ダンス界に提言

近年、ダンス界は向上したと思われがちですが、実際はどうでしょうか。

本質

2010-09-30 23:34:02 | Weblog
についてもう一度語ろう。
技術的な本質を習得してるかどうかは、得意なジャンル以外をこなせるかどうかで判断できる。ダンスのジャンルは数多くあるが、根底にあるものは共通していて、本当に技術の本質を習得してるなら得意なジャンル以外をやらせてもわりとすぐにできる。
今人気があるダンサーでも、得意なジャンル以外をこなすことができる人は少ない。
もうひとつは、教えることができるかどうか。基礎から着実にレベルアップしてきた人なら、人に教える時に「まず基礎をやって、それから次に進んだ」とアドバイスすることができるが、マネするのが上手いだけだとそれができないから、「ひたすらやれ」ぐらいしか言えない。俺はスクールに通ってた時、その当時「上手いな」と思ってた人を見ては「どうやって動いてるんだろう。どういう練習をしたんだろう」と思ってたが、なんのことはない、マネするのが上手いだけなのだ。だから詳しいやりかたとか、基礎の練習のしかたを教えられるわけがない。
精神的な本質は、あたりまえすぎるが、ダンスを愛することと、ダンスを愛する人を愛することだ。これがおろそかになってるのが今のダンス界。一見するとダンスを愛してるようでも、実際は「目立つこと」を愛してるという人がけっこういる。わかりやすい例として学生ダンサーを挙げるが、彼らが部やサークルで一生懸命やってる姿を見ると、ダンスを愛してると思うだろうが、卒業して仲間と組んで目立つことができなくなるとダンスをやめる人も多い。本当にダンスを愛してるならそんなんでやめるわけがない。ダンスを愛する人を愛してると、周囲から思われてる人でも、実際は「自分が目立つために役立つ人」を愛してるということが多い。たとえば、クラブのダンサーなら、自分がイベントに出るために、イベント運営者の身内になったり、イベントのチケットを買う人を身内にする。自分が目立つために役立たない人は、ダンスを愛してても仲間に入れない。

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