時過ぎでしたが。翌朝起きて外を眺めると、まずまず晴れて槍ヶ岳も望めたので、安心して朝食を食べて支度をして、6時頃にさあ出発、と玄関に行くと何やら人が溜まって混雑してました。何事かと思って外に出ると、何と雨がパラパラ降り始めていました。「えーウソだろ」と言いつつ、まあ山の天気だから仕方ないか、とあきらめて雨支度をして出発しました。
 


 雨は大したことはなく、しばらくするとほぼ上がりました。カンカン照りでもないので、涼しくて気持ち良い尾根歩きが続きました。昼頃には、ずっと隠れていた槍が姿を現しました。
 



(槍ヶ岳小屋から見る槍)

 2泊目の槍ヶ岳山荘には予定通り3時過ぎに到着しました。ザックを小屋において、早速槍の穂先に登りに行きました。
 


 穂先には登り降りで1時間くらいかかるとのことでしたが、下から見るとそれほどでもなさそうに思えました。しかし登ってみると、梯子や狭いところで立ち往生しているおばちゃん等がいて、あちこち渋滞しており、納得しました。


(山頂の祠)

 穂先のてっぺんに着いた時はちょっと雲が広がってきましたが、2年越しの感慨深い登頂でした。
 

(槍ヶ岳山荘前からの眺め)

 登頂後小屋に帰り、夕食を待っている間に、雲海に沈む 陽の入りが部屋から見られました。

 



 

(陽の入りの瞬間)

 翌朝はよく晴れて気持ちの良い朝でした。ご来光は槍の穂先の向こう側なので、登らないと見られませんが、まあどこで見ても一緒なので登りはせず、朝焼けだけ楽しみました。
 

(槍の穂先の向こうの朝焼けと月)


(槍ヶ岳山荘前からの雲海の朝焼け全景)


 少し肌寒い中、昨年迷ったルート経由で麓を目指しました。



(槍ヶ岳小屋裏からの雲海の眺め)


(昨年迷ったあたり)

 「この辺で迷ったのかー。もう少しそのまま登っていれば行けたかもね。」と言いつつも、昨年の状況(雨と寒さで体力消耗)を考えると、無理はしなくて正解だったかと思います。まだまだ結構登らないといけない地点だったので。
 


(水のほとんどない白出沢出合)


(登山口)

 増水していた沢は水が引いてほとんど流れはないような状態でした。無事登山口まで到着し、昨年も入った奥飛騨の湯で汗を流し、何とかリベンジを果たした満足感とともに帰路に着きました。


ひさびさシカゴ

2013-07-28 16:52:43 | つなぎ






 久しぶりにシカゴに出張に行ってきました。



 今回は成田からでしたが、空港には通常の機体に交じって、ANAのパンダジェットがいました。中国便でしょうかね。



 今回はオヘア空港のヒルトンホテル3泊で、取引先との間を行き来するだけでした。ダウンタウンは逆方向で交通の便が悪いので、仕方ない選択でしたが。窓の外は空港駐車場でした。毎日晴天で日差しが強烈でした。湿気は無いのですが。

 

 ホテルの窓からはるかかなたにダウンタウンが見えました。

 夜は空港のライトがきれいでした。東向きだったので、毎朝ご来光も拝めました。

 



 

 



 太陽自体は自宅バルコニーからの眺めと同じはずなのですが、スケールがまったく違いますね。さすが大陸です。 

 


陽春のロサンゼルス

2013-05-19 13:21:20 | つなぎ






 先日久しぶりにアメリカ出張に行ってきました。

 ロサンゼルス郊外の会社での契約交渉目的でしたが、現地一泊、機内2泊の強行軍でした。初めて羽田発着の国際便に乗りましたが、行きも帰りも夜中発で、機内の楽しみはあまりありませんでした。出発したら基本的に寝るだけなので、寝しなに酒を飲む気もしませんし。帰国便で見たLAギャングストーリーは予想に反して結構おもしろかったので、昨日嫁さんと近所の映画館に見に行きましたが。

 現地の空港に夜着いて、車で一時間半くらいのホテルに着いたら、もう軽く食事をしてまた寝るだけで、ずっと夜のままの感覚でした。当然ぐっすりは眠れず、明け方になってようやく眠くなり、起きたら9時過ぎでした。朝食付きだったのであわてて顔を洗ってレストランに行ったら、案の定もう朝食バイキングは片付けられてしまっていました。でもコーヒーポットとオレンジジュースのサーバーだけはあったので、パンと水だけ持ってきてもらって、だだっ広いフロアの片隅で一人さびしく食べました。

