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パソコン上達日記2

日々の雑感を戯れに綴ります

渡鬼・・・唖然のドラマ

2016-09-18 22:31:01 | 番組コラム

怠いからお風呂から出て早く寝ようかなと思ったけど、何となくテレビつけたら「渡鬼」がやってた。

長台詞が相変わらず、すごい。何というか…えっこれがドラマ?みたいな全体的ズレ感も酷い。

泉ピン子演じる五月(さつき)が、一人で色んな親戚の家に行き、時間をつぶすという物語(笑)

ピン子は、がむしゃらに働いてきたけど、もう人生も終盤、「幸楽」も娘夫婦の経営にシフトしていくのだが…それを受け入れたくないピン子。1か月のお休みをもらっても、家族にべったりすることでしか時間をつぶせない人がピン子の役。

家族に依存する生き方は、もうやめようでも、家族っていいねみたいなとこに落ち着くんだろう。それにしても、ダサいのを通り越して恥ずかしいくらいズレてる。


 渡鬼は、リアルな家族像を描いてきたホームドラマ。親子の問題、嫁姑問題 遺産相続など…まさに他人の不幸は蜜の味を橋田脚本で見せてきたけど、今回は「渡鬼の残骸」まで、見せられてる感じ。

ドラマとして成り立つの?これが?というレベル。酷いなぁ。コントでも見られないくらい、ありえなさ加減がもう…このありえなさ加減を数えることで楽しめるドラマだと思う。とにかく設定・中身がスカスカで、何のリアリティも感じられない。

全く現代的な家族像から離れている設定に始まり、誰かの都合で進められていくような物語…脚本家の頭にある現代の家族像がこれか…という驚きもある。橋田寿賀子氏の脚本だろうか?それなら仕方ないけど。もうお歳だし、庶民の生活とか知らないと思うから。たぶん雑誌とか人から情報を仕入れているんだろう(笑) そのあたり、あり得ない設定としてよく出てくるから。

泉ピン子のプロモーションドラマともいっていい「渡鬼」、AKBならプロモ的ドラマでも許せるが(笑)。

しかも、これ2夜連続らしいね~ピン子のプロモドラマが4時間枠で放送。凄い待遇。

 他の番組であまり見られないのが残念。愛ちゃんも、どんどん性格がきつくなってしまっている。よくやっていらっしゃるなぁ。


真田丸第37回「信之」パパロスが怖いよ~

2016-09-18 20:07:51 | 番組コラム

「人生とは分からぬもの」

このセリフが深く響く真田丸第37回「信之」

今回は悲運な真田家の面々・史実に基づいた真田家の関ケ原後の行く末をじっくり見せた。

三谷劇場と呼ばれる独特な物語展開ではなく、従来の大河ドラマの王道のような見せ方。

関ケ原の戦闘シーンを全く見せず、短い1シーンで大谷と石田コンビの泣かせる最後を見せたのは唯一三谷脚本らしいかなと思った。

真田パパも、もう来週でいなくなるなんて…。寂しい限り。

パパロスになっちゃうかも。 刑部も石田様もいなくなった上に、パパまで・・・。がっくり😞

内野家康は憎たらしいなぁ。(笑) 上手い、たぶん少し役作りのためか太って恰幅良くなった感じ。ただもうちょっと面白くてもいいんじゃないか。この真田丸は、すべてのキャストに見所満載なので、なかなか家康像まで時間をとれないんだろうと思うけど。

あ~あ 草刈パパが見納めなんて悲しいなぁ。それに尽きてしまうな。パパいなくなっても、見続けらるかな(笑)

 

 


真田丸第36回「勝負」まさに真田の関ケ原!

