ダンス界に提言

近年、ダンス界は向上したと思われがちですが、実際はどうでしょうか。

本質的価値と付加価値

2010-07-09 02:36:13 | Weblog
高級な肉があるとする。それを調理しないで食べても、肉の真の味はわからない。調理するにしても、肉の本来の味を生かすためのやりかた、たとえば肉自体から出た肉汁を使ったり、調味料や香辛料の味が濃すぎないようにする、というふうにしなければならない。肉の本質的価値を生かすために、調理で付加価値を加えるのだ。ごまかしをするために付加価値を加えてはいけない。
女性のダンスチームだと、メンバーがファッションデザイナーとかモデルをやってたりして、ファッション的に強かったり、男性ダンサーなら体力が優れてたり、コントみたいなことをするダンサーがいたり。そういう付加価値を売りにするダンサーが人気あるんだけど、彼らはダンスの本質的価値なんてわかってないだろう。調味料を駆使して「それっぽい味」を出してる料理みたいなものだ。ファッションを売りにしたいなら、デザイナーとかモデルに専念したらどうだ。体力で勝負したいなら、ダンサーじゃなくてスポーツマンになったらどうだ。お笑いで勝負したいなら、芸人になったらどうだ。
彼らには、ダンスにしろ他の芸にしろ、一つの芸を極めようという真摯な姿勢はない。本物になれない人がダンス界にどんどん集まってくる。

2 コメント

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質問です! (レイ)
2010-07-16 15:40:29
たまたまこちらのブログに辿り着きました!大変興味深く読ませていただきました。

さて、質問なのですが・・・
記事の中で繰り返し、「ダンスの本質」「中身のあるダンス」が大事と述べられておりますが、「ダンスの本質」とは一体何?ということです。
何事も本質が大事である、と思いますし、ダンスだって本質が大事であるのはいうまでもないことと思いますが、「ダンスの本質ってなんだろう?」と考えだしたらなんだかわからなくなってきてしまいました・・・ よろしければご教授ください・・・
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RE (3qton2ws)
2010-07-16 17:17:49
やはり言葉でダンスの本質を説明するのは難しいです。ダンスを見て伝わってくるものを比べてみるといいんじゃないでしょうか。マネが上手いだけのダンスは、最初見た時は「すごい、華やか、かっこいい」と思っても、何回か見ると飽きる。心に残らない。本質からマスターして中身のあるダンスは、いつまでも心に残ってて、何回も見たくなる。
外側を飾ってかっこよく見せようとしてるか、内面からあふれるもので魅了しようとしてるかを見分けるといいと思います。ブームに流されずにダンスを愛し続けていればわかると思います。
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