 ホテルを出るのは昼頃だったので、食べ終わって少しその辺をぶらぶらしようかと思ってホテルの門まで行きました。しかしアメリカの郊外型ホテルはどこも同じで、人が歩いて出入りすることは全く想定されておらず、歩道もなければ横断歩道もなく、直接車道なので、一歩も出られませんでした。仕方なくホテルの敷地内を散歩して部屋に戻り、出発まで仕事の資料を読んで過ごしました。公園のようなきれいな敷地の気持ち良いホテルではありましたが。仕事の後はレストランで会食をし、再びホテルに荷物を取りに寄ってそのまま空港へ直行でした。


ホテルの門(手前は直接車道)


池の向こうの2階が泊まった部屋


駐車場のすぐ隣はゴルフ場でした


駐車場から山々を望む


バルコニーから
 

 快晴で暑くもなく寒くもなく、絶好の天候だったのですが、結局空港とホテルと相手先の会社の敷地内(大学キャンパス並みの広大なところでしたが)しか 歩けませんでした。周囲の山々を眺めながら、あの辺を歩いたら気持ちいいだろうなー、と悔しい思いでした。

 おとといは松山に出張でしたが、これも一泊でした。普段はあまり出張はないので、あわただしい出張が続くと疲れます。


珠玉のルノワール

2013-04-12 20:11:19 | つなぎ

 やっぱりルノワールはいいですねー。




 昨日は朝会社でメールを見ても特に至急案件はなかったので、急きょ午後休をとり、丸の内の三菱一号館美術館にクラークコレクションを見に行ってしまいました。 2月の開始時からずっと行こう行こうと思いつつ、行きそびれていました。GWは大混雑でしょうし、5月26日までなので、行けるときに行っておこうと思い行きましたが、行った甲斐はありました。

 目玉はルノワールで、 作品点数とその質に圧倒されました。やはり作者の芸術的感性は、本物を直接見ないと伝わってきませんね。
 


劇場の桟敷席


鳥と少女


金髪の浴女

 3年前に行った六本木の国立新美術館のルノワール展に来ていた作品にも再度お目にかかりました。
 


扇子を持つ少女

 混み具合は特に見るのに支障があるほどではなく、どの作品も正面の間近で気のすむまで眺めました。ルノワールの他にも、私の好きなシスレーの風景画など、印象派の作品を主に、素晴らしい作品が多々展示されており、至福の時を過ごせました。やはりたまには仕事をさぼってでも目の保養をすべきですね。 

 また先月の終わりには、有給休暇消化と福利厚生ポイント消化を兼ねて、嫁さんと箱根に一泊旅行に行ってきました。宿泊先を楽天の旅行サイトで探していたら、ポーラ美術館入場券付きプラン(箱根ハイランドホテル)というのが目にとまりました。17,800円/人とウチにとっては安くはなかったですが、楽天クーポン1,000円つきで、美術館の通常入場料1,800円/人も考えればまあ許せるかと思い、そこに決めました。

 ホテルは仙石原のガラスの森美術館の先で、すぐ裏には星の王子様ミュージアムがある、広い敷地の静かないいところでした。 
 



 チェックインを済ませて、フロントでガラスの森美術館と星の王子様ミュージアムの割引券を買いました。数年前に行ったときにも両方とも行きましたが、嫁さんがどうしてももう一度行くと言うので、他に行くところもないのでまあいいかと付き合いました。
 


 星の王子様ミュージアムの展示物はそう大したものは無いのですが、あの独特の
世界観にどっぷり浸かれるので多くの人を引き付けるのでしょうね。
 



 ホテルに戻り、引き出しをあけると星の王子様の本が入っていました。これを読みながら一休みしてから、温泉に浸かりました。きれいでとても気持ちよかったです。
 





 サウナと露天風呂でたっぷりリラックスし、予約サイトでも特に評判の良かったディナーを楽しみました。評判通りどの料理もとてもおいしく満足しました。焼きたてのパンも絶品(特にいちじくとくるみのパン)でした。
 






 部屋の窓の外は静かな林で、部屋にはバードウォッチング用の双眼鏡も置いてありました。朝これを持って散歩に行きましたが、残念ながら何も見つけられませんでした。しかし林の中の湿地には水芭蕉が咲いていて、鴬も鳴いていて、とても気持ちのいい庭でした。
 


 朝食は嫁さんはアメリカンブレックファスト、私はフレンチジャポネ(和風フレンチ?)にしました。味噌ベーコン、リゾット、苺ジュース、etc.、ディナー同様どれももとてもおいしかったです。
 

 




 食後のコーヒーをゆっくり楽しんだ後、チェックアウトしてポーラ美術館に向かいました。
 



 しかし3年前に行ったルノワール展に来ていた、「レースの帽子の少女」を含む目当てのルノワール作品数点は、点検中とのことで見られませんでした。残念!
 



