東風ステークス予想 レースデータ、複勝圏推奨馬

平成２１年３月１４日　曇り

昨夜放映されたＮＨＫの「スポーツ大陸」を見た。
フィギュアスケートの浅田真央選手の特集だった。
私は、子供の頃、アイスホッケーとフィギュアスケートが大好きだった。（生まれも育ちも北国ではないので、当然実体験はない。）
当時の国内では、ともにマイナーな扱いだったので、田舎育ちの私には目にする機会はほとんどなかった。
ただ、ホッケーだと（伝統あるクラブの廃部が報道される今では考えられないが）ＮＨＫの教育等で結構定期的に放映される日本リーグや、フィギュアは年に１度のＮＨＫ杯があるので、それらを欠かさずに見ていた。

フィギュアは、スポーツでは特異な存在だろう。
スポーツと言うより、ダンス的な要素が強く、芸術性が求められるし、全競技終了後上位入賞者には、演技とは別にエキシビジョンなるものまである。

昨夜の番組は、いつも民放で映されるいかにも高校生的な真央ちゃんではなく、ひたすら練習に励む彼女と多くは語らないがきちんと答える彼女を見ることが出来た。
私は、今の女子フィギュアでは、彼女が他の選手よりも１枚も２枚も上だと思っている。
いや、過去の選手と比べてもその評価に変りはない。
昨年のＧＰファイナルを見たときに、あらためてそう感じた。
キムヨナは敵ではない。（むしろ自分自身だろう。）

当たり前だが、彼女はスケートが上手い。
上手いというのは、氷上でスケートをしていることを感じさせない、滑っていることを見ている側に意識させないと言う意味でだ。
そして、難易度の高い技をこれでもかこれでもかと連発してくる。
例は悪いが、格闘技の試合で、高等な技を出し続けて相手に攻め入る隙を与えないような感じだ。
更に、体力。あの体のどこにと思う程強靱だ。
昨夜の番組では、ルール改正が行われ規定の技が１つ削られ、演技の中で１５秒の余裕が出来たことを説明していた。
ほとんどの選手が、きつい演技中でトータルの滑りに繋げるべく、休むような形でその１５秒を使っていた。
ところが、浅田選手は、その１５秒を更に難易度を上げるために使う。
昨年のＧＰファイナルで感じた格の差は、こういう事だったんだと納得した。

あれだけの演技をしながら、ほとんど息もあがらない。
（同じプログラムをこなせる他の選手はいないだろう。
実際ライバルのキムヨナは、彼女より難易度が低くてもバテていた。）
あれだけ難易度の高い技をこなしながら、故障しない。
（競馬で言うと、無事是名馬だ。）
おそらく相当の練習をしてきたのだろう。（才能だけでは今のスポーツは勝てない。）
そして、なにより凄いのは、普通の高校生の生活に興味はない、と言い切ってしまえるほど、スケートが好きなことだろう。

勝者は１番強い者とは限らない。運など他の要素も必要だ。
４年に１度、ひょっとした一生に１度かも知れないのだ。
フロックなど必要ない。
やはり、真に強い者が勝者であって欲しい。
フィギュアの申し子が、約１年後金色に輝いていることを切に願う。


長くなった。
それでは、本日の関東メインのお話を。


東風ステークス
芝・右・外 1600m　サラ系4歳上 オープン (国際)[指定] 別定

○逃げ、先行
○前走１月以降の芝１６００ｍ以上
○前走重賞３着以下
△枠２、３、７
×１枠

（◎非常に有利、○相当有利、△有利、×不利）


レースデータは、過去５年間の結果から。
東風と言うとＹＭＯの私の好きな曲を思い出すが、日本は昨日から突風が各地で吹き荒れている。
このレースは、近年堅い決着が続いているが、今日は荒らしが吹くだろうか。


混　戦


逃げ、先行
３着内馬１５頭中、中団より後ろの位置取りで３着内にきたのはわずか２頭のみ。
逆に、４角５番手以内なら、１０頭も馬券に絡んでいる。


枠
有利不利が見られる。
いいのは、２、３、７枠。５年間で３度もきている。
逆に不利なのは、１枠。１０年遡っても１度しか来ていない。


前走
特に目立ったステップレースはないが、やはり重賞組ばかり。
不思議なのは、前走で連対していたのは、１頭のみで、しかも１６００万下の特別戦だった。
重賞負け組に注目。


複勝圏推奨馬

　４．ゲイルスパーキー
１０．ショウワモダン
１１．マヤノライジン
１４．ゼットフラッシュ

４頭とも、レースデータをベースに選んだ。
ゲイルスは、条件好転。調教状態もいい。
ショウワは、前走案外だったが、こちらも条件好転で、調教状態もいい。
マヤノは休み明けだが、苦にしないタイプ。馬場もこなせる。
ゼットは、着順を上げてきた。１６００ｍも馬場も対応できる。