時に4コマブログ 『この世はパラダイス』

世の中いろいろありますが、ココロはいつも夢幻郷。

雪山の高尾山(とモネ展)

2014-03-02 17:02:26 | つなぎ






 この間の大雪はすごかったですねー。東京であんなに降ったのは、生まれてこのかたうん十年、見たことありません。 八王子でも雪国並みの積もり方でした。

 で、めったにないチャンスなので、一回目の雪の後の2/10(月)に、高尾山にどんな様子か見に行きました。沢沿いの6号路を登ったのですが、それなりの標高の雪山のような状態で、一丁平まで全く雪の途切れるところはなく、アイゼンなしでは到底歩けませんでした。

 日曜祝日の合間とは言え平日の月曜で、朝からずっと曇りだったこともあってか、人もほとんどいませんでした。下りはメインの1号路で行きましたが、こちらはさすがにほとんど除雪されていました。うかつなことにこの日はカメラを忘れてしまい、写真が撮れなくて残念でした。今度こんな状態で来られるのは何十年先か...と思って悔しい思いをしていたところ、なんとまたさらにすごいドカ雪が降ったので、懲りずにまたまた先週の日曜2/23に、今度は裏の日影沢から登ってきました。

 2/10は降ってから間もなかったのであまり踏み固められてはいませんでしたが、この日は降ってからちょっと日が経っていたので、登り口は結構人が入った跡がありました。好きな人は結構いるものですね。出会った人のほとんどは、つま先からかかとまでの本格的アイゼンを付けて冬山装備でした。私は下のように5本爪の簡易アイゼンですが

 









 いつもは人でごった返している山頂直下も下のような状態でした。表からケーブルカーかリフトで登ってきたらしい軽装の人達が、スニーカーでつるつる滑りながらはしゃいでいました。



 日曜日で晴れていたこともあってか、山頂はそれなりに人はいました。スキー場に来たような雰囲気で、皆雪の上でくつろいでいました。
















 誰が作ったのか、上手な雪像もありました。






 山頂から一丁平へは、急こう配を避けて巻き道を行きました。こっちまで足を延ばす人はそう多くないためか、この辺の雪はパウダースノーに近い状態で残っていました。






 深いところは膝ぐらいまでの深さで道が掘られている状態でしたが、ところどころ登山道の両脇に張ってあるロープと支柱の頭が顔をのぞかせていました。掘られた道のさらに下に支柱があるところから見ると、雪の深さは相当なものです。春遅くまで解けないんじゃないでしょうかね。









 一丁平も一面の銀世界でした。いつも昼飯を食べるお気に入りの東屋も雪に埋もれていました。雪を眺めながら、途中のスーパーで買った山菜おこわ+ごぼうサラダとともに、持っていったレトルトのぜんざいをガスバーナーで温めて食べました。雪を眺めながらのぜんざいとコーヒーは最高でした。









 さらに進んで小仏城山に着きましたが、2軒ある茶店はいずれも閉店してました。






 日影沢から城山に通じる林道途中の車止めゲート。ここは城山てっぺんにあるパラボラアンテナの保守用のNTTの業務用林道なのですが、下まで全く車の通れる状態ではありませんでした。これでは当分茶店の人達も荷物を運べず、商売あがったりでしょうね。 以前2月に丹沢に行った時もかなりの雪山でしたが、高尾山近辺でこんな雪山気分が味わえるとは思いませんでした。 自宅マンションの駐車場の雪かきは大変でしたが、こんな雪山が堪能できるなら時々は降ってもいいかなー、と思いました。近所の家々のカーポートは軒並みつぶれてましたので、こんなことを言ったら怒られますね。




 脈絡はないですが、2/21(金)の午後は年次休消化をかねて午後休をとり、上野の西洋美術館にモネ展を見に行ってきました。午前中からうきうきして、昼休み前につい「あー天気いいな~」と言ったら、部の庶務の女性から、見透かされて「どこか遊びにいくんですかぁ~?」と聞かれてしまいました。「いや、ちょっとね~」と言って昼飯を食べに行き、そのまま近くの割引チケット屋で入場券(なぜか無料招待券でしたが1,300円)を買い、新橋まで散歩がてら歩いて、山手線で上野に行きました。

 平日ではありましたが、もう展覧会も終了が近いこともあってか、結構人は来てました。でも人が重なって見られないほどではなく、時間もたっぷりあったので、絵の前をのろのろ進む列に従って、ゆっくり堪能しました。
 

  









 昨年の春に行った箱根のポーラ美術館との共同開催ということで、箱根で見た絵もいくつかありました。やはり本物を見ないと良さは感じられませんねー。絵から直接光が出ているように感じました。見終わって一般展示を見た後に、もう一度見たくなり、受付のお姉さんに「再入場できますかー?」と聞いたところ、「はい、一回だけですが」とのことでしたので、もう一回、めぼしい作品に絞って見てきました。素晴らしい絵の前では、しばらく放心状態になって立ちつくしてしまいます。みんなが仕事をしている時にこういう時間を持つと、喜びが倍増するように感じるのは心がねじくれているからでしょうかね。

 夏には以前ルノワール展を見に行った六本木の国立新美術館でオルセー美術館展があるようで、いまから楽しみです。