 しかしまあピカソ他素晴らしい作品は多いので、それなりに楽しめました。

 帰り際に芦ノ湖でトイレ休憩したところ、やけに人懐っこい猫の集団が寄ってきました。なぜか「営業係長」や「営業部長」の名札を下げていましたが、肩書に恥じないだけの愛想は十分備えていました。
 






 箱根はまだ寒くて桜は咲いてないとのことだったので、帰り道の途中で花見がてら小田原城に寄りました。ほぼ満開で壮観でした。
 






 お土産は鈴廣かまぼこの里で買ったかまぼこ類いろいろでした。できたてのかまぼこはこんなにうまいものか、と改めてかまぼこを見直しました。天気はずっといまいちでしたが、とっても満足な一泊旅行でした。


秋の花火

2012-10-21 15:33:45 | つなぎ






 夕べは長男のアパートのそばの調布花火大会を見に行ってきました。

 花火と言えば夏のイメージはありますが、秋の花火大会もまたおつなものですね。会場は多摩川の河原でしたが、長男が夜中にシートを敷きに行って場所取りをしておいてくれたため、無料席の一番前の方で見られました。8月の相模原の花火の日と同様によく晴れて、絶好の花火日和でした。
 



 5時にはきれいな夕焼けの空に予告の音花火が上がり、気分も盛り上がってきました。開始は5時半となっていたのですが、配っていたプログラムを見ると、打ち上げは5時50分からになっていました。ちょっと??でしたが、5時半から延々とご来賓のご挨拶が続いて、ようやく納得しました。乾杯も花火もご挨拶はほどほどがいいですね。

 

 
















 私のカメラで撮ったのは皆手ぶれでいまいちぼけてしまったので、上は皆長男が三脚で固定して撮ったものです。これでまた来年まで花火はおあずけです。
 



 と思ったら、今晩はうちのバルコニーの正面で花火が上がっていました。土日の習慣の夕方のウォーキングから帰って、マンション一階のオートロックドアのインタホンで「開けて~」と言うと、嫁さんが「早く早く!」と言うので何かと思ったら、この花火でした。これまで十数年住んでいて見たことのない方向と近さでしたが、多分どこかの大学等の学園祭のだと思われます。あわててカメラを取り出し、物干しざおに肘を固定すると、「ドドドーン」と大きいのが数発上がり、「オオオッ!」と胸が高鳴り、さあ撮ろうと思ったら...。それが最後でした。で、結局上のは嫁さんが携帯で撮った小さなピンボケです。

 しかしまあ今日も絶好の秋晴れでしたし、二日続けて花火を見られたので、今年は花火に関しては思い残すことはありません。 


甲斐駒リベンジ

2012-10-09 12:51:58 | つなぎ

 




 3連休の後半の7日、8日の一泊で甲斐駒に行ってきました。甲斐駒は、5年前の10月末にふもとの山小屋まで行って泊ったものの、突然の台風で翌日登山を諦めそのまま帰らざるを得なかったところなので、5年ぶりのリベンジです。その時はバス道も土砂崩れで通行止めになり、えらい目にあいましたが、今回は絶好の好天のなか、最高の登山になりました。

 日曜に家を出るときは雨が降っていて、ちょっと出鼻をくじかれたものの、山梨に入る頃には雨も上がり、晴れ間が広がり気分も盛り上がりました。いつもの三人でしたが、H先輩は大阪から夜行バスで八王子まで来てもらい、駅前の温泉施設で休んでもらい、朝拾ってそのまま行ったので、ちょっとしんどそうでした。 

  八王子インターに行くと、料金所からいきなり大渋滞でした。連休とは言え中日なのでちょっと予想外でしたが、日帰り客も多かったようです。結局昨年の夏に北岳に登った時より2時間くらい余計にかかりましたが、芦安駐車場から広河原までは乗合タクシーですぐに行けました(1時間弱)。そこから甲斐駒の登山口の北沢峠までのバス(約20分)の時間まで2時間近くあったので、コンビニで買ったパンを食べながら、のんびり待ちました。
 


広河原(1)



広河原(2)



広河原(3) 


広河原(4)

 バスを待つ間、北岳の登山口に続くつり橋を渡り、昨年の夏の思い出に浸りました。この日は残念ながら北岳の頂きは見えませんでしたが。

 




