ダンス界に提言

近年、ダンス界は向上したと思われがちですが、実際はどうでしょうか。

人前で芸をするということ

2008-12-31 18:24:52 | Weblog
ストリートダンサーって、ステージに立つ者としての心構えもできてないのにステージに立ちたがる人が多い。
ちょっと上手くなると、すぐにステージに立つ。人前で芸をするということを甘く見てる気がする。

ダンスの世界で人気が出ると、別な分野、たとえば演劇、お笑い、CDデビューなどに進出したがる人がいるが、
その進出した分野で一流になった人はほとんどいない。
自分が前に立ちたいため、客を増やすため、「こんなこともできるんだぞ」というアピールをするため。
そういう目的で進出してるんじゃないだろうか。ダンス以外の芸を極めたいという純粋さは感じられない。
ダンスがうまくなってちやほやされると、もう一人前の舞台人になったと勘違いをする。
そして調子にのって他の分野に進出し、いかに自分が生半可な気持ちでステージに立ってるかを露呈する。
ダンスという分野の中でさえ、一つのジャンルを踊って人気を得て、調子にのって他のジャンルも踊った結果、
いかに基礎ができてないかを露呈する人もいる。今第一線で活躍してる人の中にも結構いるので、
日本のダンスのレベルもたかが知れてる。日本のダンスは世界でもトップレベルだなんて思ってる人は勘違いをやめて、
日本はダンス後進国だという現実を見てほしい。
踊るだけだったら、誰でもやっていいが、人前でパフォーマンスするとなると話は別だ。
低俗なダンサーがステージに上がり、低俗な観客がそれを支持し、影響を受け、
やがてその観客がステージに上がる。低俗の連鎖が続いてしまう。

芸というものは、それを演じ、鑑賞してる時だけ面白ければいいという、現実逃避に終始するためのものであってはならない。
むしろ、芸を磨く過程や、鑑賞した後の人生のほうが重要だ。
技術を習得する。しかしそれだけではだめだと気づき、他に何が必要かと模索する。
その過程で人として向上する。
芸を鑑賞する。しかし感動が足りない。心の扉が錆び付いていて開かないからだということに気づく。
そして心の扉を開くための模索をする。
このように自分の人生を豊かにすることが出来なければ、一体なんのためにダンスを続けているのだろう。
カッコだけのダンスをしてる人は、このように人生を豊かにするのとは程遠い生き方をしてるのをみずからアピールしてるようなものだ。
「踊ってる時だけ楽しければいい」と言う人に、むなしくならないのかと問いたい。

早咲き

2008-12-29 10:16:59 | Weblog
日本のダンサーは早咲き早枯れが多いと聞いたことがある。
確かに、早く咲こうとしてるダンサーが多いし、彼らは咲くことばかりに気をとられ、下に根をのばすことをしない。だからパッと見華やかな動きを身につけるのは早いんだけど、その後は特にダンサーとしての底力が増すこともなく、上達するのは小手先ばかりで、そのうち体力に衰えが来て、早枯れしてパッと見の華やかさもなくなり表舞台から去る、または過去の栄光やコネで表舞台に出続ける。こうして、にわかダンサーが次から次へと現れる状況が続く。人間関係にしてもそう。自分が華やかなステージに立っていられるようにするための人脈作りには一生懸命だが、日本のダンス界の基礎的なものを向上させるため、ダンサーたちと協力しあうような行動を起こす人はいない。だから現在でも練習場所などの環境も整備されてないし、ダンサーの地位も低い。自分や身内の利益ばかり考えて、ダンス界の向上のために行動しないようだと自分が損をするってことがわかんないのかな。
若手のダンサーで、コンテストとかに出まくってる人が多いが、これがいい例だ。こういう人のことを、「向上心や積極性がある」と評価する人は多いが、彼らが日本のダンス界に何をもたらすかというと、上記のとおりだ。体力にまかせて突っ走れるうちに華やかな世界にいようとする浅はかな目立ちたがり根性はカッコ悪いということに気づいてほしい。

身内びいき体質

2008-12-28 16:43:39 | Weblog
オレが日本のダンス界に不信感を抱きはじめたのは、20年以上前のことだ。
当時はブレイクダンスブームだったが、ブームと言っても大都市以外では踊ってる人なんていなくて、
オレがすんでる地域では教わることなんてできなかった。
ダンス甲子園の時もそうだ。
当時踊ってた人は、自分や身内だけ目立てばそれでいいのだ。
ダンス界の身内びいき体質は、このころからちっとも変わってない。
なぜ身内だけで固まってるのかというと、そうしないと活動できないようなヘナチョコだからだ。
ヤンキーが群れて行動したがるのと似たようなもの。
そういうのが「オレは一人前のダンサーだ」という顔をしてるのが今の日本。

