山形厚史のブログ

セイカツは夢とシゴト

試験

2019年05月28日 22時15分13秒 | 日記
昨日の『なつぞら』を見ながら思ったけど。

僕はアニメーターの試験は受けなかったよ。

小さな作画会社だったからでしょうか。

小さいけど憧れのアニメーターが何人もいるようなところでね。

試験はないけど、描きためた絵を見てもらうんですよ。

そこに行くまでに、すでに二ヶ所の作画会社で採用されていたんですが、なんとも仕事が続かない。

しかし度胸はついた。

そして三ヶ所目に選んだところでも採用。

『なつぞら』の「なつ」は不採用だったけど、そのあとどうなったのかなあ。

今日は朝から用事があって、見れなかったものですから。


僕らの頃は、小さな作画会社がいっぱいあったんですよ。

どこでもいいわけじゃないけど、とにかくアニメの世界に入るのが最初の目標。

僕はそこを達成したあとですよね。 

すぐ行き詰まる。

その頃の思いを代弁するとですね、要するに高校で先輩たちとアニメを作って、そこで下積みは終わってるんだと。

もう下積みはごめんだという事なんです。

たぶんその頃にノートパソコンを持ってたら、そこに自主製作のアニメを入れて作画会社に持ち込んでたかもな。

1分ぐらいのアニメなんだけど。

1分で1000枚ぐらい描きましたとか自慢してさ。

内容が凄いんだよ。

いきなりロケット発射から始まるんだ。

若いよ。


そのロケットの発射の煙がメタモルフォーゼして、龍になってロケットを追いかけるんだ。

途中で僕も出てくるんだよ。

出てきて主人公を助けるの。

それを見せて、本番を描かせてくれと。


迷惑な若者だったかもなあ。


今日も来ていただいて、ありがとうございます。