 ようやく北沢峠にたどり着いたのは3時前でした。この日はそこから登って40分ほどの仙水小屋を予約してありました。翌朝が早いので、夕食は4時半とのことでしたが、4時過ぎには用意ができたとのアナウンスがありました。この小屋のウリは食事で、他の山小屋ではまず出てこない刺身までついていました。大した登りではなかったので、ほとんど汗もかいていませんでしたが、やっぱり山小屋のビールは最高ですねー。



 翌朝は4時前に朝食を食べ、5時前に星空の中、ヘッドライトを着けて出発しました。
 

 

 慣れない暗闇の中、迷いながらも40分ほどで東の展望の開けた仙水峠に到着しました。朝のきれいな空気の中、白々と明けて行く雲海の彼方をもっと眺めていたかったのですが、帰りのバスの時間を考えると、あまり時間に余裕もないので、早々に出発しました。




 ご来光は森の中から迎えました。徐々に光に満ちて行く森の中を歩くのはとっても気持ちいいですねー。


左奥に中央アルプス(多分)を望む


右から北岳、仙丈、鳳凰三山(多分)、奥に富士山



6合目の駒津峰



駒津峰から北アルプスを望む 


 6合目の駒津峰からは北アルプスも良く見えました。7月に涙を飲んだ槍ヶ岳(写真上右寄りのとんがり)を眺めながら、3人で悔しさをかみしめ、来年のリベンジを誓いました。


駒津峰から駒ケ岳を望む(右のこぶは摩利支天)


駒が岳山頂(1)



駒が岳山頂(2)
 

 駒津峰から駒が岳山頂までは大きく下ってまた登り、帰りも同じところを戻らなければならないので、結構しんどかったです。しかし雲の上の白い花崗岩の美しい山頂からの晴れ渡った絶景は、まさに一生ものの眺めでした。



 5年前は北沢峠までのバス道が見事な紅葉でしたが、今回はちょっと時期が早かった上に猛暑だったこともあってか、まだ紅葉の盛りには間があるようでした。でも山頂付近はそれなりに色づいていていました。北沢峠のバスの出発時刻(午後1時05分)に間に合うよう、下りはかなり急が無ければなりませんでしたが、ぎりぎり15分前に到着し、何とか間に合いました。芦安までバスを乗り継ぎ、バスの中で割引券(500円が350円)を配っていた駐車場脇の温泉に浸かり、ざるそばを食べて帰路に着きました。

 お土産は白根インター手前の農産物直売所で、ひと山それぞれ500円のぶどうとりんご、および一つ100円の洋なしを三個買いました。ぶどうはでかいピオーネ一房と甲斐路二房、黄玉が一房で、りんごは八個でした。洋なしは熟すまで一週間くらいかかりますとのことで、まだ食べていませんが、他はどれも甘くてうまかったです。

 なお、これまでの4コマをまとめたPubooの電子BookのVol.2を公開しました。良かったら見てみてください。


電子Book公開

2012-08-26 23:03:47 | つなぎ






 今これまでの4コマをまとめて、簡易アニメ化もしてPubooの電子Bookにしているところです。初期のはいろいろ修正もあって手間がかかるので、とりあえず10作品ずつまとめるつもりです。まずはVol.1を公開しました。一通りまとめたら、また新作を継続していきたいと思っています。

 昨日は相模原の花火を見に行ってきました。昨年は震災の影響で中止になり、 2年ぶりの大会でした。アパートに住んでいる長男が花火を見るためにわざわざ金曜の晩に帰ってきて、土曜は朝から場所取りに行くと言うことでした。朝から行くほどでも無かろうとは言ったものの、どうせならと私と嫁さんの分と合わせて3人分確保してもらいました。

 私と嫁さんは1時間半くらい前に会場に着きましたが、すでにかなりの見物客で埋まった会場で長男を探すのは一苦労でした。携帯で目印があーでもない、こーでもない言ってようやく見つかりました。

 


会場の相模川の高田橋上流の河原
(月がきれいでした。左下は高田橋。)

 早くから確保しただけあって場所は打ち上げ場所が直接見える河原の土手の立ち入り禁止ロープの最前列でした。他の花火大会では、打ち上げ場所からの打ち上げシーンを直見られるところはなかなかないので、迫力でした。

 


スターマイン打ち上げ
(ちょっと手振れ) 
 

  打ち上げ数は8,000発ということで、連発のスターマインも多く、間近で見られて堪能できました。最近はどこもたいてい変わり花火をやってますが、相模原はウルトラマンの主題歌とともに、ウルトラマン花火が上がってました。どんなんかと思ったら、ちゃんとウルトラマンの顔になっていて皆びっくりでした。私は撮影に失敗してしまいましたが、ちゃんと撮れた方もいたようです。