彼らの建前と本音↓
建前「ダンスは楽しい」
本音「かっこつけて目立つのは楽しい」

建前「ダンスの楽しさをみんなに伝えていこうと思います」
本音「かっこつけの方法をを身内に伝えていこうと思います」

建前「ダンサーたちと連携して、日本のダンス界を盛り上げていこうと思います」
本音「身内と連携して、日本のダンス界でのさばっていこうと思います」

ダンスをかっこつけの道具にして、カッコだけ真似して
「オレはダンスをマスターした」という顔をしてる人が「ダンス好きです」って言うのを聞くと、気分が悪くなる。
彼らは、一体なぜダンスを続けているのかと思う。
かっこつけて目立てばそれで満足なんだろうか。
ある程度活躍しても、就職や結婚などを機にダンスをやめるという人もいると聞いたことがあるが、
結局、そういう人は筋金入りのダンサーではなかったのだ。なのに、活躍できた。
というより、筋金入りのダンサーではないからこそ活躍できるというのが今の日本だ。

ダンサーの行い

2008-12-24 10:35:52 | Weblog
ダンサーって見た目が不良みたいな人が多いが、実際は良い人ばかり・・・と思ってる人がいるが、勘違いか妄信だ。地元のダンサーたちのグループで、不良みたいな雰囲気が出てるのがいたが、やることも不良そのもの。金になる人間は仲間に入れる。そうでない人間は除け者にする。タバコの不始末。他人に暴言を吐く。地元のダンス界ではこんなダンサーが中心になっているわけだが、日本のダンス界なんてどこも大同小異だ。たとえどんなに技術や体力があっても、こういうのを本物のダンサーと呼ぶわけにはいかない。
他にも、ダンサーの迷惑行為はたくさん挙げられる。メールを勝手にやめる、待ち合わせの場所に来なくてその後何の連絡もなし、何にもしてない人に対しておびえたようなそぶりをするなど、人を苦しめるのもいい加減にしろと言いたいほどだ。悪そうなやつはだいたい本当に悪い。悪そうじゃなくても悪いということはあるが。「ダンスを一生懸命やってる人は悪い人じゃない」なんて言ってる人は、こういう現状を知ってるのだろうか。
人格を良くしないで、ダンスの動きで自分を良く見せようとしてるんだから、ただのかっこつけだ。本当にダンスを愛してるとは思えない。彼らにとっては、ダンスはかっこつけるための道具なのだ。
こういうダンサーを「かっこいい」と思ってる人は、美意識がゆがんでるんじゃないだろうか。ダンサーのことを「不良みたいなやつがかっこつけてるな」というイメージを持ってる人もたくさんいるだろうが、そういう意見こそ重要ではないか。

にわかダンサー大活躍

2008-12-21 21:54:02 | Weblog
現在は、ダンスを始めてから短期間で上手くなり、いろんなところで人前で踊りたがるダンサーが多いが、
ダンスってそんなに早くマスターできるものなんだろうか?形を真似したり、
雰囲気でごまかすのが上手くなっただけなんじゃないだろうか。
そんなんで「ダンスをマスターした」とか勘違いしてる、にわかダンサーが人気出るようになった。
にわかダンサーの特徴を挙げる。
・形がそれっぽくなればいいと思ってるから、形を真似するのがやたらうまい
・パッと見華やかだが、何回も見ると飽きる
・得意ジャンル、得意な動き以外をやらせると対応できない
・ブームにのっかって活躍したり、世渡りをするのがうまい
・ダンスよりも自分が目立つことに興味がある。だからダンスの本質をマスターすることや、
中身のあるダンスをすることよりも、表面的な華やかさばかりを求める。

「彼らは一生懸命やってるじゃないか。ハードな練習をしてるじゃないか」と言う人もいるだろうが、
自分や身内が目立つために一生懸命やってるのだ。
ためしに、一年くらい、誰にも見せず、教わらず、一人でダンスをさせたらどうなるだろうか。
情熱を持続させることのできるダンサーはほとんどいないだろう。
彼らは「ダンス」よりも「目立つこと」のほうが好きだ。仲間と組んで人前で目立つ。仲間内で目立つ。
それができなくなったら、踊る意味がなくなってしまう。目立つことに情熱を注いでいるのだ。
地元でも、目立ちたがり的雰囲気がバリバリ出てるダンサーが調子にのっていたが、人気があった。
こういうダンサーが人気を得るという、レベルの低い状況はもう終わりにしよう。

人格的にも、チンピラみたいなのが多い。よく「チンピラや不良だったらあんなに一生懸命やってない」
とか言う人がいるが、全く筋が通ってない。何かに一生懸命になっていれば、悪質な人間ではないのか?
テロリストだって、一生懸命テロをやってる。

ダンス界の現状

2008-12-21 17:26:15 | Weblog
日本のダンス界が向上したと思ってる人は、「ダンス人口が増えて、テクニックも上がったじゃないか」
と言うだろうが、小手先でかっこつけるのが上手い、チャラチャラしたかっこつけが増えただけだ。
こういう状態を良い状態だと思うのは、良識がなくなってるからだ。
良識がない者同士でなれあい、異議を唱える者は除け者にし、いやがらせまでする。
小手先だけ上手いダンサーが、汚い世渡りをして世に出る。
こういう低劣な状態を、なぜ良いと思えるのか?
もっと現実を見て、目を覚ましてほしい。