ダンス界に提言

近年、ダンス界は向上したと思われがちですが、実際はどうでしょうか。

違い

2009-03-17 16:22:00 | Weblog
良識を持ち、上質なものと低質なものを区別してほしい。
小手先と底力、かっこつけることと本当にかっこよくなること、
ものまねをすることと基本に忠実であること、グダグダと自由、
低劣な目立ちたがりと上質なパフォーマー。
これらの区別はついてるだろうか。

小手先が上手くなっただけでダンサーとしてレベルアップしたと勘違いするのは、
たとえば、俳優が滑舌がよくなっただけで演技力が向上したと勘違いするようなものだ。

単なる目立ちたがりと、上質なパフォーマーの違いは何か。

流行にのっかり、目立ってちやほやされたいがために形だけダンスを憶える。
ダンスに対する愛情も足りないし、派手なことをやって目立てばいいという生き方が踊りにも現れる。
これが単なる目立ちたがり。

中身のある踊りをして、それをみんなに伝えるためだったり、自分という存在を知ってもらい、
ダンサーとして向上したりダンス界を向上させるための仲間を集めるために目立つ。
上記のような目的のために目立つなら、どんどんやってほしい。
これが上質なパフォーマー。もしこのような人がいたら、単なる目立ちたがりと比べて、
何が違うかを知ってほしい。「目立つだけでいいのか、かっこつけるだけでいいのか」
と問われて「ダンスは自由だ」と言い逃れするような状態で、質の高いものが作れるわけがない。
質の高いものを作ろうとしてるわけじゃなくて、ただ目立つためにやってるなら、堂々とそう公言してほしい。
「俺は真剣にダンスをやってる」という顔をするのをやめてほしい。

にわか、ニセダンサーの特徴

2009-03-13 19:22:14 | Weblog
にわかダンサーがやりたがるもの
・パッと見、派手なもの、人目をひくもの。流行ってるフリーズ、複雑なウェーブ、アクロバット。
・ムーンウォークのように、一回見ただけではどうやってるかわからなくて、
小手先のテクニックがあればそれなりに見せることができるもの
・人数を多く使った技。たとえばウェーブをとなりの人に伝えていくものなど。
大人数でこういう技をやると、それなりに迫力が出て、観客にもウケがいい。
・下手なのを、速いスピード、大きな動きでごまかすこと

本格派のダンサーではない、ニセダンサーの特徴、またはありがちなこと

・本当に基礎が出来てて本質からマスターしてるわけじゃなくて形を真似するのが上手いだけだから、
チームを組むとチームのメンバーが全員似たような雰囲気になる
・練習法、技のやりかたなどを聞かれても「ひたすらやれ」ぐらいしか言えない
・基礎や本質を知らないくせに「自由」とか「楽しさ」を主張したがる
・目立ちたい、かっこつけたいというチャラチャラ精神でやってるくせに「自分はマジでやってる。真剣にやってる」と、
アピールしたがる
・一つのジャンルの形だけができてるから、他のジャンルをやらせると対応できない。踊り分けができない
・なんらかの知的障害で、身内以外の人とコミュニケーションすることができないんじゃないかと思うほど、
身内以外の人と関わろうとしない。そのくせ、自分が売れるための世渡り、たとえば先輩ダンサーの身内になる、人気あるダンサーを仲間に加えるなどをするのは上手い
・小手先で形を真似し、雰囲気でごまかし、体力の強さを見せつけ、客観的な立場の者をシャットアウトすることで「自分は本物のダンサーだ」
という顔をしていようとする
・これらのことを指摘されると逆上する

再建しよう

2009-03-04 12:11:30 | Weblog
チャンプ○が終了する。視聴者からは「最近はつまんない」という意見が多い。
クラブとか文化祭とか、そういう狭い世界で「かっこいい」と思われてるものをテレビで通用させようとしてもだめだ。
そういうものが一般人には通用しないということを、証明したんじゃないだろうか。狭い世界でいきがってたいなら、テレビに出ないほうがいいと思うんだが。
ストリートダンスに対する一般人の関心度なんて、そんなに高いものじゃない。
ダンスの世界で認められて「俺たちは流行の最先端を行く、かっこいい人種だ。一般人も認めてくれるはずだ」
と勘違いしてる人は目を覚ましてほしい。
今のダンス界が低俗だということに気づいてる人は、意外と多い。
そういう人が声を上げ、行動を起こし、今のブームを終息させ、そしてダンス界が再建されることを願う。