 相模原の花火は間近で見られるのはいいのですが、アクセスがとっても悪いのが難点です(駅から歩くと1時間)。駐車場はあるにはあるようですが、7時開始なのに3時くらいには入らないとダメで、終了後も一時間以上出られず、出た後も大渋滞とのことです。昨日も終了直後の渋滞中の車が追突してトラブッてました。

 なので私は車に自転車を積んでまず嫁さんを行けるところまで連れて行き、嫁さんを降ろしてから駅に近い公園の駐車場まで戻ってそこに駐車し、自転車でまた戻るという面倒なことをしました。それでも臨時駐輪場の小学校から会場まではまた30分近く歩かなければならず、たどり着くまで一苦労でした。まあそれでも見るだけの価値はあるかと思いますが。

 長男は先週も二子玉川まで多摩川花火を見に行ったとのことでしたが、次は長男のアパートのある調布の花火大会が10月にあります。秋の花火もまたおつなものかと楽しみにしています。 


スターウォーズの夕べ

2012-08-12 16:11:52 | つなぎ






 昨夕はスターウォーズ大ファンの嫁さんに連れられ、東京国際フォーラムまでスターウォーズのコンサートに行ってきました。

 


新装の東京駅
 

 昨年末にディズニーコンサートで(スターウォーズ同様ディズニー大ファンの嫁さんに連れられ)来たときはまだ東京駅は工事中でしたが、ようやくその姿が見られるようになりました。やはり他の駅にはない風格がありますねー。

 開始前には2階のフロアで各キャラクターが登場して撮影ができるとのことで、1時間ほど前に到着しました。皆さんキャーキャー言いながら並んで撮っていました。

 


一番人気はやっぱりダーズベイダー


ストームトゥルーパーと名前のわからない何だかも結構人気


人気いまいちで手持ちぶたさのオビワンケノビ?(ちょっとピンぼけ)
(やっぱり素顔じゃ...) 


 コンサートは演奏と映画の名シーンとがぴったり合って大迫力でした。映画館の音響も良くなったとはいえ、やっぱり生演奏には到底かないませんね。ホルンだかトランペットだか、時々ちょっと音をはずしてましたが。でも冒頭のテーマは何度聞いてもすばらしいですね。20世紀FOXのファンファーレの後、スクリーンにあの”A long time ago in a galaxy far, far away . . . .”の文字が映し出されると、待ちかねた会場の興奮も最高潮でした。

 一昨年真ん中の息子が留学中に行ったアメリカでの公演では、聴衆はライトセイバー持ち込みOKで盛り上がっていたとのことでしたが、日本はやはり光りものは全て持ち込み禁止で、おとなしい聴衆でした。

 


会場のポスター
(ヨーダが凛々しいですね)


チケットも凝ってますね 


 感動のフィナーレとアンコールの余韻にひたりつつ、何を食って帰ろうかと周辺をうろうろ歩いたものの、ビルの地下のレストラン街もいまいち寂れてぱっとせず、結局丸の内永楽ビルのiiyo(イーヨ)というところの2Fのビアホール(東京ビアホール14)に入りました。東京駅周辺は繁華街ではないので、いつも食べるところに苦労しますが、このビアホールは大正解でした。

 店のお勧めとのことで、コエドビール(川越産なので小江戸ということのようです)と言うのを飲んでみましたが(瑠璃、紅赤)、これまで味わったことのないような風味・芳香・味で、とてもうまいビールでした。私は特にビール党という訳ではないのですが、「日本にこんなうまいビールがあったのか...」と思わず唸るような出来栄えでした。Lサイズ900円ちょっとと、ちょっと高めではありますが、これなら全然惜しくないです。山小屋で飲む缶ビールもうまいですが、都心のこれもまたいいですね。新宿のようにごみごみしてなくて店も空いてますし。

 つまみはポテトサラダ、コンビネーションサラダ、鯛のカルパッチョ、サイコロステーキ、ガーリックトーストを頼みましたが、もどれもうまくてビールとの相性もぴったりでした。嫁さんはビールはいまいちとのことでシャンパンとカシスソーダでしたが(二人で合計7千円台後半)、二人とも大満足で帰路につきました。


彼方のスカイツリー

2012-08-05 16:28:00 | つなぎ






 昨日の男子サッカーのエジプト戦は良かったですねー。

 本当は厚木の花火大会を見に行こうと言っていたのですが、嫁さんと最後まで悩んだ末に結局、「花火は毎年見られるけど決勝リーグは当分見られないかも知れない」ということで、第三のビール片手にサッカー観戦ということになりました。でも花火をあきらめた甲斐のあった日本チームの大活躍でした。永井はちょっと怪我の状態が心配ですが。 