2016-09-11 20:48:10 | 番組コラム

前回「犬伏」も素晴らし~と思ったが、今回も眠いのを我慢して見ておいて良かった!真田丸ファンとしては★5つ回の連続でした。

今回の見せ場は3つ。定番の小松姫のエピソードからスタート。これは意外にあっさり描いたなという感じ。その理由は、次に真田家と徳川、兄との城をめぐる攻防、最後の上田城の勝利と関ケ原西軍の敗北までが、怒涛の濃い展開だったためかな。真田家の上田城攻めを、はっきりドラマで見たのは私は初めて。相変わらず安定の分かりやすさで、勉強になった気分。

この三谷真田丸、これまでの戦国ドラマと違い、丁寧に見せてきた歴史的事件・エピを思いっきり省くという特徴がある。その思いっきり省く良さが最大限に生かされた回だと思う、関ケ原の合戦シーンを描かないことが、逆に物語の面白さに通じた、さすが三谷脚本だと感心しちゃう。映画や舞台と違い、時間を積み重ねてきた部分での見せ方、うまいなぁ。ブレないのがいい。

「勝負」真田パパと本田ジィジの知恵比べ的な見せ方。パパの「信之とは戦いたくないなぁ」とつぶやく姿。こういったゆとりあるシーンも パパ・秀忠・それぞれの布陣でいいテンポで作ってあるし。

 キャスティングも抜群にハマっていたから、もう治部&刑部が見られないのは個人的に残念で寂しいなぁ。直江&上杉殿コンビもみられなくなっちうのかなぁ。星野君の秀忠も予想以上にいい味出していた、どの俳優さんも、持ち味を100%出していくから見応えある。それから真田兄の大泉さんは、それまでコメディ要素のある俳優さんで、イケメンとかあまり思ったことなかった(笑)けど、前回「犬伏」からカッコよくなってしまった、今回もとてもイイ男、カッコよさに磨きがかかった、真田兄の演技は映画「清須会議」を超えるものかもしれない。


真田丸第35回「犬伏」素晴らしい回

2016-09-04 17:35:12 | 番組コラム

真田丸のクライマックス「犬伏の別れ」

もう放映前からNHK番宣ほかネットで大騒ぎだ。最終回ではないのだが、三谷脚本真田丸を見続けてきてこの「犬伏」を見逃すことは、あり得ない。親兄弟があえて、敵味方に別れて戦う決断をする親子会議。これから関ケ原・大阪の陣と大舞台が控えているが、三谷氏が最も得意とするのは、犬伏のような舞台設定だろう。それに仲良し真田家が見られるのはこれが最後。寂しいなぁ。

真田家のこれまでエピソード、言葉の一つ一つが全て「犬伏」に繋がっているはず、「さぁこのあたりで、思い切り泣かせてくれ」みたいな感じ(笑)でも、そこは三谷脚本なので、どういった個性的な物語・解釈を見せるのか、とても楽しみにして見た。では感想を


 

素晴らしかったなぁ。見終わった後の爽快さが格別の回。クライマックスという位置づけは、正しかった。 

まず治部様と大谷刑部様から泣かせる。私は片岡愛之助氏(ラブリン)は、それまで興味なかったけど、この大谷刑部を見てから、彼自身へのイメージも変わった、カッコイイ。→私のような人多いんじゃないか。刑部は寡黙なキャラだと思っていたが、ラブリン刑部は、はっきり言うべきことは言うし知略をめぐらす人物、それでいて高潔な感じが素晴らしくいい。あまりに融通が利かない治部様をしっかりサポートする姿、泣かせますね。

それから、吉田羊さん。やっとここにきて、らしくなった。真田兄の妻、真田家の嫁として彼女の活躍が今後楽しみ。(じゃないと、吉田羊をキャスティングした意味がない。)

で犬伏の別れ…三谷氏は、そう見せるのかという感じで、最初少し驚いたが、やはりラストで真田兄、大泉さんが全部丸ごともってった感じかな(笑)

真田パパは、戦において天才的な発想をする人だが、権力者の政治をすぐそばで長年見てきた信繁からすると、それはもう「パパは、時代の情勢が分かっていないよ」となる。これはパパも歳をとるから、仕方ないのだ。年齢を重ねる悲しさ。「夢物語だ」と怒鳴る信繁…私は堺雅人がやっと好きになった(笑)超えたんだな。父を。男の子はいつか父親越えをしなくてはいけないのだ。

父親越えは弟だけでなかった、兄も「真田を残す」という覚悟をもった戦略で、真田パパを驚かす。最後真田パパがお酒を飲みながら一人、ほほ笑んだのは、息子たち二人が自分を超えていった嬉しさからだろう。、三谷氏らしいセンス。信繁が武士としての義から石田方につくというもっとウエットで涙を誘う展開にも出来たはずだが、あえて、これまで積み上げてきた真田家の人物達が成長した姿として「犬伏」を見せた。

