ダンス界に提言

近年、ダンス界は向上したと思われがちですが、実際はどうでしょうか。

学生ダンサーの特徴

2010-06-19 14:20:42 | Weblog
・見た目ばかり気にする。髪形やファッションなどで自分をかっこよく見せようとする。ダンスもそのための手段の一つ。
・もてたがる。たとえば「ギターとダンスならどっちがもてますか」とかいう質問をする。もてるかどうか考えてからダンスをはじめる。ダンスをやり続けてから、知識、経験、実力をいかしてもてようというならまだいいが、学生ダンサーはそれとは正反対。90年代は、ダンスに衝撃を受け、もてるとか目立つとか考えず無我夢中にやるという人が多かったが、それに比べると今は「こうすれば目立つだろう、もてるだろう」という下心を持ちながらやるという人が多い。
・目立ちたい、もてたい、チャラチャラしてるということを認めない。自省して「自分はチャラチャラしてる」と認めることもないし、他人にもそう思われたくない。チャラチャラしてるということがばれるとまずいから、指摘されると逆上する。指摘するような人は排除する。低俗な人同士で固まって、目立つためにやりたい放題やる。それが彼らにとっての常識。
彼らのことを、世間の人が客観的に見ても、チャラチャラしてるということがわかるから、もっと声を上げるべきだと思う。
学生ダンサーがレベル高いとかマジでやってるとか言ってる人は、音楽に十秒遅れて動いたり、練習は一分だけやってあとは酒飲んで騒いでたりしないかぎり、レベル低い、マジでやってないと認識することができないのだろう。

学生ダンサーが育つ土壌

2010-06-11 05:47:12 | Weblog
学校の行事でダンスをしてる人たちは、下手でもパフォーマンスしていいんだという風潮を作り、ダンスやってる人が調子にのる機会を作っている。低レベルな学生ダンサーが活躍する土壌を作っている。俺が学生のころは下手な人が文化祭とかでパフォーマンスすることはなかったのに、「下手でも目立っていい」という風潮が作られたとたんにこれだもんなあ。そんなに目立ちたいなら一人でやれよ。そのほうが自分だけ目立つことができる。一人でやるだけの度胸も実力もないのに、学校の仲間と組むと調子にのるのはみっともない。

新しいもの

2010-06-08 04:45:34 | Weblog
ある人気ダンサーが、「とにかく新しいことをしたい」と言ってて、周りのダンサーも賛同してた。「ブラックカルチャーの歴史を研究した上で新しいこと」でもなく、「日本の閉鎖的な状況をくつがえすような新しいこと」でもなく「とにかく新しいこと」だ。新しいというだけでありがたがるという人間の心理を利用するからこそ人気ダンサーになれる。よく、海外ドラマの宣伝で「全く新しいドラマだ」とかいうものがあるが、実際はそんなに画期的な斬新なドラマでもない。「新しいもの」というと人の気をひくことができるし、低俗な人は惑わされる。ダンス界全体でも、学生ダンサーとかが世に出てくると、たいして実力もないのに「新しい世代だ」というだけでありがたがられる。だからメディアとかダンスのビジネスをしてる人も学生ダンサーを使いたがり、彼らが活躍する状況を作る。彼らにあこがれる人がダンス界に入り、ダンス界のレベルは低くなる。この流れを断ち切るためには、学生ダンサーが目を覚まし、「自分は学生なのにこんなに上手いんだぞ」というふうに自己顕示するのをやめ、「自分は今時の若者だ。ダンスに青春をかけてる」と自己陶酔するのをやめなくてはいけない。目を覚まさない人間が活躍するから今のような低俗な状況になる。