 ここのところ夜中までついつい各種競技を見てしまい、寝不足気味でしたが、昨晩は気持ち良く熟睡できて、今朝は6時前にすっきり眼が覚めました。天気も良かったので、高尾山までひとっ走り自転車で行ってきました。夏は何と言っても滝と沢沿いの6号路が最高です。頂上までほとんど日影のルートですし。沢の水で冷やされた風が、ひんやりととっても爽やかでした。

 下りはつり橋の4号路経由で1号路で下りました。今日は夏にしては見晴らしも良く、金毘羅台からスカイツリーが良く見えました。



金毘羅台から都心方面を望む


拡大図
 

さらに拡大
 

 昼過ぎに帰りましたが、山の後の天ざると第三のビールは本当に最高です。NHKで男子サッカーの録画をやっていたので、再度見てしまいました。やっぱり何度見てもすごいですねー。昔の日本のサッカーと段違いです。強くなったものです。


無念の横浜スタジアム

2012-07-29 23:13:16 | つなぎ






 今日は長男・次男の母校の野球部の神奈川大会決勝を見に、嫁さんと横浜スタジアムまで行ってきました。

 この週末は、昨日は朝からダークナイト(初日の朝一)をいつもの町田のIMAXに嫁さんと見に行って、夜はウォーキングがてら八王子の花火を見に行き(嫁さんはなでしこ観戦が優先とのことで行かず)、今日は野球観戦と、大忙しでした。


3塁側入口へ

 長男は借り上げのアパートから先に行っていて、嫁さんの妹とともに球場で落ち合いました。一時間前に行ったのですが、着いた時には席はすでに8割方埋まっていました。炎天下の中、皆さん熱心ですねー。


ほぼ満員の横浜スタジアム


試合開始

 試合はこちら側が2回に2点先制したものの4回に逆転され、すぐに追いつき、また勝ち越されるという、一進一退の白熱した好試合でした。...前半までは。

 
好投手相手に奮闘

 しかし終盤になるとピッチャーの台所事情の苦しさから、大量得点を許してしまいました。相手ピッチャーは完投で、こちらは4、5回ピッチャーが交代し、しかもしまいには選手名簿のポジションはレフトの選手までマウンドに上がっていました。相手のピッチャーは神奈川No.1とのことで、まあピッチャーの差がこれだけ大きいと、この結果も仕方ないか、と皆納得の様子でした。


無念のスコアボード

 球場を出てから、アパート暮らしの息子がろくなものを食べていないだろうとのことで、4人で残念会を兼ねて関内駅前の焼き肉屋でたらふく焼き肉を食べて帰りました。球場ではビールは我慢していたので、スーパードライの生中は腹にしみました。槍ヶ岳に続き、この夏はちょっと無念続きです。子供らがまだ在学中の10年前にも準決勝で横浜スタジアムに来て、その時も負けてしまいました(相手は確か東海大相模)。まあ決勝戦を見に行けただけ幸せと言えば幸せですかね。


無念の槍ヶ岳

2012-07-09 17:25:57 | つなぎ






 いつもの山仲間3人(会社先輩・後輩)で槍ヶ岳に行って来ました。

 先輩はしばらく前に出身地の大阪に戻って転職したのですが、この週末に東京での仕事があったので、ついでに行こうということになりました。梅雨なのでもともと天気は期待できず、大雨でなければ決行ということで合意はしていたものの、案の定雨の中の登山になりました。

 先輩が金曜に仕事を終えてから八王子まで来てもらって6時前に出発し、新穂高温泉に着いたのは11時頃でした。ここで一泊し、翌日4時起きで朝飯(宿の用意したおにぎり)を食べて登山口(新穂高ロープウェー駅下)の駐車場に車を置いて、ちょうど6時に出発しました。


雨の駐車場から足取り重く出発 

 ここから山頂までは、通常は途中一泊のかなりのロングコースなのですが、先輩が日曜中に大阪に帰らなければならないとのことで、一気に登る予定でした。しかし... 雨は一向にやまないどころか時折かなり強くなり、体力的にも気分的にも徐々にしんどくなってきました。また思ったより残雪が多く、上の方は雪渓の連続でした。


雨で流れの急な沢(上の方は雪渓)

 道も分かりにくく、雪渓の中に立てられた小さなポールにくくりつけられたピンクのテープを頼りに登って行ったのですが、山頂まであと2時間くらいと言うところでとうとう道を見失ってしまいました。悪天候で予定より大分時間を浪費してしまったので、その時点ですでに3時を回っており、このまま進むか、意を決して引き返すか、3人で額を寄せて相談しました。雨も降り続いており、おまけに風も出てきて気温も下がり、体力もますます消耗してきました。