三谷脚本は前半パートで、日本人の大好きな定番、大河時代劇のお約束といってもいい「義」というテーマを治部&刑部コンビでしっかり抑えた。これは計算された展開だと思う。これがあるからまた、後半パートの最大の山場、「真田一族として生きる者の成長物語」が、また一段と引き立つ。これまでのドラマなら、後半「犬伏」も、「義」という理由で信繁が別れていく姿を描くはずだ、そう解釈しなかったのは凄い、今までの真田一族の姿が走馬灯のように流れる番宣を見たが、まさにそれの積み重ねだからあったから、この「真田家の決断」が見ていても、自然に受け入れられる。映画ではなく、長丁場の大河ドラマでしか出来ない脚本だと思う。とても臨場感あふれる人間ドラマだった。

もう一つ、このドラマは真田幸村こと信繁が主役だが、真田家が主役でもある。で、ドラマ放映当初は、真田パパが主役のような存在感だった、中盤はここで真田兄が、圧倒的主役的な存在感を示した。本来の主役である信繁が輝くのは、まさに関ケ原以降の戦い以降になると思う。最初優等生な信繁があまりに地味(笑)でつまらないと感じたが、ここから、兄を父を別次元で抜いていくんだなと気が付いた。そうあって欲しい。

 


真田丸第34回「挙兵」感想を

2016-08-28 20:43:32 | 番組コラム

8時30分ぐらいまでは、面白くなかったなぁ。

内野家康が、もう「普通の家康像」…「悪」になってた。ここは難しいとこ。内野家康には、今までにない家康像が見られると思っただけに、つまらなく感じたな。近藤さんがいるので、内野はもっと優しくてイイかなと。

それから大阪城に家康が乗り込むとこ。ここは、従来の時代劇では「家康=悪」みたいな感じで丁寧に描かれる。特に大阪側の淀君がヒステリックになるとか定番シーンを期待したが、何故かナレーションのみ(笑)で、この部分が描かれないのは残念。三谷劇場真田丸は、今まで丁寧に描かれる個所を、思いっきり省く(信長が出たと同時に死んでたとか)パターンがある。淀君が家康をどう感じていたのか、まったく描かれない、旗のこともあって、あまり何も考えていないのかぁ…淀は能天気だなぁと思ったなぁ。女って浅はかなの?

私は三谷脚本は好きだけど前から女性について描かれ方に「難あり」と思っていた、それを感じた回。

こういう淀のいる豊臣についていく信繁…治部様はまぁ「豊臣命の人」だから、あれでいいけど、信繁にはもう少し冷静に考えてほしい。その「義」だけで戦乱を渡れないことは、自分のお父様=真田パパを見てれば分かりそうなんだけど(笑)と思った

この豊臣家臣の争い、治部様VS他の家臣 の争いだけど、石田三成がどんなに「義」を説いても、「お前が言うな」と思われてたわけだ。そのくらい人望がなかった…「石田三成は、他人にはエラソーでうるさいくせに自分には甘いよな」みたいな感じだろう。会社と同じで誰につくかという部分で、石田はついていけないよ…という見せ方。三谷劇場らしいテイスト。

でも、信繁はうまく言えないけど、三成の姿を見て「義を貫く」と思ったわけだ。ここが少し甘いかなぁと・

30分過ぎて、真田パパ 真田兄 信繁3人どうするか話し合うシーンがあって、このあたりから面白くなった。

真田パパは「戦好き」で「戦で大博打やりたい」それが生きるエネルギー、人生のテーマ(笑)ずっと死ぬまでそう。これは分かりやすい。関ケ原で家康と戦う理由としても一貫している。真田兄は、少し躊躇するがとりあえず「長男だから」という理由で真田方につく。現代人的な考え方をするのは、真田兄だから来週が注目。それに比べると、ファンタジーのような正義を貫くのが信繁(笑)う~ん、三成とか秀吉に魅せられたということか。この頑なな部分は、パパ譲りかも。

それから棒の直江状(笑)上杉討伐は、歴史的な史実が実際どういう思惑で人々は動いたのかという部分で、興味を引いた。