立ち往生した雪渓(まわりが霞んで見えず、ほとんど冬山状態)

 結局まずは山頂の山小屋に電話で聞いてみようと言うことになり、後輩のA君がスマホで連絡しました。しかし状況を説明してもやはり山小屋の人達も位置は特定できず、結局登頂は断念して中腹の槍平小屋まで引き返すことにしました。最近とみに中高年の遭難が増えていますが、こういう状況で無理したら遭難するんだろうなー、と実感しました。今回は虫が知らせたわけでもないのですが、昨年の北岳での滑落(腰強打)の教訓から、万一のことを考えて救助費用対象のレスキュー保険というのに入っていたのですが、一歩間違えばいきなり利用してしまうところでした。

 槍平小屋には電話で連絡(登頂断念で引き返す)していたのですが、宿のご主人がわざわざ登山道の途中まで様子を見に来て待っていてくれました。心配をかけてしまい、恐縮でした。こんな天候だったので山小屋もガラガラで、槍平小屋の個室を3人でゆったり使わせてもらい、ようやく 生きかえりました。槍平小屋はきれいでとても快適なところでした。

 翌日は小屋から下の方はおおむね晴れて夏の日差しでしたが、上の方はほとんど雲の中で、結局槍の姿も全く拝めずじまいでした。


朝の槍平小屋


槍とは反対側(上部はほんの少し見えるだけ) 

 結局下山は予定の半分の行程になってしまったので、昼ごろに余裕で駐車場に着き、予定にはなかった温泉(駐車場そばの中崎山荘奥飛騨の湯)にゆったり浸かり、私はラーメン、他の二人はもりそばを食べて帰路に着きました。

 新しくてきれいな施設の温泉で、チャーシュー二枚の入ったラーメンもとてもおいしかったです(付け合わせの切干大根ときゅうりの漬物も)。私はドライバーなのでビールはおあずけでしたが。山頂は逃したものの、まあその代りこの温泉に浸かれたと思えば少しは慰めになるか、と思えるくらい極楽気分でした。やっぱり山の後の露天風呂は最高ですねー。

 今回はルートや現地状況等下調べを十分せず(全員が他力本願)、日程も強行軍で余裕がまったくなかったことが敗因ですが、3人とも大いに反省し、リベンジを誓いました。


北岳満喫

2011-07-18 12:47:25 | つなぎ

 おととい、昨日の1泊2日でいつものA君と北岳に登ってきました。昨年の夏に行く予定にしていたものの、直前にひざを痛めて行けなかったので、リベンジです。



 1年間ひたすらストレッチングとスクワットで調整した甲斐あってか、かなりきつかった行程にもかかわらずなんとかひざはもってくれました。しかしひざは大丈夫だったものの、うかつなことに靴の手入れを怠っていたために、1日目に登り始めてしばらくしてソールが剥がれ始めてしまいました。「こりゃヤバイ」、と思ったものの、ひざ同様ごまかしながら行けば何とかなるだろうと楽観的に考え、そのまま進みました。結果的には何とか登り口まで戻るまで致命的崩壊は免れたものの、体だけでなく道具の管理、手入れも入念にしなければと反省しました。

<1日目>


広河原の登山口に向かうつり橋
奥に見える北岳に気分はワクワク


快晴で雪渓もきれいに見えました


気持ちの良い沢沿いの道を2時間半ほど歩いて雪渓に到着


振り返ると夏の雲をバックに雄大な鳳凰三山の雄姿が


雪渓の裏を吹き抜ける風は天然クーラーでした

 雪渓のあたりで少し雲が出てきましたが、それもじきに晴れ、雪渓の脇をひたすら登って八本歯のコルの延々と続く木の梯子の経て、山頂に続く尾根にある北岳山荘(2,900m)に向かいました。本当はもっと下の方の御池小屋に1泊して、翌日北岳に登ってから北岳山荘に泊まる予定だったのですが。1日目の広河原への到着が予定より1時間以上早かったため、急遽1日目は一気に北岳山荘まで登って、翌日北岳に登ることにしました。


5時前にようやく北岳山荘が見えてきました
(中央右下のテントの見えるところ。左手奥は間の岳。)
予定より大幅に工程が長くなったのでかなりきつかったです

<2日目>


山荘テント場からの夜明け

 翌朝も快晴で、雲海に浮かぶ富士山はまさに絶景でした。宿泊客のおばちゃんが「もうこれを見られただけで十分~~!!」と感激してました。確かに高山ならではの素晴らしい眺めでした。


山荘から見た北岳
すぐそこに見えますが、山頂まで1時間20分かかります


8時過ぎに感動の山頂に到着




南アルプスの山々に囲まれ、360度の絶景です。晴れてて良かった~。


山頂からの富士山


同じく山頂からの甲斐駒ケ岳

 眺めを存分に楽しんだ後、名残惜しい思いをを残しつつ山頂を後にしました。


山頂直下

 この時期はもう高山植物は盛りを過ぎていて、しなびた花がほとんどでしたが、ところどころ上のようなお花畑の名残が見られました。靴が不安定だったからというわけではないのですが、二日目の山頂直下の何でもない道で不覚にも路肩を踏み外してしまい、一回転して岩に腰を強打するというアクシデントに見舞われました。一瞬息ができなくなり、再び「こりゃヤバイ(最悪ヘリ搬送か?)」との思いがよぎりました。しかし立ちあがってみると、痛みはあるものの歩くには支障はなさそうなのでホッとしました。


下りはずっと晴れて暑さも厳しく、まさに夏山!という雰囲気でした


駐車場到着
満身創痍のはやぶさ君状態の靴

 ソールの剥がれかけた靴には山荘でもらった針金を巻きつけ、いつソール全体が剥がれ落ちるかと心配しながら歩きました。とても履き心地が良くて気に入っていた靴だったのですが、登山口に到着するまで何とか耐え、つり橋の手前でとうとうかかとが剥がれ落ちました。持ち主を無事に返すまで頑張ろう、と靴が思ったはずはありませんが、私はモノにはかなり愛着を持つ方なので、愛着を持って履いていた思いがちょっと通じたような気がしました。

 登山口の広河原から乗合タクシー約1時間で駐車場に到着です。さすがにシーズンピークで正規駐車場は土曜日の早朝(というより夜中)から満杯だったとのことで、ずっと下の小学校前の臨時駐車場でした。近くの市営の温泉(金山沢温泉)の露天風呂にゆっくりつかり、帰路につきました。ここの温泉は以前も入りましたが、リーズナブルな料金で眺めも良く、とても気持ちの良いところです。

 帰りは3連連休の中日でもあり高速もそんなに混んでないだろうと思ったところ、思いがけない大月-小仏トンネル25km事故渋滞で、「抜けるのに5時間かかります」、との交通情報に一気に力が抜けました。判断は迷うところですが、結局大月で一般道に降り、田舎の20号線を、大垂水峠を通ってくねくねと延々と走って帰りました。大月の祭りの山車で交通規制があったりしたこともあり、下も当然のように渋滞でしたが、何とか10時頃には八王子に到着しました。

 腰には湿布を貼っているものの痛みはまだ引いておらず、先ほどヨーカドーに買い物に行って荷物が多くて往生しました。2泊の予定だったので、会社には明日は休むと言っておいて良かったです。明日もう1日、夏山の思い出に浸りつつ、ゆっくり休みたいと思います(痛みが引かなければ近所の整形外科に行って来ますが)。


今日の高尾山

2011-05-15 17:02:51 | つなぎ

今日は久しぶりに高尾山に行って来ました。先週行くつもりで行けなかったので。

GWではないものの、天気も良く混雑が予想されたため、裏の日影沢から登りました。登り口付近にはこの時期いつもきれいなシャガの群生があちこちに見られます。

 裏のルートなので人通りは少なく、ゆったり歩けます。途中ちょっと滑りやすくて道の悪いところもあったのですが、いつの間にか整備され、新しい階段もできていました。

 頂上はやはりイモ洗い状態でした。多分表はどの登山ルートも大渋滞だったのではないかと思われます。この時期は表は避けた方が無難ですね。

 今日は春にしてはめずらしく、富士山も他の山々もとてもきれいに見えました。この時期たいていかすんでいるものなんですが。

 やっぱり新緑の頃は気持ちいいですねー。天気は最高で、鴬や他の鳥たちのさえずりの中、至福の時を過ごせました。


今年の初日の出

2011-01-03 22:38:50 | つなぎ

明けましておめでとうございます。




 今年も東京は穏やかで良いお正月でした。寒さもそれほどでなく、元旦の朝は良く晴れて日の出や山々もいつも通りきれいでした(特にいつもと何も変わりはありませんが)。


バルコニーからの日の出
(飛行機雲が絶妙の位置に出ていました)


外階段最上階からの富士山


同じく外階段からの高尾山

 12月の中旬に次男が9か月の留学先のロサンゼルスから帰ってきて、この暮れ正月は久しぶりに家族全員でくつろげました。まあなにはともあれ何事もなく家族とともに正月を迎えられるのは何よりですね。